リバーリバイバル研究所

川と生き物、そして人間生活との折り合いを研究しています。サツキマス研究会・リュウキュウアユ研究会

ボラ・ハスそしてサツキマス

2005-06-11 02:42:42 | たべる記
徳田さんのコメントのとおり、多分あの臭いの成分は、油だと思う。

 その後、長良川の魚を食べてみて、共通してその臭いがあった。
強さはそれぞれ違うのだけれど、佃煮にして、日をおいたらよけい強くなる臭いは、他の川とは少し違っているようだった。
 すこし、芳香族炭化水素が入っているような、臭い。(それでは、異臭魚だが)そんな臭いがした。
 
 今年、5月14日にサツキマスを久しぶりに食べた。同じようなサイズ、同じ方法で料理して、つまり、炊き込みご飯と塩焼きだが、食べてみたのだが、あの臭いがあまりしないようだった。

 そんなこともあり、ハスをもらってきて食べてみた。その臭いがするのだけど、ホンの少しだった。今度はボラを食べてみた。
 大橋さんがサツキマスの流し網で獲ったボラは、1k以上のものだったが、やや小振りのものを、塩焼きで食べた。それと、サバの味噌煮風、ボラのみそ煮を作った。
 塩焼きは、ほどよく脂が落ちて、やや透明感のある白身、ほくほくした味わいがあった。そして、あの臭いがした。
 やはり、長良川の臭いは顕在だった。

 ボラは汽水域で冬を過ごし、春先になると、川を上っている。どちらかというと、植物質に偏した雑食で、底質の泥ごと餌を食べる。長良川から河口に流れた川のエキスを食べてきたのだと思った。

 みそ煮については、すこし、強烈だった。
 翌朝、一晩おいたみそ煮を食べてから上京したのだが、新幹線の中で、食道をつたってその臭いが上ってくるようで、たっぷりと半日。長良川の臭いを堪能した。

 にいむら
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