さる10月31日、NASAの土星探査機カッシーニが、土星の衛星エンセラダスに高度200kmまで接近しました。
その際に撮影された画像が続々と届いています。
今夜は、そのうち解像度の高いものを使ってモザイク画像を作ってみようと思います。
このページではその様子をお伝えしていく予定です!
モザイク画像を作るにあたって、まず各画像がエンセラダスのどの部分を撮影したものなのかを知る必要があります。
上の画像は、今回撮影された画像の中で最も解像度の高いものです。
これはどこの画像でしょうか?
ちなみに下は広角カメラで撮影された解像度の低い画像ですが、このどこかを拡大したのが上の画像です。
さて、どこだか分かりますか?
なお、画像処理企画は22時スタートです!
22:00
さて、まずは各画像の場所を特定して、できあがりの大まかなレイアウトを決めて
どのような順番で合成していくのか、計画を立てていきます。
実はこの段階が最も重要で、かつ最も面白いんです。
パズルみたいだし。
計画が立ったら、いつも通りひたすら画像処理を進めるのみです。
ところで一番上の画像がどこの拡大か、わかりましたか?
恐らく2番目の低解像度画像からその位置を特定できる方はそういないはずです。
そこでヒント!
下の中解像度画像を参考にしてみて下さい。
23:55
いよいよ解答ですが、3番目の中解像度画像の右上4分の1を拡大してみます。
お分かりでしょうか?
一番上の高解像度画像は赤い枠で囲った部分であることが分かります。
そして中解像度画像は、2番目の低解像度画像の中の赤い枠で囲った部分であることが分かります。
すると、一番上の高解像度画像に写っている領域は、ほんの小さな領域(下の画像の赤い■)であることが分かります。
意外と狭い範囲を撮影しているんです。
と、そんなわけで、同じように高度1万km以下から撮影された11枚の画像の位置を特定していきました。
それが下の図です。
ここまで来るのに相当時間を費やしてしまいましたが、既にNASAから一部モザイク画像なども配信されていることから、今回は少し工夫を凝らしたモザイク画像を作るつもりなので、密かにその準備も進めています。
これからいよいよ合成の作業に入りますが、過去の接近時に撮影された画像も参考にしていきます。
(どうやら少なくとも明日いっぱいはかかりそうです…)
0:10
大失敗!!!
PCがフリーズして、途中まで合成した画像が消えてしまいました…orz
まめに保存しないとだめっすね。
若干戦意喪失気味、眠いし。
1:35
上の例のように、中解像度画像が、低解像度画像と高解像度画像の橋渡しの役割を果たします。
今回は、低解像度画像の上に、高解像度画像を配置していき、合成する予定ですが、そのままでは誤差が大きくなってしまいます。
そのため、まず中解像度画像のモザイク画像を作るという段階を踏んで、順次解像度の高い画像を合成していくという多段階方式で進めていきます。
下は、低解像度画像の上に中解像度画像のモザイク画像を重ねたものです。
公開用ではないので、明るさの調節などは一切行っていませんが、この段階でのズレは最終的なモザイク画像の歪みの原因になるので、1ピクセルのズレも許されません。
中解像度モザイク画像として配信してもいいのですが、今回の目標はあくまで高解像度モザイク画像なので、次に進もうと思います。
しかしもう遅い時間なので、今日のところは寝ますが、明日も作業を続ける予定です。
その際に撮影された画像が続々と届いています。
今夜は、そのうち解像度の高いものを使ってモザイク画像を作ってみようと思います。
このページではその様子をお伝えしていく予定です!
モザイク画像を作るにあたって、まず各画像がエンセラダスのどの部分を撮影したものなのかを知る必要があります。
上の画像は、今回撮影された画像の中で最も解像度の高いものです。
これはどこの画像でしょうか?
ちなみに下は広角カメラで撮影された解像度の低い画像ですが、このどこかを拡大したのが上の画像です。
さて、どこだか分かりますか?
なお、画像処理企画は22時スタートです!
22:00
さて、まずは各画像の場所を特定して、できあがりの大まかなレイアウトを決めて
どのような順番で合成していくのか、計画を立てていきます。
実はこの段階が最も重要で、かつ最も面白いんです。
パズルみたいだし。
計画が立ったら、いつも通りひたすら画像処理を進めるのみです。
ところで一番上の画像がどこの拡大か、わかりましたか?
恐らく2番目の低解像度画像からその位置を特定できる方はそういないはずです。
そこでヒント!
下の中解像度画像を参考にしてみて下さい。
23:55
いよいよ解答ですが、3番目の中解像度画像の右上4分の1を拡大してみます。
お分かりでしょうか?
一番上の高解像度画像は赤い枠で囲った部分であることが分かります。
そして中解像度画像は、2番目の低解像度画像の中の赤い枠で囲った部分であることが分かります。
すると、一番上の高解像度画像に写っている領域は、ほんの小さな領域(下の画像の赤い■)であることが分かります。
意外と狭い範囲を撮影しているんです。
と、そんなわけで、同じように高度1万km以下から撮影された11枚の画像の位置を特定していきました。
それが下の図です。
ここまで来るのに相当時間を費やしてしまいましたが、既にNASAから一部モザイク画像なども配信されていることから、今回は少し工夫を凝らしたモザイク画像を作るつもりなので、密かにその準備も進めています。
これからいよいよ合成の作業に入りますが、過去の接近時に撮影された画像も参考にしていきます。
(どうやら少なくとも明日いっぱいはかかりそうです…)
0:10
大失敗!!!
PCがフリーズして、途中まで合成した画像が消えてしまいました…orz
まめに保存しないとだめっすね。
若干戦意喪失気味、眠いし。
1:35
上の例のように、中解像度画像が、低解像度画像と高解像度画像の橋渡しの役割を果たします。
今回は、低解像度画像の上に、高解像度画像を配置していき、合成する予定ですが、そのままでは誤差が大きくなってしまいます。
そのため、まず中解像度画像のモザイク画像を作るという段階を踏んで、順次解像度の高い画像を合成していくという多段階方式で進めていきます。
下は、低解像度画像の上に中解像度画像のモザイク画像を重ねたものです。
公開用ではないので、明るさの調節などは一切行っていませんが、この段階でのズレは最終的なモザイク画像の歪みの原因になるので、1ピクセルのズレも許されません。
中解像度モザイク画像として配信してもいいのですが、今回の目標はあくまで高解像度モザイク画像なので、次に進もうと思います。
しかしもう遅い時間なので、今日のところは寝ますが、明日も作業を続ける予定です。
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