テレストTelesto

テレストは大きさ30 x 25 x 15kmの小さな氷の衛星です。
1980年にB. Smithらが発見しました。
テレストは比較的大型の衛星テティスと同じ軌道上の、テティスの前方60度のところを公転しています。
惑星の周りを回る衛星の60度前方と60度後方はそれぞれL4点、L5点と呼ばれ（5つのラグランジュ点の中の2つです）、ここにある物体は安定して軌道を維持することができるという性質があります。
L4点やL5点にある衛星のことをトロヤ衛星と呼ぶことがあります。
一方、L5点には小衛星カリプソがあります。
ボイジャーによる観測では遠すぎて表面の様子をうかがい知ることはできませんでしたが、探査機カッシーニが2度テレストを接近撮影し、その表面の様子が明らかになってきました。
いびつな形をしているテレストですが、クレーターはみな浅く、他の小型衛星と比べると比較的平らであることが分かりました。
小さなクレーターが極端に少ないことも特徴です。

以下はやぎが独自に作成したテレストの画像です。

オリジナル画像No.143
オリジナル画像No.114
オリジナル画像No.113
オリジナル画像No.37
オリジナル画像No.25
オリジナル画像集#10