時には、旅の日常

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2016年末 東京&北陸旅-05~小海から氷見への道中

2017-03-04 08:16:30 | 中部/日本
 小海町高原美術館を発ち、富山県の氷見への旅路に就きます。

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 まずは、小海町営バスで小海駅へ。
 小海からは、JR小海線で佐久平へ戻り、佐久平から北陸新幹線で、一路北陸路へ。
 新高岡からは、加越能バスの路線バスで、氷見を目指しました。

 前日の東京の景色と同様に、暮れゆくトワイライトの車窓に魅了された、氷見行の道中でした。

  一度目、二度目の小海行きについての記事は、こちらからどうぞ。


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 小海町高原美術館と八峰の湯から、次の目的地へと、出立の刻を迎えました。
 13:57発の小海町営バスに乗車し、小海駅へと出発です。
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 朝に小海駅から乗車した往路のバスは、かなりくたびれていましたが、今度のバスは、朝のバスとは別の新しい車両で、フロントの行先表示も、LEDとなっていました。



 バスは、往路とは逆に、高原の坂道を、駆け下りていきます。
 乗車した、美術館・八峰の湯のバス停から5分程で、松原湖(猪名湖)の畔を通過。
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 先月に足繁く訪れて、すっかりお馴染みとなった松原湖とも、お別れです。
 薄日に煌めく湖面と、先月歩き通した対岸の岸辺を、バスが通り過ぎて見えなくなるまで、ジッと見つめていました。



 バスは、時刻表どおり14:16に、小海駅へ到着。
 19分の所要時間でした。

 日中も冷え込む、信州の高原の町。
 小海駅構内の待合スペースには、ストーブが煌々と炎を灯して、列車を待つ人々に、暖を提供していました。



 列車の出発時刻が近付き、ホームへと移動。
 松原湖と八ヶ岳の風景写真が使われている、小海駅の駅名標です。

 冷たい風を耐えながら、列車を待ちます。



 14:24発の、小諸行の列車が、やって来ました。
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 小海は、小海線の主要駅だけに、列車を待っていたのは、美術館からのバス利用者に加えて、地元の方々の姿も目立ちました。



 小海から所要47分で、列車は、15:11に佐久平へ到着しました。
 ホームを走り去る列車を、見送ります。
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 2両編成の列車は、途中の中込で一気に乗客が増えて、ほぼ満員の状態となり、北陸新幹線の乗換駅である佐久平でも、多数の乗降客を捌いた後、小諸へ向けて、慌ただしく出発していきました。


 

 佐久平の、北陸新幹線のホームへ。

 乗車するのは、16:31発の「あさま613号」長野行。
 この時間帯は、金沢へ直通する「はくたか」は、佐久平を通過してしまうので、一旦長野行の「あさま」に乗車します。
 「あさま613号」は、小海線からは19分の接続と、余裕のある、程良い乗り換え時間です^^

 小海線からの乗り換え客は、ほとんどが反対方向の、高崎・大宮・東京方面へのホームへと向かい、こちら側の、長野・富山・金沢方面へのホームに立つ人の姿は、疎らでした。



 定刻に佐久平へ到着した、「あさま613号」。
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 「あさま613号」の終着駅である長野は、ここ佐久平から2駅目。
 乗車時間は僅か22分の、ミニ行程です。



 長野での乗り換え時間は、僅かに5分。
 しかも、「あさま613号」が長野へ到着した16:53の3分後には、接続する金沢行の「はくたか567号」が、到着してしまいます。

 これ程ギチギチの接続なのに、階段を上り下りして、ホームを移動しなければなりません;
 せめて、上下移動が不要となる、対面のホーム同士での乗り換えとして欲しいところです。



 3分前に長野へ着いた「あさま613号」を追いかけるように、「はくたか567号」が、ホームへと入ってきました。
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 長野では、2分間の停車時間のうちに、かなりの数の乗客が入れ替わり、乗車した指定席の車内は、ほぼ満席。
 自分の席に着き、ホッと落ち着いた頃には、出発時刻の15:58を過ぎたらしく、「はくたか567号」は、静かに動き始めていました。



 曇天の下での黄昏時を迎えた、糸魚川の街。
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 この日の2日前の、平成28年(2016年)12月22日午前からおよそ30時間にわたり、糸魚川中心部の市街地は、大火に見舞われました。
 この時、鎮火から1日しか経っていません。

 「はくたか567号」が糸魚川を出発すると、多くの乗客が、海側の窓を流れゆく眺めを、見つめていました。



 北陸路を西へと疾走する、「はくたか567号」。
 いつしか、新潟県から富山県へと、入っています。

 黒部宇奈月温泉を出て、富山へと向かう車窓には、立山連峰が、夜の帳の下りる直前の風景の中で、雄大な姿を披露していました。
 麓の街には、灯が点り始めています。



 富山を出発した「はくたか567号」は、更に西進して、庄川を渡ります。
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 庄川を渡り終えると、間もなく、新高岡へ到着です。

 最後の残照の明るみから、蒼の深まっていくグラデーションが、トワイライトの空を染める、とても美しい眺めでした。
 大地とのコントラストで、鮮やかに浮かび上がる庄川の流れに加えて、彼方に望む、山並みを背景とした砺波市方面の街灯り…黄昏時の情感が、印象深い風景です。

 この別ウィンドウでのリンク画像を2つ開き、立体視をすると(画像の大きさは適宜調整してください)、残照に映える川面や川の流れ、遠方の街灯り等の風景が、より美しく見え(るように感じ)ると思います(^^;)


 

 長野から1時間13分で、「はくたか567号」は、17:10に新高岡へ到着しました。
 北陸新幹線に乗車した佐久平からは、1時間39分の所要時間でした。

 富山県西部の主要都市、高岡市の玄関口となった新高岡では、多くの乗客が下車していきました。
 私も、ここ新高岡で、「はくたか567号」とは、お別れです。



 すっかり夜の佇まいとなった、新高岡駅前。
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 この日は、クリスマスイブ。
 新高岡駅前でも、控え目ながら、ツリー形のイルミネーションが、景観に彩りを添えています。
 雨が降り始める、生憎の空模様となりましたが、そぼ降る雨にぬれた路面に映える、イルミネーションの色彩が、綺麗でした。



 新高岡駅からは、加越能バスの氷見市民病院行の路線バスで、氷見へ向かいます。
 やって来たバスは、高岡市の観光大使であるキャラクターの、「あみたん娘」がデザインされた、ラッピングバス。
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 「あみたん娘」は、左がセシルで、右がカノンというそうです。

 新高岡から氷見までは、当初はJRを利用しようと考え、城端線で高岡へ出て、高岡から氷見線に乗車するつもりで、小海からの乗車券も、氷見までの区間で購入していました。
 しかし、新高岡で40分程の乗り換え待ちが生じること、乗り換え自体手間なこと、氷見駅から宿泊するホテルまで徒歩10分程掛かること等から、新高岡駅から氷見のホテルの最寄りのバス停(ホテルまで徒歩1分!)へも乗り換えなしで直行する、加越能バスの路線バスを利用することに。

 新高岡17:10着の、「はくたか567号」からの接続時間が、僅か6分(バスは17:16発)というのが、唯一の懸念材料でしたが、ホームから階段を下りると地上階の改札となり、改札からすぐに駅前のバスのりばへと出ることができて、首尾良くこのバスを捕まえることができました♪



 バスは、新高岡駅から高岡駅を経由した後、伏木を経て富山湾沿いを走り、雨晴を通って、氷見を目指します。

 新高岡を出発して50分が経過し、時刻も18時を回りました。
 既に高岡の市街地を抜けて、氷見市へと入る直前の、雨晴海岸の附近を走行中です。

 バスからの車窓風景は、既にこのように、闇一色!
 日中であれば、バスが走っている国道415号線と並行している、氷見線のレール越しに、富山湾の海原の絶景を拝むことができますが、日が暮れてしまうとご覧のとおり、点々と灯る照明位しか、目に映るものはありません。



 高岡駅を発ち、バスの座席を半分程埋めた乗客は、路線上の停留所で、1人また1人と下車していき、いつしか乗客は、私1人に;
 途中のバス停から乗車してくる人もおらず、結局、新高岡駅から私が下車するバス停までの行程の、最後の3分の1近くにおいて、車内は私の貸切状態でした。

 外観は、目を引く「あみたん娘」のラッピングが施されたバスでしたが、車内はいたって普通の内装ですねw

 とっぷりと日が暮れた中を、氷見へ向けて、ノンビリと走行していきます。



 ほぼ定刻の18:17頃に、バスは氷見本町へ到着。
 小海町高原美術館を13:57に出発し、約300kmもの道程を4時間20分掛けて移動してきた旅の、ゴールです!
 このバス停にて降車し、終点の氷見市民病院方面へと走り去るバスを、見送ります。
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 新高岡駅から氷見本町まで、ほぼ1時間の所要時間で、運賃は400円の、路線バスの旅でした。
 城端線~氷見線を利用すると、氷見駅には18:33の到着で、更にここまでは徒歩10分なので、JR利用の場合と比べて、25分~30分程早く且つ乗り換えなしで楽に、到着したことになります^^

 バスを降りたアーケード街は、氷見の街中である筈なのですが、18時過ぎにして、ほとんど深夜であるかのような、静寂感に包まれていました…。
 人の姿もほとんど見当たらない中、バス停からも目に入った看板を目指して、道路を渡ってすぐの所に建つホテルへと、赴きます。

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