Noriko

しあわせさがし、穏やかで心豊かなライフスタイルを求めて・・・ささやかなブログです。

Now, it's my GOLDEN TIME of my life...My Father 私の人生後半の「ゴールデンタイム」ー父の介護

2013-01-12 09:43:20 | エッセイ

A Happy New Year , 2013

今、私はまさに、人生後半の「ゴールデンタイム」を迎えようとしています。

と言うのは、2人の息子たちも自立し、これからの課題は「父の介護」だからです。

 

84歳の父は4年前退職すると、痴呆が急激に進んだのです。そして、とうとう私の事すら解らなくなりました。

私はこの現実を、にわかに受け入れ難かった! 私を強く深く愛し育んでくれた父が、この私を解らなくなるはずがない!

 

入所している介護ホームは、持病のある私が東京から通うにはかなり遠い。

が、私の体調の良い時、なるべく父を訪れました。

ある時、急にいきなり目をカッと開き、瞳をキラキラさせ、「あーっ、のりこー!、のりこー!」と叫んだのです。

私は、その瞬間、驚愕。嬉しくて、目頭が熱くなり、涙が零れおちました。

 

私にとって「父の介護」は、喜びであり、「人生後半のゴールデンタイム」。 父が生きているだけで嬉しいと心底思っています。

痴呆の適切なお薬や療法で、もしかして、昔の父に戻ってくれるのではという期待もあります。

 

M私は、58歳で突然、植物人間となり尊厳死や、49歳で急死した弟の分まで生き延び、

両親に、神様に与えられた命に感謝しながら、父との「ゴールデンタイム」を悔いなく生きたいと考えています。

     

追加 先日、「東京家族」(山田洋次 監督50周年記念作品)の試写会を観てきました。

1月19日」よりロードショーです。 田舎で暮らす両親が、東京で暮らす3人の子供たちを訪ね上京。

すれ違う家族の心を繋いだのは、思いもよらない出来事・・・どんな夫婦、家庭、親子にも起こりえる、涙せずにはいられない映画です。

お時間のある時、是非ともご覧になって下さい。

 

"My latter part of GOLDEN TIME with Dad"

My father is 84. He was a doctor and retired 4 years ago.

Nevertheless, during the 4 years, his brain kept loosing memory so fast

and diagnozed as "Serious Alzheimer"

By then, I could not recognized me anymore and it was the deepest shock for me.

It was not easy to accept the reality, but I kept visiting him as many times as possible.

One day, he looked in my eyes and screamed with joy, "Noriko, oh my dearest Noriko!"

It was obvious that his brain is stimulated by my visits!

I then thought it's my "GOLDEN TIME with Dad" has begun.

Now, I'd like to live my life full that was given from God and my parents,

 to dedicate it for my farther & my lifework that my  grandmother planted in Hiroshima,

and live long because my mother passed away 21 years ago at the age of 58, and my smaller brother who passed away last year at the age of 49.

January12 2013

Pictures above are me with my father & mother

  

These cards above are hand-made ones by Ms.Junko Kunimi

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