久々に良いMPB(ブラジルポピュラーミュージック)のCDに巡り
会いました。マリーザ・モンチというひとですが、これが思っていた
以上の出来映えで、最近のブラジル女性シンガーとしては非常に
質の高い作品じゃないでしょうか。実に良いCDです!
音楽家としての活動は大変長いのですが、これまであまりアルバ
ムを出して来なかったようです。ほとんどがステージ活動だった
らしく(過去15年間で5枚のアルバムは少ない!)その辺はご
本人も認めていて、今回新規に2枚のアルバムをまとめてリリー
スということになったのだとか。
もともとポルテーラの長老とも縁があったらしく古き良きサンバ
の味を保ちつつも、サンバの演奏につきもののパンデイロを取り
入れてなかったり、スルドの低音を必要最低限にしたり、また彼
女自身でウクレレを弾いていたりと、独自の作風を主張しつつも
気品さを失わず、大変気持ちの良い仕上がりになっています。
女性の方にも受ける感性の高い内容です。
聞きこんでいくほど彼女の世界に引っ張られて行く、そういった
完成度の高い作品で、最近のブラジル女性歌手でここまで良質
なものはあまりないのでは。かつて中野サンプラザでクララ・
ヌネスを見た時も一種の感銘を受けましたが、マリーザ・モンチ
のCDからも似たような感情が持ちあがってくるのを感じます。
MARISA MONTE/UNIVERSO AO MEU REDOR
女性のキメの細かい感性で、きれいに歌い上げたサウダージたっ
ぷりのサンバを聞きたいかたにはぴったりかもしれません。
なかでも UNIVERSO AO MEU REDOR と O BONDE DE DOM が
秀逸です! ポルトガル語の歌詞が洗練されていてコンポーザー
としてのセンスも光っています。MEU CANARIO もノリの良い曲
で実際のミュージシャンの演奏を見てみたい。
バックミュージシャン同様、注意深くもエレガントに選び抜かれた
歌詞の心地良さ。気持ちの良い空間を醸し出します。
絶品ですわ!
因みに、若きMPB”ディーバ”として、マリーザ・モンチの名を
国際的に高めた1991年の彼女の2作目のアルバム、MAISに
は大御所ナナバスコンセーロの名前も見られ、何とゲストとして
あの坂本龍一も名前を連ねています。ちょっと意外ですね。
会いました。マリーザ・モンチというひとですが、これが思っていた
以上の出来映えで、最近のブラジル女性シンガーとしては非常に
質の高い作品じゃないでしょうか。実に良いCDです!
音楽家としての活動は大変長いのですが、これまであまりアルバ
ムを出して来なかったようです。ほとんどがステージ活動だった
らしく(過去15年間で5枚のアルバムは少ない!)その辺はご
本人も認めていて、今回新規に2枚のアルバムをまとめてリリー
スということになったのだとか。
もともとポルテーラの長老とも縁があったらしく古き良きサンバ
の味を保ちつつも、サンバの演奏につきもののパンデイロを取り
入れてなかったり、スルドの低音を必要最低限にしたり、また彼
女自身でウクレレを弾いていたりと、独自の作風を主張しつつも
気品さを失わず、大変気持ちの良い仕上がりになっています。
女性の方にも受ける感性の高い内容です。
聞きこんでいくほど彼女の世界に引っ張られて行く、そういった
完成度の高い作品で、最近のブラジル女性歌手でここまで良質
なものはあまりないのでは。かつて中野サンプラザでクララ・
ヌネスを見た時も一種の感銘を受けましたが、マリーザ・モンチ
のCDからも似たような感情が持ちあがってくるのを感じます。
MARISA MONTE/UNIVERSO AO MEU REDOR
女性のキメの細かい感性で、きれいに歌い上げたサウダージたっ
ぷりのサンバを聞きたいかたにはぴったりかもしれません。
なかでも UNIVERSO AO MEU REDOR と O BONDE DE DOM が
秀逸です! ポルトガル語の歌詞が洗練されていてコンポーザー
としてのセンスも光っています。MEU CANARIO もノリの良い曲
で実際のミュージシャンの演奏を見てみたい。
バックミュージシャン同様、注意深くもエレガントに選び抜かれた
歌詞の心地良さ。気持ちの良い空間を醸し出します。
絶品ですわ!
因みに、若きMPB”ディーバ”として、マリーザ・モンチの名を
国際的に高めた1991年の彼女の2作目のアルバム、MAISに
は大御所ナナバスコンセーロの名前も見られ、何とゲストとして
あの坂本龍一も名前を連ねています。ちょっと意外ですね。
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