西村まさと事務所開き・決起集会が2023年3月12日釧路市内で開かれました。🌈
会場いっぱいの60人の参加者があり感激しました。
会場から3人の方から激励のあいさつがを頂きました。
また日本共産党の紙智子・岩渕友参院議員からメッセージが届きました。
田村智子参院議員からは心温まるビデオメッセージが届き感激しました。
後日動画をこのブログでアップしようと思います。
私の決意表明の全文をご紹介します。(長くなってすみません)
1.今の社会情勢
ロシアがウクライナを攻撃して1年以上が経過しました。いまだに撤退しないロシアに対しては強く抗議したいと思います。ましてや核の威嚇を口にしていることは許されないことだと思います。私の政治活動の原点は、平和ですから、まず冒頭でロシアへの抗議の意を表明したいと思います。
その上で、岸田政権が進もうとしている道はとても危険なことであると言わなければなりません。軍事費を5年かけて43兆円に増やし、そのために増税を検討するといっています。敵基地攻撃能力といって、長距離ミサイルトマホークをもつことも検討しています。これで本当に日本を守れるのでしょうか。よその国がミサイルを飛ばすとか、領海侵犯をするからといって、武力に頼るとかえって危険な方向にいってしまいます。集団的自衛権によって、アメリカがはじめた戦争に日本が巻き込まれて、反撃攻撃されると焼け野原になってしまいます。戦争の惨禍が再び起きてしまいます。今こそ、憲法9条の精神を生かして、相手国を攻め入るような戦力はもたないことを徹底すべきと考えています。今日は市議会議員選挙の決起集会ではありますが、今の社会情勢について私が感じていることをお話させてもらいました。
2.4年間議員をやって
さて、皆さんの力強い応援をいただいて当選させてもらってからあっという間に4年が経ちました。4年前は東京から転居して間もなかったので、新天地での選挙で大変苦労もしました。東京では20年間に渡り6回選挙に出た経験があり、選挙のやり方は大体わかっているので、それに皆さんのお力を借りることで26番目で当選できました。次で市議選は2回目、全部で8回目の挑戦になります。今度も皆さんと心1つに頑張る決意です。どうぞよろしくお願い申し上げます。
この4年間議員をやってみて感じたことは、運動によって政治は前に動かせることができるということです。その1つは、子どもの医療費無料化の拡充です。4年前は、釧路では子どもの医療費無料化は小学校入学前まででした。それがおととし、子どもの医療費無料化の拡充を求める意見書が、自民党も賛成して成立し、その後入院は高校卒業まで無料になりました。それから2年経っ今年の8月からは入院通院とも中学校卒業まで無料になることが決まりつつあります。市民の皆さんの運動と粘り強い質問の成果だと思います。
それから国民健康保険料も引き下げることができました。この4年間で合計すると1世帯平均年7700円余り引き下げることができました。これも国保料を引き下げてほしいという運動の成果です。
また学校給食費も今年の2月までの3か月間だけでしたが、無料化することができました。就学援助も拡充でき、生徒会費も支給対象にすることができました。市民の運動が盛り上がっているものとか全国の自治体で達成していることなどが、市長に大きな影響を与えていると思います。4年間市政の現場にいて、政治が前進することを実感できたことは、私にとってかけがえのない経験になりました。
3.市議会の状況
その市議会の状況についてお話します。今の釧路市議会はオール与党で、市長のやり方に対するチェック機能が働いていないのが、最大の欠点です。支所廃止の議案とそれに伴うマルチコピー機を購入する議案のみ市民連合の5人が反対しましたが、それ以外この4年間市長提案の議案に共産党以外は全て賛成してきました。市民にとって不利益になる議案や予算が含まれているのに、問題視しないというのが今の釧路市議会だと思います。議案として市長から提案されたものは、全て成立するのが今の議会の特徴です。
議会の役割には、議案の審査の他に意見書の審査もあります。先ほど紹介した子どもの医療費助成制度の拡充を求める意見書は、共産党が出して、自民党が賛成したから採択されました。公明党は反対しました。逆に選択的夫婦別姓制度の導入を求める意見書には公明党賛成で自民党のみ反対して採択されるという珍しい事例もありました。国政や道政に関わることは、市議会ではなかなか決定は難しいので、意見書という形で議会としての意思表示をするこができます。意見書の審査という形であれば、必ずしもオール与党の弊害が出ている訳ではないので、その点は今後更に前進させたいと考えています。
本来なら5人以上の会派になれば、公明党や市民連合と並んで第2党になり、発言力の向上につながるのですが、それはこれから4年間切磋琢磨して展望を開いていきたいと思っています。今回は、議会のチェック機能を何よりも重視している共産党が議席を現状維持できるかが大きな焦点になるでしょうし、市民の暮らしを守るためには絶対になくてはならない4議席であると思っています。
4.公約
次に、具体的な公約についてもお話したいと思います。まず、子育て世代からの要望が多い、子どもの医療費無料化を18歳まで求めます。釧路管内では、釧路市と釧路町が特に遅れていました。その釧路町が、入院通院とも18歳まで無料化することになったので、これで釧路市だけが取り残された感じです。中学校卒業までの医療費無料化をしても、周りがそれを上回っているので、見劣り感がまた出てきています。この2月議会の一般質問で取り上げましたが、市長はまた「全国一律の制度で国において行うべきもの」と以前の答弁に戻ってしまいました。
それから学校給食費の無料化を実現したいと考えています。この間、全国的には、無料化に踏み切る自治体がどんどん増えています。釧路市が、学校給食無料化をやらない理由を聞くと、いつも「学校給食法第11条では、食材費は保護者負担とすると決められているから」と答えます。しかし、この間、国会で吉良よし子議員の質問にも文科大臣が答えたように、学校給食法は自治体の無料化を禁止しているのものではないのです。市の論拠は完全に崩れているので、粘り強く求めていきます。
それから国民健康保険料の軽減を目指します。先ほどこの4年間で7700円余り引き下げる事ができたといいましたが、今回の議会で1世帯平均年5000円引き上げ、所得147万円の2人世帯でシミュレーションすると1万6500円の引き上げになってしまうのです。物価高騰で市民の暮らしが大変な今、税金はむしろ引き下げるのが、本来の自治体のあり方ではないでしょうか。また未就学児の均等割部分は国の制度によって昨年から5割軽減されていますので、市の補助で全額軽減するように求めて行きます。
それから、高齢者の難聴の方の補聴器助成制度を作ることを求めて行きます。この点も住民運動の成果によって、多くの自治体で何らかの制度が作られてきました。根室市では、市議選で大きな争点になって、それが制度の実現につながりました。そもそも補聴器は片耳だけでは20~30万円するような高価なものです。聴こえが悪いのに我慢している高齢者の方がいなくなるよう努力します。
財源ですが、釧路市にはため込み金が137億円もあります。昨年度だけでも過去最高の21億円もため込み金にまわりました。予算を組んでも使い切れず余らせているのが今の釧路市の財政状況です。ため込む理由は、鉄道高架やそれにからんで市役所の建設などに充てようとしているのです。ウォーカブルつまり歩きやすい街を作るためといって、鉄道高架をしようとしています。ウォーカブルと鉄道高架は関連がありません。鉄道高架ありきの予算の使い方も改めていきます。
5.決意表明
最後になりますが、私はこれらの仕事を再びやらせていただきたく、来月行われる市議会議員選挙に立候補を決意いたしました。今度の選挙は、釧路市政のあり方だけが問われているのではないと思います。全国的に行われる統一地方選挙ですし、衆参の補欠選挙と同じ投票日ですので、政権への審判という意味あいもあります。今多くの国民は物価高騰で苦しめられています。諸外国では物価が上がっても、それ見合うだけの賃上げも行われています。しかし日本にはそれが全くないのは、岸田政権の無策ではないでしょうか。例えば、最低賃金を引き上げるとか、消費税を減税するとか、内部留保を賃上げ回さない大企業には新たな課税をするとか、いろいろな方法があります。そのような対策を打てない政権には退陣してもらいましょう。共産党が延びれば、岸田政権退陣へのきっかけになります。どうぞ日本共産党を伸ばしてください。前半戦は知事選挙が行われます。私は知事候補の池田まきさんと力を合わせて、北海道と釧路市の政治を変えていく決意です。心からのご支援をお願いして私の決意表明とさせてもらいます。どうぞよろしくお願いいたします。
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