釧路市議会2024年12月議会報告シリーズで、まだ公開していない「西村ニュース」がありました。
オスプレイの市内上空飛行について、市長は「市としては確認していない情報」と答弁しました。
遅くなりましたが、お知らせします。
オスプレイが市内上空を飛んだことは確認できていない!?
昨年11月オスプレイが屋久島沖で墜落し、国内初の死亡事故となりました。この事故に関し、沖縄県内の自治体だけではなく、オスプレイ飛行訓練を受け入れている東富士演習場周辺の首長も「安全対策をしっかりしてほしい」など遺憾の意を表明したり、周辺自治体が連名で防衛省に申し入れを行ったりしました。一昨年は市内上空でオスプレイを目撃した人もいます。市長は市内をオスプレイが飛行することについてはどう思っているのか質問しました。すると蝦名市長は「オスプレイが市内上空を飛んだことは市としては確認していない」と驚くべき答弁をしました。複数の人が市内上空で目撃したと言っています。それにも関わらず、公的な記録としては飛行の事実は残っていないのです。市民による監視活動がいかに重要か思い知らされました。
津波から守れない避難場所が判明
耐浪性つまり津波に対する耐久性が確認できない避難場所があることが、今議会で報告されました。国からは避難場所には耐浪性を満たすよう通知がありましたが、担当課が認識していなかったことが原因です。調査の結果、28か所の避難場所で耐浪性を確認できていないことが判明。建物自体としては問題ないので具体的な施設名は明かせないとする市ですが、避難場所として指定している以上対策が急がれます。あわせて、今計画段階にある、大楽毛津波避難タワー、大楽毛南地域複合施設、大楽毛消防支所などの完成に遅れがあってはならないと求めたところ、当初の計画通り進められると明言しました。
反対した議案 市長と市議のボーナスアップ
今議会では市長から18の議案が出され、市長・市議会議員の期末手当引き上げに関する条例のみ反対しました。具体的には、市長は規定額より15万円アップの262万円、市議は7万円アップの124万円(端数省略)を、期末手当として支給する内容です。市民の理解を得られるのかと問いただしても、「国の人事院勧告には従うべき」と市役所職員と政治家を一緒くたにした答弁しか返ってきません。市長・市議の増額もわざわざ抱き合わせにした議案。職員の期末手当を増額する部分は納得できますが、市長・市議については市内民間企業のボーナス水準とかけ離れているため反対しました。尚、他会派は何ら質問もなく賛成しました。