写真は、私の勤める学校です。ペルミで表象されるほどのいい学校らしく、生徒を見ていてもそれが頷けます。この学校の長として20年間君臨するルドミーラ校長先生はいつもエネルギッシュでパワー全開です。学校には実に様々なクラスが設けてあり、日本語もその一つですが、その他の言語に中国語、ドイツ語、もちろん英語があります。すべて選択科目で、希望者はすべての必須科目の授業が終わったあとに、課外授業のような形で学ぶことができます。私の授業にはこのギムナジアの学校の生徒の他に他校からも習いにやってきます。社会人もいます。彼らからは授業料を徴収しているみたいです。いちど月謝はいくらなのだろうと思いエレーナ先生に聞いてみましたが教えてもらえませんでした。
ダンスも空手も書道もトレッキングなんかも学べます。中国のカンフーのクラスもあり、金髪の女の子がピンクのチャイナ風のユニフォームでジャッキーチェンよろしく、腕をクッと伸ばし手のひらを上にかざす姿は圧巻でした。その他、スキー、モーグルと実に様々なクラスが用意され、それを生徒が選べるというシステムは実にいい教育システムだなと思います。ときどき自分の生徒たちのことを、こんな小さいときから日本語に触れられるチャンスがある彼らはラッキーだなと羨ましく思います。私が彼らぐらいの年齢のときは英語以外を学ぼうなどという選択肢は思い浮かべませんでしたから。
けれどやはりそこは生徒の性格も様々で、毎回ちゃんと出席する子、時々顔を出し愛嬌を振りまいて帰る子、集中力がすぐに切れる子、真面目に出席しても上達の遅い子、たまに出席しすぐに覚えられちゃう子がいます。今回初めて人に言語を教える立場になってわかったのですが、やはり語学は臆せずなんでも声にだし積極的に話そうとする子が上達が早いと思います。引っ込み思案の子より社交的な子のほうがしゃべれるのですね。そして教師の立場から言っても、しゃべってくれる子のほうが、しゃべらない子より、しゃべらせる手間が省け、遥かに助かるのです(^^;)。みなさん、語学の教室では積極的に言葉を舌の上にのせ発声しましょうね。そしたら上達も早いし、教師も助かるし、教室も明るくなって、一石二、三鳥ですから(^_^)v