曇天の朝にサリ(Sali)を出航して約20分、ドゥギ島(Dugi otok)突端の岬を回り込んで、いよいよテラシュチツァの中心部の海域へと入っていきます。
この日は、テラシュチツァのすぐ南東に続く、コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)巡りをメインにしているため時間の関係もあって、テラシュチツァ真の中心ともいうべき、テラシュチツァ湾(Luka Telašćica)へは入りませんでした。
テラシュチツァ湾口部を、アドリア海(Jadransko more)外海側(ドゥギ島西側に連なる断崖の側)へと進んでいきます。
<テラシュチツァ関連リンク>
テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)
テラシュチツァの地図
テラシュチツァの地図(詳細版)
______________________________________________
ドゥギ島突端の1つであるチュシュカ岬(Rt Čuška)を回り込み、進行方向を南東から南西へ変えて、テラシュチツァ自然公園のエリア内に進入します。
このあたりのドゥギ島は、あの断崖がある同じ島とは思えない程なだらかな地形です。
現在のドゥギ島南東部の突端は、草や低木が茂る荒れ地が広がるのみですが、かつては、ここにまで人の営みが及んでいた痕跡を所々に見ることができます。
その痕跡であろう、石垣が続いていました。
どの海岸も、このように、岩が一様に同じ方向へと傾斜している地層となって続いていました。
開けた視界の中、帆を張ったヨットの悠然とした姿が、周囲の景色と良くフィットしています^^
ドゥギ島南部にある2つの半島のうち、東側の半島は樹木の少ない植生で、幾つも見られる円錐形の峰々も、頂上に至るまでほとんど樹木が生えていません。
その白みがかった薄草色が、空や海の色に対する鮮やかなコントラストとなって、見る者に強い印象を与えます。
狭い小プロヴェルサ海峡(Prolaz Mala Proversa)を隔てて、ドゥギ島のすぐ隣にある、カティナ島(Katina)が、正面に広がってきました。
乗っているクルーザーから、南東方向の眺め。
雲が多くて陽も陰り勝ちなため、島を覆う草の色も暗い色調です。
小プロヴェルサ海峡に接近してきました。
前日に、対岸であるドゥギ島から眺めた、見覚えのある建物が再び見えてきました!
小プロヴェルサ海峡に進入します。
狭い水路だけに、誘導ブイが林立しています。
これも前日に眺めていた、船相手のレストラン(コノバ、konoba)も、手に取れるような近さにまで迫ってきます。
当然ながら船着き場完備の、コノバ「バガテラ(BAGATELA)」
船でしか、来ることはできません。
夏期のみの営業なのでしょう、まだ閉店状態でした。
きっと夏には、行き交う多くの船が立ち寄って賑わうのでしょう。
前日にコノバ「バガテラ」を眺めたドゥギ島側の海岸。
相変らず、波静かで穏やかな海岸です。
正面の入江を右奥の方向へ入った所が、前日辿ってきた道路の終着地です。
前日訪れた時に通った道路にあった、真っ直ぐで急勾配な坂道が、くっきりと見てとれます^^
(坂の上から、坂の下から)
これ程ハッキリ見えるとは、正直予想外でした!
こうして見ると、左右の峰を結ぶ尾根の最も低くなっている鞍部を、見事なまでに目指しているのが判ります。
カティナ島のコノバの前を通過して、美しい松林の色を写したような海面を、滑るようにノンビリ進みます。
光の按配で、海の色、山の色、空の模様が、何とも不思議な趣のある風景を創り上げます。
一見どこまでも同じような眺めにも見えますが、その時々の天候や地形等の違いによって色や模様の見え方は千差万別であり、更にそれぞれが持っている、(私にとっては初めて目にする)特異な趣きが組み合わされた、幻想的な光景が次々に現われるので、全然飽きるということはありませんでした♪
もうしばらく、このような風景の中をノンビリ堪能しながら、ゆっくりテラシュチツァ湾口部へと、航行を続けます。
この日は、テラシュチツァのすぐ南東に続く、コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)巡りをメインにしているため時間の関係もあって、テラシュチツァ真の中心ともいうべき、テラシュチツァ湾(Luka Telašćica)へは入りませんでした。
テラシュチツァ湾口部を、アドリア海(Jadransko more)外海側(ドゥギ島西側に連なる断崖の側)へと進んでいきます。
<テラシュチツァ関連リンク>
テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)
テラシュチツァの地図
テラシュチツァの地図(詳細版)
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ドゥギ島突端の1つであるチュシュカ岬(Rt Čuška)を回り込み、進行方向を南東から南西へ変えて、テラシュチツァ自然公園のエリア内に進入します。
このあたりのドゥギ島は、あの断崖がある同じ島とは思えない程なだらかな地形です。
現在のドゥギ島南東部の突端は、草や低木が茂る荒れ地が広がるのみですが、かつては、ここにまで人の営みが及んでいた痕跡を所々に見ることができます。
その痕跡であろう、石垣が続いていました。
どの海岸も、このように、岩が一様に同じ方向へと傾斜している地層となって続いていました。
開けた視界の中、帆を張ったヨットの悠然とした姿が、周囲の景色と良くフィットしています^^
ドゥギ島南部にある2つの半島のうち、東側の半島は樹木の少ない植生で、幾つも見られる円錐形の峰々も、頂上に至るまでほとんど樹木が生えていません。
その白みがかった薄草色が、空や海の色に対する鮮やかなコントラストとなって、見る者に強い印象を与えます。
狭い小プロヴェルサ海峡(Prolaz Mala Proversa)を隔てて、ドゥギ島のすぐ隣にある、カティナ島(Katina)が、正面に広がってきました。
乗っているクルーザーから、南東方向の眺め。
雲が多くて陽も陰り勝ちなため、島を覆う草の色も暗い色調です。
小プロヴェルサ海峡に接近してきました。
前日に、対岸であるドゥギ島から眺めた、見覚えのある建物が再び見えてきました!
小プロヴェルサ海峡に進入します。
狭い水路だけに、誘導ブイが林立しています。
これも前日に眺めていた、船相手のレストラン(コノバ、konoba)も、手に取れるような近さにまで迫ってきます。
当然ながら船着き場完備の、コノバ「バガテラ(BAGATELA)」
船でしか、来ることはできません。
夏期のみの営業なのでしょう、まだ閉店状態でした。
きっと夏には、行き交う多くの船が立ち寄って賑わうのでしょう。
前日にコノバ「バガテラ」を眺めたドゥギ島側の海岸。
相変らず、波静かで穏やかな海岸です。
正面の入江を右奥の方向へ入った所が、前日辿ってきた道路の終着地です。
前日訪れた時に通った道路にあった、真っ直ぐで急勾配な坂道が、くっきりと見てとれます^^
(坂の上から、坂の下から)
これ程ハッキリ見えるとは、正直予想外でした!
こうして見ると、左右の峰を結ぶ尾根の最も低くなっている鞍部を、見事なまでに目指しているのが判ります。
カティナ島のコノバの前を通過して、美しい松林の色を写したような海面を、滑るようにノンビリ進みます。
光の按配で、海の色、山の色、空の模様が、何とも不思議な趣のある風景を創り上げます。
一見どこまでも同じような眺めにも見えますが、その時々の天候や地形等の違いによって色や模様の見え方は千差万別であり、更にそれぞれが持っている、(私にとっては初めて目にする)特異な趣きが組み合わされた、幻想的な光景が次々に現われるので、全然飽きるということはありませんでした♪
もうしばらく、このような風景の中をノンビリ堪能しながら、ゆっくりテラシュチツァ湾口部へと、航行を続けます。
ありがとうございます。
今回の旅行は、この素晴らしい風景をこの目で実際に見てみたいというのがきっかけだったので、景色を堪能するのに貪欲だったのが撮影のアングル決定や風景の観察でプラスに作用したのかもしれませんね。
犯罪や危険なことでもない限り楽観的になれる調子の良い性分のせいか、旅行中の新たな発見も、割と素直に旅の醍醐味として楽しめてしまいますね^^
風景を巧みに表現されているので引き込まれながら読まさせていただきました。飛行機での体験も楽しく拝見しました。taろうさんは何にでも新鮮な楽しみを見つける事ができる達人ですね。