リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

ドジョウの階段

2005-12-30 10:37:39 | 『田んぼのチカラ』2004-
名川町剣吉に水田魚道「ドジョウの階段」設置(2005/12/29)

 青森県が進める「春の小川づくり推進事業」の一環として、名川町剣吉地区にドジョウが水路と田んぼを自由に往来できるような水田魚道(階段)がこのほど設置された。
 
 設置されたのは、任意団体の長坂下共同施行(出町勝代表)が管理する田んぼと用水路。同組織は「ほたるの里」づくりと銘打ち、きれいな沢水を引き込んでホタルの生息できる水路や池などの環境整備を進めており、これらの活動が評価され、水田魚道の整備地に選ばれた。
 水田魚道は、高低差のある田んぼへドジョウが上っていきやすいよう、水路の所々に休憩できる刻みがあり、それぞれが“小部屋”になっているのが特徴。既に全国で有効性が実証済みという。
 設置作業には、長坂下共同施行のメンバーや三戸地方農林水産事務所の職員など約二十五人が参加し、県産スギの間伐材を利用した階段をつなぎ合わせ、固定するための杭(くい)を打ち込んだ。設置したのは約十四メートルと約十二メートルの二本。
 出町代表は「人間と生物が共存、共生できる社会の実現が目標。子供たちの環境教育の場となるような『癒やしの空間』になればうれしい」と話している。
【写真説明】
水路と田んぼを結ぶように設置された「ドジョウの階段」

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