香港の甜品(ティエンピン)屋さんでとても人気のあるマンゴーのデザート
「楊枝甘露(ヨムジーガムロウ)」。
お店の軒先に良く熟れたマンゴーが並ぶ季節になると、かならず作りたくなります。
香港ではフィリピン産と台湾産のものがほとんどですが、
そのほかにもメキシコやオーストラリアのマンゴーも売られています。
コナッツミルクとマンゴー風味のスープ「楊枝甘露」は
食べ進めると、中にはマンゴ、柑橘系のポメロに、タピオカと
具材がたっぷり詰まっています。
マンゴとココナッツの王道の組み合わせに、爽やかでホロ苦みのあるポメロ、
もちもち感のあるタピオカが加わると、とっておきの甜品に変わります。
各具材の比率により、ミルク色の濃いデザートになったり、
マンゴ色の濃いタイプになったり。
香港で有名な甜品屋さんの許留山(ホイラウサン)や
満記甜品(ムン・ゲイ・ティンパン)でもお店により見た目も味付けも異なります。
暑い季節、汗をかきながら食べるととてもありがたいです。
楊枝甘露 制作:ジャニタ(ニキズキッチン・香港料理教室講師)