知見口から、JR山陰本線の日吉駅まで、再び南丹市営バスのお世話になります。
<<桂川源流探訪 佐々里峠越え-08>
始発停留所である知見口で乗車したのは、私1人。
気の毒な程空いた車内で、そのまま日吉駅まで行くのか…と思いきや、途中の停留所でバスを待つ大集団に仰天!
京都市バスの、観光スポットを幾つも沿線に持つ路線にも匹敵する位のすし詰め状態で小1時間走行した、日吉駅までの行程でした;
沿道の田園風景を、楽しみます。
<南丹市営バス>
<南丹市(公共交通)>(南丹市営バス等、南丹市内のバス路線図へのリンクがあります)
※ 南丹市営バスは、曜日により運行本数の変動が大きく、日曜日・祝日は運休となる路線も多いので、利用の際には、事前に時刻等を確認しておくことを、お勧めします。
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
南丹市営バスの知見口(ちみぐち)停留所まで、戻って来ました。
佐々里から知見口まで乗車したバス(バンでしたが)に引き続き、この停留所が始発の南丹市営バスに、これから乗車します。
知見口停留所は、お昼をいただいた「美山町自然文化村 河鹿荘(かじかそう)」とは、由良川を挟んで、ちょうど対岸にあたる位置関係。
乗車するバス路線は、日曜日と祝日には、知見口~美山町自然文化村間が延長されて運行されますが、この日は土曜日であったため、ここ知見口が始発です。
自然文化村からは、腹ごなしに程良い距離であった、由良川沿いの散策でした♪
知見口停留所には、ウッディな待合スペースが設けられています。
バスを待つ間、午後の日射しを避けながら、腰掛けて一服することができて、助かりました^^
壁には、時計やバスの時刻表も掲げられていて、綺麗に保たれてもいた、気持ちの良い停留所の知見口でした。
やがて、佐々里の方向少し行った所にある車庫から、乗車するバスが走ってきました(佐々里から知見口まで乗車したバスから、この車庫前を通過していくのが見えていました)。
停留所の前を走っている京都府道38号線は、通行する車も少なく、本当にバスが来るのか少々不安にも思える程でした(^^;)
走ってくるバスの姿を認めて、大いに安心しましたw
南丹市営バスだけに、ボディには、南丹市の市章があしらわれています。
知見口発日吉駅行の、南丹市営バス 美山園部線の14時56分発のバス。
JR山陰本線の日吉駅との間を、1時間弱程の所要時間で結んでいます。
新しく導入した車両なのか、ピカピカのボディ!
普段利用している京都の市バスが、中扉から乗車して前扉から降車するスタイルなので、無意識に中扉の前に立ってしまい、運転士さんから「前から乗って」と促されてしまいました;
習慣というのは、知らない間に、体に染みついているものですねぇ…。
今風の路線バスといった車内もピッカピカで、綺麗です(^o^)
広告が皆無という車内が、印象的でしたw
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
南丹市の美山地域における幹線という感じの美山園部線だけに、車両も、芦生・佐々里線のようなバンではなく、名実ともにwバスが充てられていましたが、知見口出発時の乗客は私1人のみ。
これ程の大きさの新型車両を導入する意味があるのか、と訝りましたが、10分程経過した後に、その解答を目の当たりにしました。
知見口から7~8分位走ると、車窓には、茅葺きの家屋が立ち並ぶ風景が。
平成5年(1993年)に「重要伝統的建造物群保存地区」として選定された、「かやぶきの里 北村」こと南丹市美山町北の集落です。
ここでは、多くの入母屋造の家屋が、茅葺きのまま保存されています。
地区ぐるみで茅葺きの景観保存のための組織を結成し、建物の維持管理や観光事業等を営む会社までも住民出資で設立して、「かやぶきの里 北村」を運営しています。
この「かやぶきの里」最寄りの北停留所で、のどかな山村である車窓風景からは、思いもよらない事態が待っていました。
北停留所では、停留所一帯の歩道のスペースを埋め尽くした人々の集団が、バスを待っていました!
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
バスが停車し、乗降扉が開くや、この集団が車内へと乗り込んで、それまで数人の乗客しかいなかった車内は、瞬く間に立錐の余地もない位の、すし詰め大混雑へと変貌;;
この集団の大多数が、欧米系の外国人観光客であったという事実も、驚きでした!
皆さん実に良くリサーチして、日本を訪れているのですね…こうした茅葺きの家が建ち並ぶ様子が日本らしい景観として人気なのは、岐阜県の白川郷等の盛況ぶりからも知っていたつもりでしたが、自分が住んでいる場所の近くにも、このようなスポットがあるとは、恥ずかしながらつゆ知らず、地方への外国人観光客の浸透ぶりを、肌で実感。
ともあれ、彼等が当然「かやぶきの里」から都市部(=京都市街)へと戻るのは、ほぼ確実。
この北停留所から終点の日吉駅までのおよそ50分間、すし詰め状態のままの走行となりそうです;
因みに、北停留所では、待っていた人全員は乗車できず、乗りきれなかった人を積み残して出発しました;;
車内はまさかの超満員となってしまいましたが、車窓を流れる景色は、のどかな山あいの田園風景そのもの。
青空と緑の大地が目に優しい、山里の眺めが流れゆくのを、じっと見つめていました。
この辺りの田んぼでは、既に刈り入れを終えている様子。
目に入る風景の全てまでも、静かに微睡んでいるかのような、穏やかな午後の、明るい景色です。
地図を見ていると、山間に開けた小さな盆地なのですが、こうして実際に身を置いて眺めてみると、意外と広々とした開放感を感じることができます。
青い空には、夏と秋の雲が同居しているように浮かんでいます。
9月初旬の、季節の移り変わりを実感した眺めでした。
かつてこの地を走っていたのか、レトロなバスが道端に留め置かれていました。
一瞬で傍らを通過してしまったので、詳細は不明ですが、保存されているのでしょうか。
刈り入れ間近、といった感じの稲穂が揺れる風景もまた、至る所に眺めることができました。
品種が違うのか、生育に差があるのか、緑の色調が微妙に異なる田んぼですね。
小1時間もの混雑状態をものともしないフィジカルを誇るw、外国人観光客の皆さんは賑やかな談笑に興じていました。
バスは、日吉駅へ向けて、黙々とひた走ります。
北停留所での、多数の乗客の乗車に時間を要した関係で、15時47分の定刻より数分遅れた15時50分頃に、バスは終点の日吉駅へ到着。
駅前のバスのりばには、多くの学生等が、日吉駅で折り返しとなるバスを待っていました。
バス車内に詰め込まれていた乗客が続々と下車して、駅の切符売り場へと移動します。
JR山陰本線の駅である、日吉駅。
小さな駅のささやかなコンコースは、あっという間に切符を買い求める人でいっぱいに;
私も切符を購入し、京都へ戻るべく、電車の待つホームへと赴きました。
<桂川源流探訪 佐々里峠越え-10>>
<<桂川源流探訪 佐々里峠越え-08>
始発停留所である知見口で乗車したのは、私1人。
気の毒な程空いた車内で、そのまま日吉駅まで行くのか…と思いきや、途中の停留所でバスを待つ大集団に仰天!
京都市バスの、観光スポットを幾つも沿線に持つ路線にも匹敵する位のすし詰め状態で小1時間走行した、日吉駅までの行程でした;
沿道の田園風景を、楽しみます。
<南丹市営バス>
<南丹市(公共交通)>(南丹市営バス等、南丹市内のバス路線図へのリンクがあります)
※ 南丹市営バスは、曜日により運行本数の変動が大きく、日曜日・祝日は運休となる路線も多いので、利用の際には、事前に時刻等を確認しておくことを、お勧めします。
記事中の画像クリックで、別ウィンドウが開きます。
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南丹市営バスの知見口(ちみぐち)停留所まで、戻って来ました。
佐々里から知見口まで乗車したバス(バンでしたが)に引き続き、この停留所が始発の南丹市営バスに、これから乗車します。
知見口停留所は、お昼をいただいた「美山町自然文化村 河鹿荘(かじかそう)」とは、由良川を挟んで、ちょうど対岸にあたる位置関係。
乗車するバス路線は、日曜日と祝日には、知見口~美山町自然文化村間が延長されて運行されますが、この日は土曜日であったため、ここ知見口が始発です。
自然文化村からは、腹ごなしに程良い距離であった、由良川沿いの散策でした♪
知見口停留所には、ウッディな待合スペースが設けられています。
バスを待つ間、午後の日射しを避けながら、腰掛けて一服することができて、助かりました^^
壁には、時計やバスの時刻表も掲げられていて、綺麗に保たれてもいた、気持ちの良い停留所の知見口でした。
やがて、佐々里の方向少し行った所にある車庫から、乗車するバスが走ってきました(佐々里から知見口まで乗車したバスから、この車庫前を通過していくのが見えていました)。
停留所の前を走っている京都府道38号線は、通行する車も少なく、本当にバスが来るのか少々不安にも思える程でした(^^;)
走ってくるバスの姿を認めて、大いに安心しましたw
南丹市営バスだけに、ボディには、南丹市の市章があしらわれています。
知見口発日吉駅行の、南丹市営バス 美山園部線の14時56分発のバス。
JR山陰本線の日吉駅との間を、1時間弱程の所要時間で結んでいます。
新しく導入した車両なのか、ピカピカのボディ!
普段利用している京都の市バスが、中扉から乗車して前扉から降車するスタイルなので、無意識に中扉の前に立ってしまい、運転士さんから「前から乗って」と促されてしまいました;
習慣というのは、知らない間に、体に染みついているものですねぇ…。
今風の路線バスといった車内もピッカピカで、綺麗です(^o^)
広告が皆無という車内が、印象的でしたw
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
南丹市の美山地域における幹線という感じの美山園部線だけに、車両も、芦生・佐々里線のようなバンではなく、名実ともにwバスが充てられていましたが、知見口出発時の乗客は私1人のみ。
これ程の大きさの新型車両を導入する意味があるのか、と訝りましたが、10分程経過した後に、その解答を目の当たりにしました。
知見口から7~8分位走ると、車窓には、茅葺きの家屋が立ち並ぶ風景が。
平成5年(1993年)に「重要伝統的建造物群保存地区」として選定された、「かやぶきの里 北村」こと南丹市美山町北の集落です。
ここでは、多くの入母屋造の家屋が、茅葺きのまま保存されています。
地区ぐるみで茅葺きの景観保存のための組織を結成し、建物の維持管理や観光事業等を営む会社までも住民出資で設立して、「かやぶきの里 北村」を運営しています。
この「かやぶきの里」最寄りの北停留所で、のどかな山村である車窓風景からは、思いもよらない事態が待っていました。
北停留所では、停留所一帯の歩道のスペースを埋め尽くした人々の集団が、バスを待っていました!
(この画像は、別ウィンドウへのリンクはありません)
バスが停車し、乗降扉が開くや、この集団が車内へと乗り込んで、それまで数人の乗客しかいなかった車内は、瞬く間に立錐の余地もない位の、すし詰め大混雑へと変貌;;
この集団の大多数が、欧米系の外国人観光客であったという事実も、驚きでした!
皆さん実に良くリサーチして、日本を訪れているのですね…こうした茅葺きの家が建ち並ぶ様子が日本らしい景観として人気なのは、岐阜県の白川郷等の盛況ぶりからも知っていたつもりでしたが、自分が住んでいる場所の近くにも、このようなスポットがあるとは、恥ずかしながらつゆ知らず、地方への外国人観光客の浸透ぶりを、肌で実感。
ともあれ、彼等が当然「かやぶきの里」から都市部(=京都市街)へと戻るのは、ほぼ確実。
この北停留所から終点の日吉駅までのおよそ50分間、すし詰め状態のままの走行となりそうです;
因みに、北停留所では、待っていた人全員は乗車できず、乗りきれなかった人を積み残して出発しました;;
車内はまさかの超満員となってしまいましたが、車窓を流れる景色は、のどかな山あいの田園風景そのもの。
青空と緑の大地が目に優しい、山里の眺めが流れゆくのを、じっと見つめていました。
この辺りの田んぼでは、既に刈り入れを終えている様子。
目に入る風景の全てまでも、静かに微睡んでいるかのような、穏やかな午後の、明るい景色です。
地図を見ていると、山間に開けた小さな盆地なのですが、こうして実際に身を置いて眺めてみると、意外と広々とした開放感を感じることができます。
青い空には、夏と秋の雲が同居しているように浮かんでいます。
9月初旬の、季節の移り変わりを実感した眺めでした。
かつてこの地を走っていたのか、レトロなバスが道端に留め置かれていました。
一瞬で傍らを通過してしまったので、詳細は不明ですが、保存されているのでしょうか。
刈り入れ間近、といった感じの稲穂が揺れる風景もまた、至る所に眺めることができました。
品種が違うのか、生育に差があるのか、緑の色調が微妙に異なる田んぼですね。
小1時間もの混雑状態をものともしないフィジカルを誇るw、外国人観光客の皆さんは賑やかな談笑に興じていました。
バスは、日吉駅へ向けて、黙々とひた走ります。
北停留所での、多数の乗客の乗車に時間を要した関係で、15時47分の定刻より数分遅れた15時50分頃に、バスは終点の日吉駅へ到着。
駅前のバスのりばには、多くの学生等が、日吉駅で折り返しとなるバスを待っていました。
バス車内に詰め込まれていた乗客が続々と下車して、駅の切符売り場へと移動します。
JR山陰本線の駅である、日吉駅。
小さな駅のささやかなコンコースは、あっという間に切符を買い求める人でいっぱいに;
私も切符を購入し、京都へ戻るべく、電車の待つホームへと赴きました。
<桂川源流探訪 佐々里峠越え-10>>
本当に日本の田舎の景色は美しいですね。
それにしても日本人ですら京都観光でここまで来る人は少ないのに、恐るべし外国人観光客。
それも団体なのに観光バスを貸し切りにせず、公共交通機関を使うなんて素晴らしすぎる。
taろうさんはすっかり『貸し切り状態専門』になってしまったのかと思ったけれど、すし詰め状態も経験出来てよかったですね(笑)
こうした里山然とした農山村は、京都の北の地域には結構残っていて、京都府も最近、「森の京都」として売出し始めている様です。
こうした美しい田舎の地域は高齢化と過疎が進んでいるので、将来本当に、こうした環境を愛する外国人の人口の方が、多くなってしまいそうですね。
それにしても、交通も不便な山間部に、外国人(それも欧米系主体)の大集団が押し寄せていたという事実が、今回の峠越えの行程中、最も強く印象に残りました!
この路線バスも、仰るように「貸切」に近い状態で終点まで行くのかな、と思っていたのですが、のどかな田園地帯を走っているのに、すし詰め超満員となってしまって…実に衝撃的でしたw