![]() | オメガ デビル プレステージ 7910.11.11 YG金無垢 アリゲーターレザー ブラック/ゴールド メンズOMEGA(オメガ)オメガこのアイテムの詳細を見る |
こんばんは。
宝石が好きだと言えば、やっぱり時計が好きだ。ほんとモノの収集癖には困っている。けれど、自分でも好きな時計以外、あまりしないな。前に、レイキを始めた頃、ほんと安物の時計がよく止まった。着けた途端に止まったりして、そのまま、実は自分の所有する、オメガのデビルが止まった。
流石にこの時は顔が青ざめた。実はその時計は、サンフランシスコで、主人とお揃いにして買ったものだった。あんまり、私たち夫婦はお揃いって事をしないが、その時は時計かな。主人は金タイプを選び、私は白の盤を選んだ。
ところで、このデビルは、その時は凄く流行っていたようでね。父が退職した時も、同じ型を周りからお祝いにもらっていた事があった。裏蓋は、買った都市毎にデザインが違うと聞いていたのだが、同じものしか見当たらなかった。ちなみに、私は、裏蓋にサンフランシスコのシティが描かれている。
で、仕事をしていた時、皮の状態じゃ嫌だったので、日本でチェーンに取り替えた。かなりお金がかかった。けれど、めったに外れない、外れても落ちない時計となった。薄型だったし、コンパクトなので、愛用していた。仕事先じゃ、それでも高級な時計の内に入ったらしい。かなり顰蹙を受けた。営業関連は、客先を気にして、高い時計を着けない。高い時計や、高いスーツ、高い靴を履けるのは、やっぱり、客先に向かうのではなく、客が来てくれる職に多いかな。男のかばんだって、結構有名どころがあるんだよ。Hartmannとか。すげぇ、ごっついけれど。
父亡き後は、兄がその時計を引き継いだ。
その後、自分が妊娠出産した時点で、ロレックスが譲られてきた。結構な年季が入っている品だけれど、大事に使えばいいと言われたので、大事に使っている。大事に使いすぎて、長男の歯型とか、次男の噛み後とか残っている。もはや、大事を通り越している。防水機能があるので、失礼ながら、海で泳ぐ時、殆どつけていた。オーバーホールに出してメンテナンスしている。
ちなみに、本気で桁違いの金持ちが入るプライベートビーチに、フロリダで入ったことがあるが、彼ら、泳ぐのに、キャラットのダイヤネックレスとか指輪とか、外さない。普段使いなんだね。トラベルジュエリーなんか要らない層ってのが、実はいるんだよ。だって飛行機でさえ、プライベートジェットでしょ。危ない人に会わないから、トラベルジュエリーの必要が無い。というか、ホテルの中もゴージャスだ。
私のダイヤのピアスに「ごっつう重っ(苦笑)」って、向こうのセキュリティの人が一度配管から拾ってくれたことがあったが、恐らくみんなの方が、ごっつう重っだ。ロレックスなんて、防水時計としか思ってない。そもそも、普段使いには、強固でいいんだけれどさ。そう思って使っているけれどさ。
まぁ、もっとも、日本じゃ周りからはドン引きな使い方だが、私のロレックスは手動巻きだ。一瞬の「気」位では止まらない時計だから、相変わらずこれは愛用している。仕事に行くときは、断然デビル。
ところで、私の次なる目標は、実はやっぱりフランクミュラーだったりする。カルティエのタンクにも、エルメスにも惹かれる思いは無い。次男の友人のお母さんは、殆どがカルティエなのだが、それにも、ダイヤベゼルなどがあって、随分仕様が違うんだと学んだ。下手なフランクミュラーなら、買う方が気恥ずかしいという場所も学んだ。
ちなみに、長男がアメリカにいた時、超セレブ集団の通うスクールに、「間違って入学許可を受けてしまった」事がある。元々、物凄く、カラードに敏感な彼らが、入れてくれるとは思いもよらず、それどころか、そういうセレブの集まりと言うのを始めて見た。入学式は特に無いのだが、最初の日、驚いた。
普段着が、ポール・スミスとか、エルメスとか、シャネルの集団だった。バーバリーなんて、カジュアルアイテム、マストのプロトコルだった。腕時計は、フランクミュラーなんてもんじゃない。クレージータイムを、ダイヤをフルベゼルで、しかも、皮が水色クロコダイルセレクトだ。どう見たって、「これはカジュアルでの崩し方の最上級だ」。財力が敵うとか敵わないとかじゃない。これは、数十桁以上の違いだ。実際、それから、何度か子供を預けてパーティがあったが、ほんと毎度ながら失態を犯さないか、冷や冷やした。
確か、主人が並んで入学許可の試験を受ける時に、順番を取ったのだが、その時、極端なカラードの人はいた。けれど、その後、入学していないところを見ると、やっぱり、中々入れてくれないんだと思った。ジャパニーズは、時々、周りの子の知育の為に入れてくれるらしい。学校には、数年前にいたと言うジャパニーズの子を理解しようという本や教材がたくさんあった。
まず、折り紙を差し入れしたが、折るって概念がなかったらしい。だから、折らないで、切ってあって、それをビニールに貼るって作業になったらしい。息子が、綺麗な千代紙(しかも最高の和紙)を、切り刻んで貼ったシートを持ち帰ってきた時、咄嗟に叫んだ。
「オー、ノー!」
次には、日本ならではのモノを差し入れしてくれと言う。パーティのチャリティオークションでは、有名すぎる程過ぎるゴルフのラウンド権とか、有名なホテルのスイートとか、フロリダのディズニー宿泊券(一週間分)とか、2週間のイタリアの旅とか、とりあえず、そういうものが、軒並み面を並べた。自分は、恐縮しいしい、日本で買った焼き物を幾つか出展した。面白いことがあった。何ということか、箱書きが読めないから、そのまま、凄いものだと思ったらしい。友人には、きちんと、後で、母が次男の出産に立ち会った時に、様々な日本のものを持ってきてくれたので、それを贈り物とした。実母のラインナップもゴージャスだったが、ゴージャス過ぎる位で丁度よかった。この時ほど、金満な実母が頼もしいと思えたときは無かった。
母は、金満な、尾形光琳が何故アメリカ人受けするのか、全然気に入らなかったと言う。ミュージアムで、実際の日本画家として見たコレクションは、随分歪んでいたと言う。けれど、モネで見た景色が、アメリカの至る所にあって、感動してアメリカから帰った。母の得意な地味目なモード和風ものは、あまり流行らなかったので、わざと頼み込んで、金満な、金沢漆器等を主に持ってきてもらった。
彼女のセレクトは見事に当たった。蒔絵モノは、どこに出しても恥かかかなかった。紅だと、京都で仕入れた貝に入れてある紅も、好評だった。油取り紙とか、お初に御目文字仕るだったかな。(とにかく曲がった歪んだジャパニーズを感じはしたが、訂正するだけ無駄だろ、サンフランシスコのの時からそう思う)。和紙を、食卓の配膳マットに使ったりするのにも、とかく、みんな、金箔が好きだった。紅茶に金を浮かべてよし。お茶も、どうも、抹茶でも、玉露でも玄米でも、分からないみたい。形が違えば、おおって位かな。日本酒も結構はけた。その時の家の母は、ファーストクラスでNYまで、孫の面倒を見に来た日本摩訶不思議の運び人だった。
だから、カジュアルのラインが、ロレックスとか、エルメスではラインが低い。けれど、私も桁違いの金持ちではない。だからやっぱり、フランクミュラーをどうしても普段使いに出来るような人間にもなれない。よっぽど、びっくりしたのかと思われると恐縮だが、桁違いの金持ちの余興という存在である自分が、随分チープに見えた。
だから、彼らの場合、持ち物一つ、ゴージャスさが、一見分からないようになっているけれど、(目立つロゴモノはあまり身につけない)、よく見ると、とても手の込んだ一品を作らせて持っているって事が多い。後、どういう訳か、誰も彼も、割とシャネルのバッグが定番だったし、普段着に、「バーバリーのキルティングコート」がマストアイテムだった。色は赤とか、黄緑とか、ブルーとか。だけれど、私はブラックにした。かぶった人がいた。(笑)。私が結構なバーバリー愛用者であるのは、周知の事実だが、彼らはそれが普段着なんだから、あっちからオーノーって言われそうだ。
そんな感じで、自分の中での憧れって言うのは、日本の華麗なる人より、世界の華麗なる人の方に思考が向く。だけれど、どう足掻いても、あの有名な資産家さんと同程度のお付き合いをしていける訳ではない。
そんなんで、チープはチープなりに、それでも、時計用の貯金を貯めている。桁はずれた金持ちと言うのは、あまりお目にかかる機会もないが、お目にかかった時には、「この島ひとつ家なのよ?」とか、部屋に刀が飾ってあったり、まぁ、何というか、色々金持ちにはあるもんだ。というか、日本は蒔絵ひとつで、天下が取れる。こういう文化伝統芸能の才能を大事にしてもらいたいと思う。あっ時計と言えば、SEIKOか。
朋
元気が出ます。がんばろーって思えるので。
玉の輿に乗るためにもマストな内容なので、
是非このエントリ続けて頂けたら、大変ありがたいです。どうぞよろしくお願い致します。
あかんって。世界のゴージャスな人は、殆ど、「金髪キャリアウーマン」に弱いんですよ。よく考えると、殆どのお母さんが、世界をまたにかけて、仕事していましたもん。まぁ、私、駐在なんで、「無職」当たり前なんですが、実はソーシャルセキュリティを持っているので、今では駐在妻でも働けるようにはなっています。
自分の職歴が殆ど外資だったので、その点、居にくくはありませんでしたが、もう、それは、華美な世界でしたよ。
時々ね。こういう、ゴージャスなラインを話しましょうね。
ありがとう。
いつも子育ての合間に楽しく勉強させて頂いてます。最近腕時計を買いました。昔から鉱物や宝石には興味がありましたが、時計には全く拘らない生活を送っていました。結婚してから旦那に時計のセンスがあまりにも悪すぎる!と言われたので、勉強して買って貰ったのがSEIKO。ダイヤ入りケースのシンプルかつエレガントなカジュアルライン。ぶっ壊れるまでこれ一本でいきたいと思います。
なんて素敵なハンドルネームなんでしょう。お初です。私も実は、SEIKOのダイヤベゼルライン持っています。シンプルなラインも親戚から頂いて、大事に使っています。
日本と言えば、誇れるものは、SEIKOよね。
ぶっ壊れるのは、きっと、私たちが老後を迎えて、あの世に行ってもきっと、あなたの時計も私の時計も、「動いている」と思いますよ。何せ、世界のSEIKOですからね。
ありがとう