病院って昔から、憂鬱なことが多いです。
なぜあんなに上から目線なのでしょう?
もちろん全部がそうだとは言いませんけど。
地方都市の中心街にある大病院の話です。
消化器内科、皮膚科など専門の科があるのですが、その科の受付待合室でのこと。
看護師が「○○さん」と呼び、「あ、立たなくていいですよ」と親切そうにその患者のそばに寄る。
そして「今日はどうしました?」と問診票に書いた症状を確認するのです。
患者がお年寄りだと、3m先に座っている人にまで聞こえるかのような大きな声で話しかけるんですよね。
お年寄りだからって全員、耳が遠いわけじゃないのに。
他人に聞かれたくないような症状を確認したいのでしょうけど、いちいち口に出して言うのです。
問診表に記入しているのに既往症まで声に出す看護師もいました。
待合室ですよ。
受付済みの患者が多くいる場所なのです。
図書館ほどではないが、無駄話ぺちゃくちゃしている患者はほぼいません。
隣で誰かが普通に喋っていると、耳が悪くない限りはっきり聞き取れます。
そんな場所で、問診票に書いた症状を再度訊いたり言わせたりするのって、どうなのですか?
聞かれて恥ずかしいことだってあるのです。
他の患者さん達、待っている間、暇なんですから耳をダンボにしてますよ。
ここは病気の人が集まるところなのだから、そんなこと気にする方がおかしいですか?
病気の人は、プライバシーに関わることを大勢の前で公表されてもいいってこと?
大都会では違うのかもしれませんが、私の住む小都会では小さい病院も大きな病院もほとんどがこの調子。
数十年色々な病院に行きましたが、過去に一つだけありました。
問診ルームのある病院が。
安心して色々話せた記憶があります。
私が知る限り、その病院だけでしたが。
この問診ルーム、それほど医師・看護師からは必要とされてないのでしょうね。
自分に置き換えて考えたら、どう思うかわかるはずなのに。
はたして小部屋を作るお金や場所が無駄という考えなのでしょうか?
患者はプライバシーゼロ、多少は我慢しろという考えからなのでしょうか?
患者の立場から見て、そのような小部屋を設置している病院がほとんど無いのが不思議です。
20年程前、診察室がカーテン1枚の仕切りで、待っている患者に丸聞こえという大病院もありました。
そういうところに限って、医師の声がデカい。
私も待っている間、診察受けている患者さんの病状、よ~くわかりましたもの。
(現在、この病院は改築して完全に一つの診察室になりましたが)
いずれにしても、患者は大人しく言われた通りにしていればいいんですかね?