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清洲橋

2007-05-22 09:49:35 | 江戸由縁東京旧聞
ここのところ隅田川の橋シリーズを書くのをさぼっていました。
永代橋と並んで我が家から一番近い橋である清洲橋は、子供の頃から
の馴染みの橋ですから、早く取り上げなければ、と思いつつ遅くなってし
まいました。やっと橋モノにカムバック!

この橋は比較的歴史の新しい橋で昭和3年の架橋です。関東大震災の
復興事業で日本橋区の中洲と深川区の清住の間に架けられたため、清
洲橋と名づけられました。長さはおおよそ190メートルほどで、ドイツはケ
ルンの橋をモデルにして造られたと言われています。青色でいかにもヨー
ロッパっぽい感じのする橋ですね。隅田川に架かる橋としては綺麗なデ
ザインの橋ですが、近くでよく見るとリベットなんかがむき出しだったりし
てます。
この辺はいかにもドイツの頑丈さがそのまま出ているという印象ですが、
遠くから見るとこの橋の美しさはやはり傑出しています。


リベットの迫力も結構なモノです。

清洲橋は良く女性的なデザインと評されますが、永代橋と共に建設されたため
永代橋が男性的であるのに対して、女性的とされるのでしょうが、単独で見る
と堂々として、曲線の美しい吊り橋状のデザインがなかなか秀逸です。


中央区側から撮ってみました。下町のブルックリンブリッジ!ちょっと違うな?

明治の終わりまでこの辺りは橋がなく、中央区よりの中洲の辺りは三角
洲で、浜町と繋がる水路があった辺りに現在は首都高速が架かっていま
す。反対側の江東区寄りはかつて清住でした。それを昭和に入って間も
なく清澄と改称したのでした。




明治の頃からこの辺りには浅野セメントがありとセメント工業発祥の地とし
て知られています。またその近くにはかつてエレキテルで有名な平賀源
内が一時住んでいましたので平賀源内電気実験の碑もあります。

小名木川の隅田川の吐き出し口の辺りに架かるのが万年橋でここには
松尾芭蕉の記念館の別館もあり、また元大鵬と北の湖の相撲部屋も清
洲橋から歩いてすぐのところにあります。

この近辺は結構歴史に所縁のあるものや場所が多いです。清澄庭園に
も近いですし、名所旧跡を訪ねて歩くのには丁度良いかもしれないです
ね。




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2 コメント

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“橋シリーズ”復活は嬉しいです (光ちゃん)
2007-05-27 08:12:30
また“橋シリーズ”が載ってました。
早速拝見させていただきました。
この“橋シリーズ”を印刷して、大事に持っています。
これを見ながら、今年中には私は橋巡りと、深川散策をしたいです。
とても愉しみにしている一つです。
いろいろお教え下さいませ。
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清洲橋 (nnakazawa)
2007-05-27 21:03:25
見て頂いて光栄です。
しかも印刷までして頂き保管して頂いている
とは。拙文にもかかわらず、有り難いことです。

ちょっと「橋モノ」をサボっておりましたが、これを
機会にマメにもっと取り上げようと思います。

再度お礼申しあげます。

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