My favorite things 2024

不定期でジャンルもバラバラです。 お気軽に寄って見て下さい、 

THE GIRL WHO PLAYED WITH FIRE

2013-02-23 10:08:02 | PAPERBACKS
一作目の”THE GIRL WITH THE DRAGON TATTOO"が
面白くでアッと言う間に読んでしまい、一気に第二作に突入
です。

主人公のリスベットは前作でハッキングによって奪った
大量の金で世界中を旅して中米の高級リゾートあたりで
リラックスし、ほとぼりの冷めた頃を見はかりストックホルムへ
戻ります。


一方ミカエルは急に連絡を絶ってしまったリスベットが気がかり
になりますが、拉致された女性達の売春組織の暴露記事の用意で
多忙になります。ところが担当記者二人が射殺されるという事件が
発生、使用された銃からリスベットの指紋が浮き上がりますが
何と銃の届け出人はリスベットの保護観察官で、例のリスベットの
復讐によって刺青をいれられた人物でリスベットへの復讐を企んで
いたのだが彼も殺されてしまう。これでリスベットは圧倒的に
不利な状況に追い込まれてしまいます。

当然警察はリスベットを犯人として指名手配する。さらにマスコミも
リスベットを調べあげて彼女を「悪魔のレズビアン」という見出しで
絶好のネタとして報道します。しかしミカエルだけはリスベットの
犯行ではないと信じています。


リスベットを良く知るミカエルは、この連続殺人事件の裏側には
自分達が追っていた売春組織と関連があるのではないかと想像して
いた。独自に調べてみると警察の内部に関連する人物があぶりだ
されて来ます。やがて「ZALA」という人物が動いていることを知ります。


ミカエルともずっと連絡をせず、また警察にもその存在を知られる
ことなく、リスベットはずっと水面下に潜みハッキングを駆使し、
警察の動きやミカエルの活動やかつての雇用主たちの情報を分析して
事態を判断していた。やがてリスベットもZALAの存在を知るに至り、
自分を殺人犯として追い込んだ人物を追いかけることになります。


第二部ではリスベットの過去の出来事が明らかになっていきます。
女性に暴力を振るったり、暴行して殺してしまうような男に対しては
異常とも思える感情を示すリスベット。第一部の終盤に、猟奇殺人
犯によって殺されそうになったミカエルの命を救ったリスベットは、
負傷して逃げた犯人を、犯人の置き忘れたピストルを手にして「殺して
良い?」とミカエルに問います。(ここは原作では”I AM GOING 
TO TAKE HIM"となっていまして、引き止めるミカエルを無視して
犯人を追いかけることになっています)。

なぜそのような激しい憎しみを持つように至ったのか。リスベットの
内面も明らかになります。またZARAとは一体誰なのか? 
意外なドンデン返しが待っています。

良く出来たミステリーです。一作目にひけを取りません。

これもまた前作同様のキャストで映画化決定なのかな?
ギャラでもめていると言う話も聞くけど・・・


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« Mulheres - Martinho da Vila | トップ | ヒラメを頂きました! »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿