ドイツは第一次世界大戦敗戦後に、多額の賠償金支払いなどを契機にハイパーインフレとなりました。
その結果、通貨マルクはパピエルマルク(紙マルク)と言われるようになりました。
そこで、1923年に1兆分の1デノミが行われ、レンテンマルク(緊急通貨)が発行されました。レンテンマルクは土地の価値(地代請求権)と関連づけられ、発行額が制限されたことから、インフレは急速に沈静化しました。
その後、1924年には新通貨ライヒスマルクが導入され、レンテンマルクと等価交換されました。レンテンマルクは1934年までに置き換えられる予定でしたが、1948年まで通用していました。
こちらは1924年に発行された2レンテンペニヒ硬貨です。(1マルク=100ペニヒ)