尖閣諸島での中国漁船の衝突事故と見られるビデオがユーチューブに流出し、
大騒ぎになっている。
考えてみれば、事故のあった9月の時点で、「こんなことがありました。」ニュースとして
報道さえしてたら、こんなにも大騒ぎをしなくてもよかったと私は思う。
以降、民主党は代表選挙に明け暮れ、この重要な問題を軽視していた。
事は大きくなっていく。ないがしろにしておくから火がつき後手にまわった対応に追われ、日中関係は冷え込んだ。
今回の事故の、ビデオ公開にしても、一部の国会議員だけしか視聴できないように制限。
9月以来、国民は公開して欲しいと、いや公開すべきだと、あちらこちらでそういう声が上がって
いたのに耳を貸さず、一般人には非公開を頑なに固辞しようとした挙句の今回の騒動だ。
あの映像を見る限り相手がぶつかってきているのは間違いないし、それを見て首脳陣は国民として
国を守らなければ!!!
そういう意識は無いのだろうか?
我慢をしなくちゃならないのだろうか?
もっとメッセージや外交手段が必要なのじゃないのか?
これまで見てると自らが可愛いのか保身に走り、先送りばかり。
仕事って難しいことから片付けるものだ。
私はそう教えられた。
問題は前からドーンと体当たりしないと、逃げるほどに追いかけてくるものだ。
問題は大きく膨らみ、そして後でその始末にたいへんな労力と時間とそれに対応する能力を要する
ようになるのは歴然としたことでもある。
選挙の時には「国民目線」と声を高らかにして言うけど全然そんなことないじゃないか。
事故も、今回の流出も起こったことは事実。
流出は既に捜査に入るかもしれないという情報だが、誰が流したかより、国民の目に触れた以上
眼下の国内の対応に血眼になるより、政府として、中国に対し、あるいは世界に向け、明確なビジョン
を発信していくのが政府として役割じゃないのか…と私は思う。
国会議員は何のためにいるの?
国民の声をキチンと聞き、上部にあげていくのも国会議員の役割である。
国民の声を聞け・・・それが言いたい。