1日たっぷりと時間を割いたコルナティ諸島への夢のようなクルーズ、楽しい時間はあっという間に過ぎ行き、もうじきコルナティ国立公園のエリアから去らなければならない所まで来てしまいました。
素晴らしい眺めを披露してくれたコルナティの島々とアドリア海(Jadransko more)とに、感謝の気持ちを抱きつつ、最後の最後まで美しかった、コルナティとの名残を惜しみます。
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
コルナティの地図(当記事関連)(Google Earth)
リンク先のポイントに対応
A:ヴルリェ(Vrulje)(コルナート島、Kornat)
B:トゥレタ要塞(Utvrda Tureta)(コルナート島)
C:スモクヴェニャク島(Smokvenjak)
D:シュプラリン・スタン(Špraljin stan)(コルナート島)
E:トマソヴァツ山(Tomasovac)(コルナート島)
F:ヴェリ・ヴルフ(Veli vrh)(=大きな峰/カティナ島、Katina)
G:ドゥギ島(Dugi otok)
H:上アバ島(Gornja Aba)
I:大ブチ島(Veli Buč)
J:ジュト島(Žut)
K:小ブチ島(Mali Buč)
L:カティニツァ島(Hrid Katinica)(プリヤテリツァ島、Prijateljica)
______________________________________________
コルナティ国立公園の北端部近くに来ています。
正面に見えている幾つもの円錐形の山々の連なりは、カティナ島とその向う側にあるドゥギ島のもので、そこはコルナティ国立公園ではなく、テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)のエリアとなります(互いに隣接して連続しているエリアなので敢えて区別する必要もないと思うのですが、どうやらテラシュチツァはザダル郡(Zadarska županija)、コルナティはシベニク・クニン郡(Šibensko-kninska županija)に属するようで、両公園の境界線は郡境線でもあり、推測ですが行政的な事情がありそうに思えます)。
つまり、この水路がコルナティとテラシュチツァとの境界となっています。
相変らず、碧く萌え立つような海面がカティナ島のある沖へ行くにつれて、深い色合いへと変化していく絶妙なグラデーションが素晴らしいです!
コルナート島北端近くにある、シュプラリン・スタンの港。
ヴルリェと共に、コルナティ諸島では、比較的大きな港のようでした。
正面にそびえているのは、トマソヴァツ山です。
埠頭にボートは接岸していましたが人の姿はなく、静まりかえっていました。
もしかして、シエスタ中でしょうかw
トマソヴァツ山の山裾である海岸線を、回り込んでいきます。
右端の木が1本生えている斜面が、トマソヴァツ山の山裾で、正面はカティナ島です。
カティナ島の一番奥に見えている、最も高い部分が、ヴェリ・ヴルフ(大きな峰/標高116.5m)です。
トマソヴァツ山にかなり接近して航行します。
トマソヴァツ山の山裾を回り込んで、コルナート島とカティナ島とを隔てる、大プロヴェルサ海峡に進入します。
コルナート島とカティナ島とが、互い違いに円錐形の山を張り出している、とても眺めの良い海峡です。
進行方向右側がコルナート島、左側がカティナ島となります。
コルナート島の海岸近くの斜面には、白く塗られた感じの石積みのようなものが見えます。
カティナ島は、島の南側では、この大プロヴェルサ海峡(Prolaz Vela Proversa)でコルナート島と隔てられ、島の北側では、朝に通過した、小プロヴェルサ海峡(Prolaz Mala Proversa)でドゥギ島と隔てられています。
大プロヴェルサ海峡のパノラマ。
カーブの連続する海峡内の為、水路を航行していくにつれて、両岸に聳え立つ山々が少しずつ角度を変えて、異なる表情を見せてくれます。
海峡内にも小さな入り江があり、奥行きのある雄大な眺望と共に、海面の碧色の鮮やかな変化にたちまち魅了されてしまいます^^
青空にうっすらと流れるような雲の表情も、とても素晴らしいです。
コルナティ国立公園の標識。
私達は国立公園のエリアから出ていく方向だったので、振り返っての撮影となりましたが、逆方向からコルナティのエリアへ進入する船からは、この海峡に入ってすぐ正面に見える位置に立っていました。
"nacionalni park kornati" (コルナティ国立公園)という公園の名称と共に、クロアチアの正式名称 "REPUBLIKA HRVATSKA" (クロアチア共和国)と、「シャホヴニツァ(Šahovnica、「チェス盤」の意味)」とも呼ばれている紅白市松模様のクロアチア共和国国章(Grb Republike Hrvatske)とが、掲げられていました。
この小さな入り江の奥には、コルナティには珍しく、樹木が密生していました。
この樹木達も、石垣で囲われているように見えます。
海面の碧色の明るさが目まぐるしく変化する、不思議な海域です。
この海峡も、穏やかな海です。
海面を滑るように航行する、快適なクルーズが続きます♪
この大プロヴェルサ海峡の区間が、今回のクルーズでコルナティ国立公園の最終区間となります。
間もなく海峡の出口、いよいよコルナティとの別れの時が訪れてしまいました(TT)
最後の瞬間まで、このような心洗われる美しい風景で歓迎し続けてくれた、コルナティの島々に深い感謝を捧げて、名残惜しくも別れを告げます。
大プロヴェルサ海峡を抜けました。
既にテラシュチツァ自然公園のエリアに進入したと思われますが、引き続きコルナティ国立公園同様の、美しい風景の中を進みます。
東から北へと転進して、カティナ島沿岸沿いを航行中で、左端がカティナ島、正面に上アバ島(ゴルニャ・アバ島)が見えています。
テラシュチツァ入りしたとはいえ、まだ境界附近であり、南の方向を振り返ればこのように、海と空との素晴らしいコントラストを見せながら屏風のように聳え立つ、コルナート島の姿を恣にできます!
…後ろ髪を引かれるような航跡と波紋とを南へと曳きながら、コルナート島を後にします。
つい先刻まで、手の届きそうな位に近付いたり、見上げんばかりに聳え立つ峰々を間近にしてきたコルナート島が、徐々に風景の中で、その姿を小さくしていきます。
斜面の中腹にぽつんと佇立している、1本の木が別れを惜しんで、いつまでも見送ってくれているように見えてなりませんでした。
…本当に名残の尽きない、コルナートとの惜別でした(´-`)ノ~
2つ並んだ峰を持つ、大ブチ島。
斜面を斜めに走る白い岩の縞模様が、実に印象的です。
背後に見える島はジュト島で、右側の峰の向こうに小ブチ島が隠れています。
この島もコルナート島のすぐ隣に位置していて、右端の斜面はコルナート島です。
大ブチ島を、もう少し望遠で撮影してみました!
印象的な縞模様が一層鮮明になりました^^
見れば見る程、不思議な模様です。
先程から少し角度が変わり、峰の間をわずかに、小ブチ島が姿を覗かせています。
左端がジュト島で、右端がコルナート島、大ブチ島とコルナート島とを繋げているように、手前に小さく見えるのがカティニツァ島(プリヤテリツァ島)です(見えにくいですが、草の色が両島と異なっていて、海面近くに辛うじて姿を現している小島 "hrid" です)。
曇天の朝方に撮影した大ブチ島。
印象がまるで変わって見えますね!
クルーザーは、ドゥギ島の方向へと舵を切り、スピードを上げました。
正面に縞模様が印象的だった大ブチ島、その背後から右にかけて広がるコルナート島、左端手前の斜面が辛うじて見えている上アバ島、左後方へと伸びているジュト島が揃って小さくなっていきます。
いよいよコルナティとも本当にお別れです。。。
素晴らしい眺めを披露してくれたコルナティの島々とアドリア海(Jadransko more)とに、感謝の気持ちを抱きつつ、最後の最後まで美しかった、コルナティとの名残を惜しみます。
<コルナティ関連リンク>
コルナティ国立公園(Nacionalni park Kornati)
コルナティの地図
コルナティの地図(コルナティ諸島、Kornatsko otočje)
コルナティの地図(当記事関連)(Google Earth)
リンク先のポイントに対応
A:ヴルリェ(Vrulje)(コルナート島、Kornat)
B:トゥレタ要塞(Utvrda Tureta)(コルナート島)
C:スモクヴェニャク島(Smokvenjak)
D:シュプラリン・スタン(Špraljin stan)(コルナート島)
E:トマソヴァツ山(Tomasovac)(コルナート島)
F:ヴェリ・ヴルフ(Veli vrh)(=大きな峰/カティナ島、Katina)
G:ドゥギ島(Dugi otok)
H:上アバ島(Gornja Aba)
I:大ブチ島(Veli Buč)
J:ジュト島(Žut)
K:小ブチ島(Mali Buč)
L:カティニツァ島(Hrid Katinica)(プリヤテリツァ島、Prijateljica)
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コルナティ国立公園の北端部近くに来ています。
正面に見えている幾つもの円錐形の山々の連なりは、カティナ島とその向う側にあるドゥギ島のもので、そこはコルナティ国立公園ではなく、テラシュチツァ自然公園(Park prirode Telašćica)のエリアとなります(互いに隣接して連続しているエリアなので敢えて区別する必要もないと思うのですが、どうやらテラシュチツァはザダル郡(Zadarska županija)、コルナティはシベニク・クニン郡(Šibensko-kninska županija)に属するようで、両公園の境界線は郡境線でもあり、推測ですが行政的な事情がありそうに思えます)。
つまり、この水路がコルナティとテラシュチツァとの境界となっています。
相変らず、碧く萌え立つような海面がカティナ島のある沖へ行くにつれて、深い色合いへと変化していく絶妙なグラデーションが素晴らしいです!
コルナート島北端近くにある、シュプラリン・スタンの港。
ヴルリェと共に、コルナティ諸島では、比較的大きな港のようでした。
正面にそびえているのは、トマソヴァツ山です。
埠頭にボートは接岸していましたが人の姿はなく、静まりかえっていました。
もしかして、シエスタ中でしょうかw
トマソヴァツ山の山裾である海岸線を、回り込んでいきます。
右端の木が1本生えている斜面が、トマソヴァツ山の山裾で、正面はカティナ島です。
カティナ島の一番奥に見えている、最も高い部分が、ヴェリ・ヴルフ(大きな峰/標高116.5m)です。
トマソヴァツ山にかなり接近して航行します。
トマソヴァツ山の山裾を回り込んで、コルナート島とカティナ島とを隔てる、大プロヴェルサ海峡に進入します。
コルナート島とカティナ島とが、互い違いに円錐形の山を張り出している、とても眺めの良い海峡です。
進行方向右側がコルナート島、左側がカティナ島となります。
コルナート島の海岸近くの斜面には、白く塗られた感じの石積みのようなものが見えます。
カティナ島は、島の南側では、この大プロヴェルサ海峡(Prolaz Vela Proversa)でコルナート島と隔てられ、島の北側では、朝に通過した、小プロヴェルサ海峡(Prolaz Mala Proversa)でドゥギ島と隔てられています。
大プロヴェルサ海峡のパノラマ。
カーブの連続する海峡内の為、水路を航行していくにつれて、両岸に聳え立つ山々が少しずつ角度を変えて、異なる表情を見せてくれます。
海峡内にも小さな入り江があり、奥行きのある雄大な眺望と共に、海面の碧色の鮮やかな変化にたちまち魅了されてしまいます^^
青空にうっすらと流れるような雲の表情も、とても素晴らしいです。
コルナティ国立公園の標識。
私達は国立公園のエリアから出ていく方向だったので、振り返っての撮影となりましたが、逆方向からコルナティのエリアへ進入する船からは、この海峡に入ってすぐ正面に見える位置に立っていました。
"nacionalni park kornati" (コルナティ国立公園)という公園の名称と共に、クロアチアの正式名称 "REPUBLIKA HRVATSKA" (クロアチア共和国)と、「シャホヴニツァ(Šahovnica、「チェス盤」の意味)」とも呼ばれている紅白市松模様のクロアチア共和国国章(Grb Republike Hrvatske)とが、掲げられていました。
この小さな入り江の奥には、コルナティには珍しく、樹木が密生していました。
この樹木達も、石垣で囲われているように見えます。
海面の碧色の明るさが目まぐるしく変化する、不思議な海域です。
この海峡も、穏やかな海です。
海面を滑るように航行する、快適なクルーズが続きます♪
この大プロヴェルサ海峡の区間が、今回のクルーズでコルナティ国立公園の最終区間となります。
間もなく海峡の出口、いよいよコルナティとの別れの時が訪れてしまいました(TT)
最後の瞬間まで、このような心洗われる美しい風景で歓迎し続けてくれた、コルナティの島々に深い感謝を捧げて、名残惜しくも別れを告げます。
大プロヴェルサ海峡を抜けました。
既にテラシュチツァ自然公園のエリアに進入したと思われますが、引き続きコルナティ国立公園同様の、美しい風景の中を進みます。
東から北へと転進して、カティナ島沿岸沿いを航行中で、左端がカティナ島、正面に上アバ島(ゴルニャ・アバ島)が見えています。
テラシュチツァ入りしたとはいえ、まだ境界附近であり、南の方向を振り返ればこのように、海と空との素晴らしいコントラストを見せながら屏風のように聳え立つ、コルナート島の姿を恣にできます!
…後ろ髪を引かれるような航跡と波紋とを南へと曳きながら、コルナート島を後にします。
つい先刻まで、手の届きそうな位に近付いたり、見上げんばかりに聳え立つ峰々を間近にしてきたコルナート島が、徐々に風景の中で、その姿を小さくしていきます。
斜面の中腹にぽつんと佇立している、1本の木が別れを惜しんで、いつまでも見送ってくれているように見えてなりませんでした。
…本当に名残の尽きない、コルナートとの惜別でした(´-`)ノ~
2つ並んだ峰を持つ、大ブチ島。
斜面を斜めに走る白い岩の縞模様が、実に印象的です。
背後に見える島はジュト島で、右側の峰の向こうに小ブチ島が隠れています。
この島もコルナート島のすぐ隣に位置していて、右端の斜面はコルナート島です。
大ブチ島を、もう少し望遠で撮影してみました!
印象的な縞模様が一層鮮明になりました^^
見れば見る程、不思議な模様です。
先程から少し角度が変わり、峰の間をわずかに、小ブチ島が姿を覗かせています。
左端がジュト島で、右端がコルナート島、大ブチ島とコルナート島とを繋げているように、手前に小さく見えるのがカティニツァ島(プリヤテリツァ島)です(見えにくいですが、草の色が両島と異なっていて、海面近くに辛うじて姿を現している小島 "hrid" です)。
曇天の朝方に撮影した大ブチ島。
印象がまるで変わって見えますね!
クルーザーは、ドゥギ島の方向へと舵を切り、スピードを上げました。
正面に縞模様が印象的だった大ブチ島、その背後から右にかけて広がるコルナート島、左端手前の斜面が辛うじて見えている上アバ島、左後方へと伸びているジュト島が揃って小さくなっていきます。
いよいよコルナティとも本当にお別れです。。。
晴天時と曇天時との差異には、私も比較してみて初めてその違いに驚きました!
曇天時の光景はどこかスコットランドの荒野のイメージに通じるものがあるなぁ…と、私の印象ですが感じたりもしました。
紺碧の空の下で見る大ブジ島も素晴らしいですが曇天の朝方に撮影された風景もまた異なった魅力がありますね。空と海の協奏曲。不思議で感動的です。