時には、旅の日常

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2015 バスク・バルセロナ紀行-43~「胃袋」と呼ばれるサン・ジョゼップ市場

2016-11-27 19:26:33 | スペイン
 バルセロナを発つ朝の散策の〆は、バルセロナの市民やレストランに日々、新鮮な食材を提供している、「バルセロナの台所」とでもいうべき、サン・ジョゼップ市場を訪れました。

 <<2015 バスク・バルセロナ紀行-42>

 シンプルな鉄骨造りの大屋根を持つ、バルセロナの代表的な市場は、地元の買物客や飲食店関係の人々に加えて、観光客にも大人気のスポットですが、私が訪れた朝の9時前後の時間帯には、まだ比較的閑散としていました。
 おかげで、大勢の人混みに妨げられることなく、商品の陳列等に勤しむお店の様子を、のんびり眺めて過ごすことができました。

 <ラ・ボケリア>
 <Boqueria>


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 バルセロナ(Barcelona)中心部の旧市街を貫く目抜き通りである、ランブラス通り(La Rambla)。

 バルセロナのメインストリートとして、多くの人出で賑わうこの通りも、朝の時間帯は、人よりも車の通行量の方が目につきます。



 車道は、片側1車線の対面通行ですが、通りの中央部は並木道の広いプロムナードとなっていて、そぞろ歩きを楽しむことができます。
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 この並木道には、露天が店を開き、大道芸人がパフォーマンスを演じるだけでなく、何か事が起きた時(バルサ(Barça)の優勝とかw)には、大勢の人が集まって、大変な騒ぎとなります(^^;)

 このように、ランブラス通りは、車より歩行者優先のメインストリートとなってます。
 日中から夜にかけて、沢山の人々が繰り出し、ごった返すはずですが、そうした賑わいが嘘のように、静かで落ち着いた雰囲気の、朝のランブラスでした。
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 ランブラス通りの中程に、「バルセロナの台所」、サン・ジョゼップ市場(Mercat de Sant Josep)があります。
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 1914年に建設された鉄骨造りの屋根を持つ市場は、その起源を実に13世紀の肉売り市にまで遡ることができるとされ、今日では、バルセロナ市民の胃袋とバルセロナの飲食店の食材調達を支える、バルセロナの代表的な市場となっています。
 あらゆる食材店が揃い、市場内に幾つかのバル(Bar)まで備えた「バルセロナの台所」は、「胃袋」を意味する「La Boqueria(ラ・ボケリア)」と地元では呼ばれ、観光客にも大人気のスポットです。



 市場内へと進むと…お客の姿は、まだ疎らでした。

 時刻は、朝の9時前後。
 商品の陳列等に精を出す、お店の方々の姿の方が、目立っていました。
 これから押し寄せるであろう、大勢の人出を迎えるための、最後の準備に余念がない…といった雰囲気でした。

 市場内は大まかに、魚介類、野菜・果物類、肉類、チーズ類…といった感じに、エリアが決められています。
 魚屋さんのエリアでは、氷を敷いたり、魚を運んだり…と、お店の方々が、忙しく立ち回っていました。



 買物客の姿は、まだチラホラ…といった感じ。
 朝の散歩がてら、市場へ立ち寄った、という風に見えます^^

 ブレてしまいましたが;、積み上げられた野菜達、新鮮そうでした♪

 ぶら下げられていたバナナが、何ともイイ感じw
 ヨーロッパの人は、結構バナナ好きが多いですよね。



 こちらのお店は、トマト等がいっぱい!
 スペイン料理にも、トマトは重要な食材だけに、種類と品揃えは豊富です。
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 色とりどりの野菜達が綺麗に陳列されている、カラフルな眺めは、見ているだけでも楽しい気分になりますね♪



 こちらは、肉類でもハムの専門店のようです。
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 ハモンイベリコが、ズラリとぶら下げられている眺めは、壮観の一言!
 ショーケースの中は、スライスされたパックがビッシリで、お腹が空いてくる光景ですw

 他にも、色々なお店がありましたが、撮影禁止のサインを掲げているお店も多く、恐らく、商品に触る等、築地と同じようなトラブルが頻発しているのでしょう。
 観光客のモラルがまず問われる問題ですが、市場側としても、観光客にもアピールしている手前、難しい問題ですね;



 果物屋さんでは、フレッシュジュースやカットフルーツ等も、売っていました^^
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 生搾りのジュースが勢揃いした、ここでもカラフルな陳列に、思わず立ち止まり、1ユーロで1つお買い上げしました。
 冷えてはいませんでしたが、生搾りのストレート100%ジュースは、美味しかったです!

 当初は、市場のバルで朝食を…と考えていましたが、(ここだけは席が埋まっていたw)バルを何軒か覗いてみると、結構ガッツリ系な肉や魚がメインのようで、ヤワな胃袋の私としては、この後帰国の途に就くことも鑑みて、ここでの朝食はパスしました。

 食事ができなかったのは残念でしたが、混み合う前の市場をゆっくりと見て回れた、楽しい市場見学でした。
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 サン・ジョセップ市場から、ホテルへと戻ります。
 市場への往路で、まずカテドラル(Catedral)へ向かう時にくぐった、カタルーニャ州庁舎(Palau de la Generalitat de Catalunya)の渡り廊下。
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 近くから見上げてみると、どこかオリエンタルな雰囲気も纏った、精緻な装飾が印象的な建造物でした。



 ホテル近くの大通りまで、戻って来ました。

 閑静な路地の街角であった旧市街内部とは打って変わり、途切れることのない車列と、歩道を往く人並み…活気溢れる大都会としての、バルセロナの今日の姿ですね。



 結局、朝食はホテルでいただきました。

 パンとハム、チーズにトマト、ゆで卵…といった、軽めの朝食。
 牛乳とコーヒーもいただいて、この後搭乗する飛行機の機内食に備えて、胃腸の調子を整えましたw

 朝食後、ホテルをチェックアウト。
 タクシーで、空港へ向かいます。

 <2015 バスク・バルセロナ紀行-44>>



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2 コメント

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タヌ子さん。 (taろう)
2016-12-04 21:33:03
確かに、ガイドブックやネット上等では、未だにスリの巣窟の如く叩かれ続けているスペインやバルセロナ、私も今回の渡航前は戦々恐々でしたが、幸いな事に、夜の一人歩きでも、ランブラス通りでも、スリその他の犯罪に巻き込まれることはありませんでした。
観光大国としては、治安の悪化は看過しえないでしょうから、スペインも犯罪対策には本腰を入れているのでしょうね。
この市場、地元の方々にも観光客にも人気があることが、訪ねてみて大いに実感しました。
品数は豊富で、フレッシュジュース等、観光客向けの対応も充実、そんなお店のすぐ隣には、何軒ものバルがあるのですから、大勢の来客があるのは、当然ですよね^^
次にバルセロナを訪れる時には、胃腸の具合を万全に整えて、この市場へ乗り込もうと思います!
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Unknown (タヌ子)
2016-12-04 19:08:31
ランブラス通りは世界で一番スリの多い通りと言われる通り、30年前に友人もここでスリに狙われましたが、今は大分減ったのでしょうね。
当時は料理に興味がなかったので、市場は素通りしてしまったのが残念。
今だったら半日いても飽きないと思います。
バルセロナはヨーロッパで一番魚の種類が豊富で一番新鮮なお魚が買えるところと言われていますが、このお魚スタンドの充実ぶりを見ても納得。
色とりどりのジュースが圧巻!
無性にバルセロナに行きたくなりました。
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