地面が雪で完全に埋まってしまったある日の午後、授業の合間に私は備品の買い足しのため重装備をして、まだ慣れぬ雪道に気を配りながら下を向いて歩いていました。
心の中はただ一つ、雪が降ってしまった、ということだけを思いながら。
すると「こんにちは」という声が聞こえたのです。
今来た雪道を振り返ると、小さいスラバが雪道のベンチに座ってポテトチップスを食べているのです。
マイナス10度の中、手袋もつけずに平然と素手でポテチを食べているスラバの姿を見て、思わず「スラバ、何してるの」と頬を抑えてしまいました。
スラバはさも私の言いたいことはわかるというように「お母さんを待ってるんだ。」と言いました。
後日談によると「ポテチを買っちゃったからあそこで食べたんだ」ということでした。
心の中はただ一つ、雪が降ってしまった、ということだけを思いながら。
すると「こんにちは」という声が聞こえたのです。
今来た雪道を振り返ると、小さいスラバが雪道のベンチに座ってポテトチップスを食べているのです。
マイナス10度の中、手袋もつけずに平然と素手でポテチを食べているスラバの姿を見て、思わず「スラバ、何してるの」と頬を抑えてしまいました。
スラバはさも私の言いたいことはわかるというように「お母さんを待ってるんだ。」と言いました。
後日談によると「ポテチを買っちゃったからあそこで食べたんだ」ということでした。