こんにちは。
これは、アメリカに駐在を2回して、身に沁みたことなんですけれどね。
銀行でも、どこでも、意外と辛抱強く待つ経緯が、アメリカ人にあります。並んで、進み具合が、悪い時の見極めも、早いですし、具合が悪くなっても、都心部は、助けてくれる人がいないので、万全な時に、並びますね。
その代わり、文句言わず並んでますが、一旦、自分の順番が来たら、その後ろの人に配慮なんかしません。徹底的に、自分が困っていることが完全に解決着くまで、粘ります。
故に、また、列の進みは遅いです。
トイレも辛抱強く待ってます。でも、自分の順番が来たら、次の人に配慮せず、ゆったりと、トイレで、出し切ります。なので、入ってった時に、あったトイレットペーパーが、1人で、空になる事もありますし、自分の順番まで待てない場合は、
予測できない方が悪いとか、事前にという言葉がある位、備えあれば、憂いなしの国民性です。
これが、お年寄りがいたり、障害を持つ方がいると、順番は、「好意」で入れ替わりますが、「他者への好意」を捨ててでも、己のパンツに爆発寸前の方もいるわけですから、「好意」は、決してワイルドカードではなく、実はある程度までしか、期待できないものなんですね。
爆発したら、順番を待って、トイレで、拭いて、出てきて、パンツ買って、車で履くという感じでしょうか。爆発ブツを、公共で漏らしてあっても、掃除人がいてもいなくても、日本のように完全に綺麗にしようとする責任は取らないです。
故に、トイレットペーパーを被せて置いておく位ですね。
わたしは、マンハッタンで、ヤバい感じになりまして、マクドナルドに飛び込んで、コーヒー買って、テーブルに置いて、トイレに行ったことありました。あの時、マンハッタンは、腹の爆発が危険なので、レストランのトイレや、デリのトイレはありがたいし、行っておくべきなのだと知りました。
あと、銀行も郵便局も、子供連れへの配慮はありませんから、みっちり待つことになります。クレームが、並んだ人の思い通りの結果になったり、思わぬ解決に導かれるまで、彼らは、列をなし、待ち続けます。
体力のない人は、椅子持参の経緯もありますし、基本は自衛の精神です。
納得いかない解決のままで、後の人を気にして、日本人は譲り合うわけですが、今後、このような価値観の人が多く出てきます。譲り合って貰えないんですね。
んま、過日、ソラマチが出来た時に見た、田舎のおばちゃんの、ケツでどかして、先に行くという方法は、あまり使わないですね。そもそも、身体が触れ合うことが嫌な人たちですから、
日本人のような境界線の曖昧さでは、務まりきらないですね。
いや、全国出張してみていますが、ケツでどかす系統は、素晴らしい文化ですが、相手に大変失礼です。汚らしいケツをぶつけることが、美しい国ではないと思いますね。
個人主張をする為に、長蛇の列で彼らが辛抱強く待つのは、個人のメリットの為ですが、後日また、来てしまい、更に長蛇の列で、困らないようにする形で、解決こそ、長蛇の列の解消法として、譲り合ってるようにも、見えます。
譲り合いの価値観が、違います。
ところで、わたしも少々そういう所が身につきまして、徹底した下調べの元で、長蛇に並ぶことがあります。勿論ですが、あんまり立ってると、貧血も起こしやすいのですが、重い折りたたみ椅子を持っていくことさえあります。
その代わり、相手が、その仕組みを知らず、知るまでに時間はかかります。
でも、ただ、無闇に困りごとを吐くだけでは、解決しないですしね。
そう言えば、長蛇の列と言うと、医者で、長いこと、不定愁訴を告げる人がいます。
医者は、それを聞いて、全て受け止めているのではなく、医学用語に引っかかるキーワードを拾っているんだそうです。
では、医者が欲しがるキーワードを、受付のpcで、患者自身がチェックしたらどうか、待ち時間の短縮に繋がらないかと、提案してみたところ、
8割は、それで解決が早くなるんだそうです。2割は、残念ながら、誤診に繋がるので、医者は、今日も長い不定愁訴を聞きながら、キーワードを拾い出し、2割の誤診に繋がらぬよう、他の目に見える視点から、観察するそうです。
長蛇の列と言えば、日本では、大病院の待合所ですが、そこは、皆さんも、辛抱強く並んだ手前、後ろの方には配慮はありません。正しい姿勢です。何故かって、中途半端に聞いて、後ろの方を気にしてたら、投薬ミスや処方薬の飲み間違いで、大変な事故に繋がりますしね。
ところで、医者が欲しがるキーワードと、皆さんの不定愁訴の表現が、噛み合わないと、中々解決に繋がらないようです。欲しいですよね。医者の欲しがるキーワードチェック集。
占いよりは、8割当たるので、精度は高そうですし、余計な不安も起きなさそうですし、待ち時間も短そうですが、2割の誤診は、かなり多い量であり、そこは大変重要ですしね。
あと、自分の前で、売り切れたって経験もアメリカであります。ピザ屋で並んでて、7枚焼きあがったので、何ピース買おうかとワクテカで待ってたら、前の人が、「全部」って言って、終わりました。次のピザが焼きあがるまで、店員さんが気の毒そうに、座って待ってなよと。15分以上かかりました。ピッツァドゥーから、こね始めて。
子連れだったんで、長男とジュースを飲んで待ってて、結局、その店で持ち帰りのはずが、食べちゃいました。抱っこの次男も泣かずに良かったです。
他にも、在庫切れあります。あれから、より一層、焦りが強くなりました。
「絶対」がないと、知りました。
と言うわけで、様々な角度から見る、長蛇の列の並び方でした。
朋