ラテントピック・一語一絵 その９

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ネルソン・サルジェント

本名はNelson Mattos
リオの名門エスコーラ、マンゲイラの
大幹部だ。名誉会長。
1924年生まれというのだから驚く。
分かり易く言うなら大正14年、関東大震災
の翌年だ。リオやエスコーラの歴史を
知る生き字引き。長老、最古参、レジェンド、
ベーリャ・グアルダ。これだけでもビックリ
なのに2019年に95才で何と日本にまで来た。
遠路はるばるブラジルから来日、さらに真夏の
浅草サンバカーニバルにも出場したと言うのだ
から驚くしかない。全く恐れ入る。過去には
70才を前にして来日していた。

ついでながらエルザ・ソアレスは1930年
生まれでこちらも90才を超える。大した
ものだが亡くなった。キューバのコンパイ
セグンドも90才を過ぎて活動していたから
ね。全く驚きです。

前書きが長くなってしまった。
ここはベッチも歌っている
"Agoniza mas não morre”だろう。

サンバは死なず。


結構描くのが大変。遠くを見るような
眼差しはどう表したら良いものか。
文章を書く方がまだ楽だ。絵は一本
一本の線で決まる。素人なりに苦労は
あるさ。もっと上手く描けたら差し
替えよう。マンゲイラと言えばカルトー
ラの絵も描いてあるけどこれも描き
直したい。




ネルソンのサイン。1993年立川記念公園だった。

(2021年5月に永眠)