クロアチア旅行+α2011-52～陽光に微睡むコルナート島 コルナティ＜7＞

　陽光降り注ぐ午後、午睡に微睡んでいるかの如く、海上に横たわるように広がるコルナート島の大地と、紺碧のアドリア海との鮮やかなコントラストが魅力的な風景の中を、クルーザーは進んでいきます♪
　空は益々晴れ渡り、素晴らしい眺めに目移りしながらも、じっとしていると、こちらまでうとうとシエスタモードに陥りそうな、いい陽気です。

　当記事も同じような画像ばかりで恐縮ですが；、宜しければお付き合いくださいませ（＾＾；


＜コルナティ関連リンク＞

　コルナティ国立公園（Nacionalni park Kornati）

　コルナティの地図

　コルナティの地図（コルナティ諸島、Kornatsko otočje）

　コルナティの地図（当記事関連）（Google Earth）
　　リンク先のポイントに対応
　　　　A：ヴルリェ（Vrulje）（コルナート島、Kornat）
　　　　B：トゥレタ要塞（Utvrda Tureta）（コルナート島）
　　　　C：スモクヴェニャク島（Smokvenjak）
　　　　D：レヴルナカ島（Levrnaka）
　　　　E：トマソヴァツ山（Tomasovac）（コルナート島）
　　　　F：ヴェリ・ヴルフ（Veli vrh）（＝大きな峰/カティナ島、Katina）
　　　　G：ドゥギ島（Dugi otok）

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　静かに佇むコルナート島の海岸と、せり上がる尾根。
　アドリア海（Jadransko more）のさざ波が、穏やかに浜辺に寄せます。

　このあたりは水深が浅くなっているようで、白い岩の海底を映した碧い海面が、幾分明るい色をしています。
　海面の色が微妙に変化する様子が、（辛うじて）映っています；

　コルナート島とスモクヴェニャク島との間の海峡に入り、針路が北西から北へと変わります。

　浅瀬らしい場所の海面も、その明るい碧色が本当に素晴らしいです！
　深い色との境目附近も、船上からハッキリと見分けることができました。

　こうして見ると、空模様が海の色にいかに影響を与えるかが分かります。

　少し進むと新しい入り江が現われ、小さな港が奥に控える風景…少しずつ異なる入り江に合わせて、港の様子も一様ではないので、美しいながらも単調になりがちな景色には、この入り江の眺めはいいタイミングで現われる、アクセントとなっています。

　港の背後の山々が、一般的な山脈の尾根状ではなく、個々の円錐形の山々が、それぞれ独立して連なり重なるように聳えている様子が、印象的な風景です。

　コルナート島とスモクヴェニャク島とを隔てる小さな海峡を通過後、再び進路を北西に変えて、コルナート島の沿岸沿いに航行します。
　振り返ると、航跡が長いカーブを描いていました。

　右端に辛うじて見えている薄草色の島がスモクヴェニャク島、その左にわずかに開けた水路が通行してきたコルナート島との間の海峡、その左に端まで広がりを見せるているのがコルナート島、小海峡越しに黒く見える島はレヴルナカ島です。

　岩と草によって、山肌に幾筋にも描かれる細かな縞模様が本当にストイックな感じで、風景を引き締めます！
　頂から海岸まで一直線に伸びる石垣の筋も、スタイリッシュなアクセントですね。

　圧倒的な重厚感で海へ迫っている地形なのに、もたれるような重量感を感じない不思議な質感に見えるのは、こうした眺めの所為なのかもしれません。

　絶景の中、快調にクルージング♪
　相変らず、目で見たイメージからはかけ離れた、かなり色の褪せている映像ですが、穏やかな海を往く快適なクルージングの雰囲気を、ドウゾ～＾＾

　やはり家の建つ所緑あり、ですね。
　この小さな港には、かなり大規模な石垣の囲みらしきものが見えていました。

　オレンジ屋根の白い家が、周囲の景色の色と素敵なコントラストとなって、その存在を浮き立たせています。

　空も海も、この世のものとは思えない、素晴らしすぎる碧で迎えてくれます！！
　ただひたすら感嘆するばかりです…。

　クルーザーが掻き立てる波紋の広がりまで、素晴らしく見えてしまいます。
　ただ風景を眺めているだけなのに、心の底から充実した気分で満たされています！

　海の色が、また明るく萌え立ちました！
　どうしたらこんな色になるのか、全く不思議です…！

　海岸沿いに、遥か先まで石垣が堤防のように続いているのが、目を惹きました。
　ここまでしっかりした姿を留めて、しかも間近で見ることができたのは初めてだったので、圧巻でした。

　石垣で囲った内側に、たくさんの木々が生えています。
　かつての畑地の名残でしょうか？

　明るい碧に輝く、素晴らしい海面の眺め。
　1艘のヨットが風を受けて、ゆっくり航行していきます。

　ヨットの背後は、2つの円錐形の山を繋げて、地図上では串団子のような形をした、カティナ島南西部に延びる半島の先端です。
　その先端から、海を隔てた左側と背後に連なる山々は、ドゥギ島。
　もうかなり戻ってきていました。

　クルーザーから見た、すぐ足許の海面。
　あまりに素晴らしい碧色だったので、思わず撮影していました。
　さざ波に揺らめく海底まで見通せる、信じられない透明度でした！

　この地域独特の円錐形の山々が、複雑に入り組んだ姿を見せています。

　一番右側の山がコルナート島のトマソヴァツ山で、その左側は全てコルナート島の北西隣に浮かぶ、カティナ島（テラシュチツァ自然公園（Park prirode Telašćica）のエリアに属しています）にある山々です。

　楽しかったクルージングも、終盤を迎えつつあります。
　コルナティ国立公園のエリアもあとわずか、テラシュチツァ自然公園との境界附近に差しかかりつつあります。