趣味のお部屋@nissy

インフレ紙幣や貨幣コレクションのページとしてリニューアルしました。過去の九州国道の旅編も完結し、毎日更新は終了です。

ハンガリー フォリント

2021-04-23 07:52:00 | ヨーロッパ
1984年発行のハンガリーの100フォリント紙幣です。

1946年に、旧通貨でハイパーインフレが起こったペンゲーから、フォリントに通貨が変更されました。補助単位はフィレールで、1フォリント=100フィレールです。
なお、フィレール単位の貨幣は1999年以降流通していません。







ハンガリー アドーペンゲー

2021-04-22 07:52:00 | ヨーロッパ
1946年発行のハンガリーの50万アドーペンゲー紙幣です。

アドーペンゲーは「税の」ペンゲーという意味で、納税に限定された貨幣でした。
通常のペンゲー貨は暴落が続き、導入当初等価であったアドーペンゲーの価値は上昇を続け、最終的には1アドーペンゲー=20垓(10の20乗)ペンゲー前後のレートとなりました。

結局、同年新通貨フォリントが導入され(1フォリント=40穣(10の28乗)ペンゲー)、ようやく通貨が安定しました。







ハンガリー コロナ

2021-04-21 00:05:00 | ヨーロッパ
久しぶりの世界の紙幣シリーズです。
1920年発行のハンガリー2コロナ紙幣です。

第一次世界大戦の後、オーストリア=ハンガリー・クローネを別の通貨へと変更
するため、ハンガリー国内ではコロナ通貨が導入されました。
しかし、その後インフレのため、1925年に新たな通貨であるペンゲーが導入されました。(1ペンゲー=12500コロナ)







ドイツ 2レンテンペニヒ

2021-03-06 00:07:00 | ヨーロッパ
ドイツは第一次世界大戦敗戦後に、多額の賠償金支払いなどを契機にハイパーインフレとなりました。
その結果、通貨マルクはパピエルマルク(紙マルク)と言われるようになりました。
そこで、1923年に1兆分の1デノミが行われ、レンテンマルク(緊急通貨)が発行されました。レンテンマルクは土地の価値(地代請求権)と関連づけられ、発行額が制限されたことから、インフレは急速に沈静化しました。
その後、1924年には新通貨ライヒスマルクが導入され、レンテンマルクと等価交換されました。レンテンマルクは1934年までに置き換えられる予定でしたが、1948年まで通用していました。

こちらは1924年に発行された2レンテンペニヒ硬貨です。(1マルク=100ペニヒ)







ポーランド 50グロシュ

2021-03-04 00:08:00 | ヨーロッパ
ポーランドは第一次世界大戦後の1918年にドイツから独立を宣言し、ポーランド共和国となりました。
その後、ソビエトとの戦争によりハイパーインフレとなり、1923年には1億マルッカ紙幣が発行されるまでになりました。
1924年には、旧通貨制度の1ズウォティ=100グロシュを復活させました。
旧通貨180万マルッカが1ズウォティと交換されました。

こちらは1923年に製造された50グロシュ硬貨です。なお、グロシュ硬貨には1924年銘が無いことから、デノミ前に準備されていたものと考えられます。






オーストリア=ハンガリー二重帝国 1コロナ

2021-03-02 00:13:00 | ヨーロッパ
1892年に、オーストリア=ハンガリー二重帝国では、金本位制が採用され、1コロナ(クローネ)=100ヘラーの通貨制度となりました。第一次世界大戦後に帝国が解体される1918年まで使用されていました。

こちらは1904年に発行された1コロナ銀貨です。
オーストリアの国父とも称されたフランツ・ヨーゼフ1世が描かれています。






トルコ 2.5リラ

2021-02-24 08:23:00 | ヨーロッパ
今回は数の珍しい硬貨の紹介です。
トルコの2.5リラ硬貨です。1970年に発行されたFAO(国際連合食糧農業機関)の農業進歩シリーズ記念硬貨になります。

2と1/2という表記になっています。

トラクターを運転する初代大統領アタテュルクが描かれています。