※この記事は書きかけのまま投稿できずに同月30日に投稿になりました。
「ヤヴァイ」 そんな声が聞こえた気がした。(^w^;
モリブデン添加剤が見つからないまま交換を先延ばししてきた結果、ついにエンジンからカラカラ変な音を出し始めた。
んで、もちろんレベルゲージでオイルの状態をチェックする訳ですが、油量はOK、粘度も問題ない。
ただし、オイルは思いっきり茶色に。www
何故にあれほどエンジンが調子よく回ってたのか不思議なくらい。wwwww
さて今回はいつものオイルぱっくりは使わずにダイソーでアルミのトレー(500円)を買ってきたり、オイルを入れるときに厚紙を丸めて漏斗(じょうご)代わりに使ってたのを灯油ポンプと並んでたポリプロピレン製の大きな丸めの漏斗を用意したり、自作で磁石を取り付けたドレンボルト(ドレンプラグとも)を用意したり、結局販売停止していたスミコーのモリブデン添加剤Gブラック代わりにダイゾーのM-5パウダー(粒径マイクロメートル以下のモリブデン粉末)を直販で購入*(100g/2k円くらい)して用意していたエンジンオイルに混ぜて丁度いい配合率を探ってみたりして準備してました。
*販売停止などを危惧して公開しないとしたモリブデン調達先ですが、調べてみたら2年前くらいから既にネットで転売屋さんなどがスクラム組んで宣伝などしながら取り扱っていた形跡があったので公開することにしました。ただしモリブデン粉末だけ添加しても効果は低いものと思われ、実際には数種の添加剤が必要な模様。w その数種にはグラファイトや窒化ホウ素、敬遠していた有機モリブデンなども含まれるっぽい。そして添加剤自体の基油は鉱物油のみ(有機モリブデンは何だろうか?w)と思われる。
配合率は沈殿率が少ない(飽和するのか濃過ぎると沈殿率が極端に上昇する)0.5%(重量比)にしてます。
エンジンオイル比重 ≒ 0.87 (1Lのオイルは大体870g)
870g x 0.5%(0.005) = 4.35g
1リットル当たりM-5パウダーを(モリブデン粉末)4.35gを使いますが、モリブデンは比重が5弱なので、容量的には殆ど無視していい感じです。
んでここが重要なのかわからないけどw 今回のオイル交換のために用意したオイルがホームセンターで入手できる安物オイル、カストロールGTX DC-TURBO(黒缶) で配合率を調査するときに発見したこと。
ネットで軽く調べたところこのオイルは部分合成油らしく、何割かは科学的に生成されていオイルが混じっているらしい。
そのオイルに上の配合率でモリブデンを混ぜてみると、容器のガラス瓶側面から見て分離しているのが確認できました。
上から20~30%くらいで比較的透明度の高い層があり、その下にモリブデンが色濃く混じっている層、最下層の僅かな沈殿槽(おそらく湿気で塊になっているか粉砕時の誤差で粒子が大きいもの?)があります。
特に攪拌中にこの分離が凄まじく、境界線が確認し易いです。
上澄みのように透明度が高いって事はモリブデン粉末がほとんど馴染まない層と言えますが、合成油とモリブデンは馴染みが悪いそうなので、恐らくこの上澄み層が合成油として分離してしまったのではないかと考えます。
その反面、古くから使われてきた単純なと言うと語弊がありますが、基本的な鉱物油には馴染みが良く、合成油に混ぜて使うよりも鉱物油に混ぜた場合の方が圧倒的にモリブデンとしての能力を発揮する模様。
しかし近年ではその基本性能の高さから100%化学合成なんてオイルも存在する反面、今どき新車時の純正オイルで100%鉱物油なんて存在しない。www
んで実際のオイル交換です。(・v・
今回の新油は田沼のナフコで買ってきたカストロールGTX(赤缶)を用意して、使い過ぎたオイルのフラッシング代わりに使います。
とは言っても、前回交換したときもこの赤缶だったので現在までの期間かなり良い感じでエンジンが回っていたのを思うと特に悪い感じはしません。
むしろ1万キロ以上使ってる筈なのにエンジンの異音さえ気にしなければ非常に滑らかでよく回る状態です。w
さてオイルを抜きますよ~っと。w
出てきたオイルの色を見る限り、いままで見たこともないような超劣化した茶色オイルです。wwwww
ただし、指で擦って確認した限りではあまり劣化した感じがしない。
それでもあの音は許せない範囲なので交換になった訳ですけど、アルミトレーに溜まった廃油を前回交換した時に残しておいた空き缶に移している時に漏斗に流し込んだ廃油に含まれるモリブデンの粉末を若干確認できる程度の透明度でした。
普通ならもっとギラギラとした妙な感じなんだけど。w
オイルフィルターはフラッシング前提なので今回はスルーです。d(・・
それでは用意しておいたドレンボルトを使いましょうか。
社外品故か随分と形状が違う。
それにパッキンはずっとオイルパンに貼り付いたまま使ってた純正だった筈だけど、アルミの両面にナイロンみたいな柔らか素材を貼ってある構造です。
んで肝心の磁石が飛び出てるアレですけど、こうして比較して見るとほんの僅かに飛び出している程度なので大丈夫でしょう。
ちなみに、今まで使ってたドレンボルトの外側にネオジム磁石を自身の磁力で貼り付けておきましたが鉄粉を吸着するには至りませんでした。
ドレンボルトを取り付けて、汚れ過ぎたエンジン内部を少しでもキレイにするために余剰分(bBはオイルのみ交換時3.4L、フィルター含めると3.7L、今回はオイルのみの予定)の内、大体0.5Lを適当に入れてエンジン始動する。
一応はオイルランプがすぐに消えたから大丈夫だろう。www
ってか、こんなに少なくてもオイルランプが消えるとか、運転時にオイルランプが点灯した時は0.5L以下なんで非常に危険って事ですよ。(@@;
とは言っても、回したのは1分あったかどうか。
オイルギャラリ内を新油で満たせば良いやって程度で止めて抜きました。当然同じ色です。w
さてオイル注入です。
が、モリブデン粉末を事前に混合する事なく直接注入口に突っ込む暴挙。www
そこに漏斗を使って一気に新油を流し込む。
んで直ぐにエンジン始動。
果たして攪拌できるのだろうか? (^w^;
しばらくアイドリングで放置した後でオイルゲージを使いチェックします。
まあ、真っ茶だったので当然汚れが混じり、色は悪い。w
しかし少しばかり足りないので缶に残ってた全量を入れた。
=>チェックする。 =>不足分の2倍以上多過ぎw
仕方なくフィルターを外して中のオイルを流して再度取り付け、フィルターはフラッシング後に交換するので今回は再利用しますが、パッキンゴムがヘタって潰れてたのはSSTのカップを使って締め込み誤魔化します。
油量をチェックするとピッタリなのでそのままエンジンを回しながらリアブレーキの鳴き対処です。
とりあえず反対側のタイヤに転がり防止としてロープをつま先で押し込んで車載工具でジャッキアップ。
ドラムを取り外して見たけどブレーキシューの粉がソコソコあったのでブレーキクリーナーで流しながらウェスで拭き取ります。
同じくライニングも清掃、シリンダーブーツも捲って漏れがないか確認 =>OK。
で、今回のためにカインズでたまたま見つけた二硫化モリブデングリスを購入。
ブレーキパッドやシューの揺動部に使える物なのかウェスに吹いてみたところ、残念ながら普通の透明グリーススプレーに二硫化モリブデンの粉末が薄く混じってるだけなので、ブレーキのように高温になる箇所への塗布は向いていないどころか、この製品も以前紹介したアルミなどを侵食する潤滑剤と同じく使用箇所に注意が必要な危険な潤滑剤として報告しておきます。
ついでに、使用前に中に入っているボールを使って攪拌するんですが、それが途中で何かに突っ込んで止まるとか跳ねる動きがみられるので、よーく振った方がいいですよ。w
この辺りに使うグリスはやはりプロ用の商品が必要な模様。
■ Google検索 N-100ペーストスプレー
そう言えば整備士してた頃によく使ってたなコレ、青じゃなくオレンジだったけど今更思い出す。w
んで、以前も同じくブレーキドラムがキーキー鳴くので分解清掃チェックしたんだけど、今回も同じ場所で発生していた模様。
パット見ただけではわからない原因探しですけど、今回も前回と同じくドラムとハブのあわせ面にある汚れ(錆?)で浮いてた。
あんな太いボルト4本で締め付けるんだから、こんな汚れくらい押しつぶしてしまいそうだけど、実際にハブにドラムを手で押し付けてみたときに何故かガタ付きがあったので判明しました。
当然汚れを落として手で仮り組みしたらガタもなくピッタリと接してたのでこれで大丈夫でしょう。d(・v・
まあ、夕方近くから作業してたら終わり間近で雨が降ってきたので急いで撤収作業しました。
青空整備工場はこんな時に困りますよね。w
組み上がったbBの最終チェックで作業箇所を確認してからモリブデンの分散を兼ねて軽くドライブ。
山道で揺れて回転上げて、速度の高いバイパスを使ったりしながら様子を見ていましたが、新油のせいか何かエンジンの回転がもっさりしてる。
以前なら軽くアクセルにタッチしてるだけの感じでゆっくりと加速し続けて90付近まで行ってたのが今回は60キロ止まりでした。
雨が降ってるのでエンジン的には良好な筈なのにも拘わらず、です。
うーん、もしかして指定が 5W-20 のところを安いからと 10W-30 使ってるから、オイルの劣化が進んで粘度が下がらないと本来の性能を発揮できないのかもしれない。
出来たら純正指定の番手で安いのないかな?
しかしその番手の低さは鉱物油では信頼性のあるオイルにはならないのでは? と考えるとやはりこの低粘度オイルは化学合成比率高めなんだろうな~と考える。
当然モリブデン添加は残念な結果になる予感。w
■ 2022/09/30追加
その後、いろいろと調べてみた結果。
どうもカラカラ音はタイミングチェーンの伸びがオートテンショナーの限界を超えた結果らしい。一応強制送りの作業をやってみたけど、ラッチが機能した感じはなく状態は変わらないです。どうすんのこれ。
エンジン降ろさないまでもエンジンマウント外してカバー開けて、最低でもチェーンの交換が必要ですよねぇ。普通ならガイドとか場合によってはその他(VVT、OCVなど)も交換って? うわぁ。。。10万で足りるのかな?
一応オイルの交換きちんとやっておけばチェーンは20万キロくらい問題ないってありますけど、9万キロ前ですよ。(・・;
モリブデンを過信しすぎかな? 今回は一応オリジナル配合である物を入れたら例のカチカチが消えたのにね。w
ま、まあ少し様子見してみよか。(・v・;
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