南アフリカは、アフリカ大陸南端の国で、1814年にイギリス領となりましたが、1910年に南アフリカ連邦を経て1934年に独立しました。
1961年にイギリス連邦を脱退し、南アフリカ共和国となりました。その際、通貨を十進法の1ランド＝100セントに改めました。
こちらは10セント硬貨です。表面は、2000年まで使われていた国章が描かれています。
ボツワナは、アフリカ大陸南部の内陸国で、国土の大半が砂漠です。
イギリス支配下から1966年に独立しましたが、独立後しばらくは南アフリカの通貨が流通していました。1976年に1プラ＝100テベの通貨制度が導入されました。
こちらは5テベ硬貨です。表面には国章、裏面にはサイチョウが描かれています。
ナミビアはアフリカ大陸南西部の国で、南アフリカ共和国支配下から1990年に独立しました。
第一次大戦後から南アフリカ支配下となり、南アフリカの通貨が流通しましたが、独立後はナミビア・ドル(1ドル＝100セント)通貨制度となりました。
こちらは5セント硬貨です。表面には国章、裏面にはケープマアジが描かれています。
チュニジアは、アフリカ大陸の北部、地中海沿岸の国です。
フランス支配下から1956年に独立し、1958年には、1ディナール＝1000ミリーム通貨制度が導入されました。
こちらは1ミリーム硬貨です。裏面にはオリーブの木が描かれています。
ソマリランドは、ソマリアの分裂地域の一つで、ソマリアのアデン湾沿岸地域に位置します。
ソマリアは1991年に中央政府が崩壊し、ソマリア、プントランド、ソマリランドの3つの地域に分裂しています。
ソマリア、プントランド(1998年に独立を宣言)では、ソマリア・シリングが、ソマリランドでは、ソマリランド・シリングが流通しています。
補助通貨はありません。1991年に独立を宣言し、1994年に通貨導入しています。
こちらは5シリング硬貨です。
2頭のゾウが描かれています。
セーシェルは、アフリカ大陸東岸のインド洋上の島国です。18世紀末にイギリスに支配下となり、19世紀中はモーリシャスとともに統治されました。
1903年に、モーリシャスと分離し、イギリス直轄の植民地となり、1976年に独立しています。
通貨は、イギリス支配下の1914年に、独自通貨ルピーが発行され、1934年にはセーシェル・ルピー(1ルピー＝100セント)通貨制度が導入されました。
こちらは1セント硬貨です。表面に国章、裏面にはワタリガニの一種で、甲羅の縁がノコギリの歯のようになっているノコギリガザミが描かれています。
赤道ギニアは、中部アフリカの西岸に位置する国で、赤道上にはありませんが、西アフリカのギニアとの区別のため、赤道に近いギニア、という意味で命名されました。
スペインから1968年に独立し、通貨は1985年から中部アフリカCFAフランが導入されています。
こちらは10フラン硬貨です。裏面にはガゼルが描かれています。
エスワティニ(スワジランド)は、アフリカ大陸南東部の内陸国です。
1968年に独立し、1ルーランガ＝100セントの独自通貨制度が導入されました。1974年には1リランゲニ＝100セントの新通貨制度が導入されました。
こちらは5セント硬貨です。表面はムスワティ3世、裏面はサトイモ科の植物カラーの葉が描かれています。
ジブチはアフリカ大陸の東、エチオピアの外側に位置する国で、外港として栄えてきました。1977年にフランスから独立しました。
通貨は第二次世界大戦後、フランス・アフリカ植民地フラン(CFAフラン)が導入されていましたが、1949年にジブチ・フランとなっています。補助単位はサンチーム(1フラン＝100サンチーム)ですが、貨幣は発行されていません。
こちらは50フラン硬貨です。表面は国章、裏面にはラクダが描かれています。
シエラレオネは、西アフリカの大西洋に面した国で、1961年にイギリスから独立しました。1991年から2002年まで内戦が続きましたが、現在は安定しています。
イギリス領時代は1ポンド＝20シリング＝240ペンスのイギリス領西アフリカ・ポンドが流通していましたが、独立後の1964年からは1レオン＝100セントの独自通貨が導入されています。
こちらは10レオン硬貨です。表面は南部地域にあったパ・メンデ首長国のマミー・ヨーコの胸像、裏面にはニシン科の魚ボンガが描かれています。
