新・南大東島・沖縄の旅情・離島での生活・絶海の孤島では 2023年

2023年、11年振りに南大東島を再訪しました。その間、島の社会・生活がどのように変わっていったかを観察しました。

代替わりした食堂「大東そば」その1

2023-06-16 19:19:46 | 旅行

 南大東島の名物は「大東そば」である。そばと言っても小麦粉を原材料とするうどんであり、南大東島の深海水と灰汁で練り上げてあり、腰が強いのが特徴である、と宣伝していますが。四段目の写真がその大東そばで、塩味の出汁に三枚肉が乗っている。アッサリした食感で、ラーメンのように後を引くような味はなく、毎日食べても飽きないでしょう。だたし、似たようなそばは宮古島、石垣島などにもあり、特に南大東島のそばが美味しいということは無いようです。各島のそばの味は似通っていました。
 大東そばの店舗はホテルよしざとの反対側にあり、南大東島を訪れる観光客は必ずお世話になります。なぜなら、昼食を食べる食堂が他にないからです。ホテルの真ん前なので、観光客は必然的にここを利用せざるを得ないのです。しかし、味が悪いわけでもなく、お値段も手頃なため悪い印象はありません。
 11年前には「冨士食堂」の看板が出ていたのです、今回はそれがありません。その代わり二段目の写真にあるように、「大東そば いちごいちえ」の看板に代わっていました。三段目の写真は11年前の看板で、前に立っているのは先代の女将さんです。
 この看板の変化の理由は、店主の代替わりがあったからです。先代は高齢となったので引退し、親戚の姪に店舗を譲り渡したのです。姪は在所集落の東側で「いちごいちえ」という居酒屋を運営していたのですが、譲渡を機会に旧「いちごいちえ」を閉店し、こちらでそば屋と居酒屋を経営することなりました。地元で大東そばを提供しているのは、ここと光食堂しかありません。
 なお、以前はこの店内でそば(うどんが正しいのだが)を製造していたのですが、現在は那覇にある製麺所から麺を空輸しているようです。那覇にも大東そばを提供する店舗が数店あるようです。

 



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