「梅佳代が売れるって、いい時代になったねー」なんて飯沢耕太郎は言っている。いま日本の写真家で「いい時代になった」なんて思っている人は一人もいないね。
写真新世紀、人間の街、新しい写真家登場。多重応募は禁じられていた。１９９７年山本香は３つとも失格になるはずが、飯沢耕太郎と密約があったという。まずは美味しい人間の街以外辞退し、ガーディアンガーデンで個展やった。飯沢は山本に翌年の写真新世紀でかならず入れてやる、ちゅう、お約束をしたのだ。
前に石原悦郎さんに電話して企画して下さいって頼んだ。「あなた！ガーディアンガーデンで個展やったんだろ…俺じゃなく、飯沢耕太郎に頼れよ。」と言っていたけど、俺が、最もケーベツしている評論家は飯沢耕太郎なんや!!
ガーディアンガーデンで個展をしたのは、１９９７年だった。森美術館の南條は「つまらねー写真だ」と言っていたし、藤原新也は「すごい写真だ」と言っていた。