ロシア詩の歴史―古代からプーシキンにいたる 川崎 隆司著
ロシアの詩が歴史と絡められ、ロシア語と日本語訳で載っています。
こういう本は文学好きにはたまりません。
ロシア史と詩の成り立ちが絡められて書かれています。
私の一番好きなプーシキンの『冬の道』ももちろん載っています。
主人公の私は愛しいニーナに会うために、ひたすら広大な雪に覆われた草原の道をトロイカで飛ばして…
月の光がそれを照らして…
翻訳というのは、当たり前ながら言葉の選び方によって詩の印象が変わってくるもので、
こちらの本を編著された川崎先生は、終盤の主人公のニーナへの胸の内を
悲しいよ、寂しいよ、ニーナ
という優しい訳をされているのですが、
私の胸にある訳は、
おお、ニーナ、胸が塞がる!!
明日は、愛しいお前の胸の中で、一日暖炉の前に座って過ごそう
実際の原書を覚えてるわけではないのですが、
私の中での冬の道は、強い孤独と温かい生、その二つの対比です。
芸術はお金にならないし、文科系は理系と違って直接仕事に結びつかないなんていう意見もありますが、
この2つは生きていくうえで非常に大切な心の潤いを与えてくれるものです。
ロシアの詩が歴史と絡められ、ロシア語と日本語訳で載っています。
こういう本は文学好きにはたまりません。
ロシア史と詩の成り立ちが絡められて書かれています。
私の一番好きなプーシキンの『冬の道』ももちろん載っています。
主人公の私は愛しいニーナに会うために、ひたすら広大な雪に覆われた草原の道をトロイカで飛ばして…
月の光がそれを照らして…
翻訳というのは、当たり前ながら言葉の選び方によって詩の印象が変わってくるもので、
こちらの本を編著された川崎先生は、終盤の主人公のニーナへの胸の内を
悲しいよ、寂しいよ、ニーナ
という優しい訳をされているのですが、
私の胸にある訳は、
おお、ニーナ、胸が塞がる!!
明日は、愛しいお前の胸の中で、一日暖炉の前に座って過ごそう
実際の原書を覚えてるわけではないのですが、
私の中での冬の道は、強い孤独と温かい生、その二つの対比です。
芸術はお金にならないし、文科系は理系と違って直接仕事に結びつかないなんていう意見もありますが、
この2つは生きていくうえで非常に大切な心の潤いを与えてくれるものです。