さざれ石の巌は京都の神社三か所にあります、これは石灰岩の小さい石が長年の間に雨水をうけて溶融して固まって巌になったものだと言われています、君が代に出てくる歌詞 「さざれ石の巌となりて」 はこの石のことです。 三つのさざれ石の巌と護王神社内の写真を載せます。
左上は北野天満宮の石、右上は下鴨神社の石、左下は護王神社の石、右下は護王神社神殿です。下は霊木に彫った飛翔の親子イノシシです。
護王神社は京都に都を移す様に桓武天皇に勧めた和気清麻呂公を神としてお祀りしています、また、清麻呂公が大分の宇佐八幡宮に向かうときに足が弱り困っていた時にイノシシが300頭ほど出てきて道中の道案内をしてくれ足萎えも回復し無事到着したことにより、イノシシが神の使いだとのことで狛イノシシになったそうです。
北野天満宮が境内西側のもみじ苑のライトアップを行います、これは豊臣秀吉が都を囲むように造営した御土居(土塁)を含む一帯にある約 250本のイロハモミジの自然林をが照らされるものです、
期間は11月19日から12月4日の土、日、祝日と11月25日(天神さんの日)日付限定で8日間だけ行われます、時間は日没から20時です。 料金は中学生以上600円、小人300円
また、京都嵐山花灯路が12月9日~18日行われ渡月橋や竹林など周辺道路が行燈で照らされ周辺寺院もライトアップされます、 協賛寺院は二尊院、落柿舎、常寂光寺、野宮神社、大河内山荘、宝厳院、法輪寺です、時間は17時~20時30分で拝観料が必要です。
今回は毘沙門堂と高台寺にいきました、毘沙門堂は正式には護法山安国院出雲寺です、今年はJR東海の「そうだ京都に行こう」で宣伝しているせいか大勢の人で賑わっていました、この寺は平安時代の創建ですが幾度か荒廃復興を繰り返しましたが、現在の建物は江戸幕府が山科の安祥寺の寺領の一部を出雲寺に与えたもので本尊は秘仏の毘沙門天です、寝殿には動く絵(だまし絵)が数多くあり障壁画の作者は狩野益信で他に類を見ない多さです、是非一度ご覧ください。
左上は晩翠園庭園、右上も同庭園、左下も同庭園、右下は本堂です
次は高台寺です、今年は方丈前の庭園には古瓦を使った龍を模っています、これは境内にある臥龍楼を改修してできた古瓦を使っています。
上2枚は庭園内、左下は方丈前庭園の龍、右下はお茶室で手前が時雨亭、奥が傘亭です。