Consuelo Velazquez
コンスエロ・ベラスケス
メキシコ人。作曲家。ピアニスト。
名曲「ベサメ・ムーチョ」を作曲した。1916年生まれ。
Consuelito とも言う。Siempre en Domingo というライブショーの
司会者がこの名前で彼女を紹介しているシーンがある。
彼女が自分でピアノを弾きながら歌う。70才を過ぎてるとは思えない。
アレンジが素晴らしい。YouTubeで見られます。
全世界で知られているラテンのスタンダードナンバー。
彼女が10代の時の作曲らしいが何ともダイレクトなタイトルだ。
4才ですでに音楽に対する才能を示していたらしく早くから
ピアノの勉強を始め10代でプロになった。
メキシコの映画にも数多く出ているし映画音楽も作曲している。
アメリカでの人気も素晴らしくハリウッドに招かれリタ・ヘイ
ワースやオーソン・ウエルズ、クラーク・ゲーブルら有名人も、
アメリカに滞在中のコンスエロと一緒の写真を撮りたがったと言う。
ビング・クロスビーも彼女に会っている。引っ張りだこだった。
ウォルト・ディズニーも彼女と映画の契約をしたかったが、コン
スエロは契約寸前に帰国して結婚してしまった。1945年頃だ。
余談になるが、映画「ショーシャンクの空に」で主人公のティム・
ロビンスが独房の壁に貼るポスターがリタ・へイワースだ。
1947年の設定で当時のセックスシンボル的存在だった。
メキシコの新聞ミレニオがコンスエロ・ベラスケスの生誕百年
記念で2016年に特集を組んでいる。その中に面白い個所がある。
「べサメムーチョ」は世界的なヒット曲であり男女の恋愛や
ムード作りに絡んで何かと効果的に利用されたエピソードが多い。
その中で、
日本の元首相であった海部俊樹氏は奥方と知り合い結婚に
至ったのはこの歌が関わっていたのです、と言う内容の
海部さんの手紙を1989年に娘さんが私の母に読んで伝えた、
と息子さんのMariano Riveraがインタビューに答えている。
へー、と言うところ。初めて聞いたよ。情熱溢れる歌だから
口説く場面には良いかも知れないけど、海部さんは歌の意味を
理解していたのだろうかねえ。まあ結果オーライだったのかも。
相変わらず水玉模様のネクタイしていたのかな。
調べてみたら、海部さんは総理大臣になった1989年にアメリカ
とメキシコを訪問しているから海部さんか家族の誰かが文化外交で
コンスエロ・ベラスケスに会ってるとも考えられる。べサメ・
ムーチョが縁結びなら尚更だ。1989年ならコンスエロ・ベラスケス
は73才。まだピアノを弾いていた筈だ。海部さんの手紙を読んだ
現場には息子さんしかいなかったのかな。海部さん自身は時間が
なかったかもね。海部さんの首相着任にあたりメキシコを訪問する
前に、現地の日本大使館が海部さんとメキシコとを結ぶものはない
かと下調べしてお膳立てしといたとは思うけどね。マスコミ受け
するし。
もっと良く情報を探してみるか。
カチートもこの人の作曲。自分の息子のために書いた。
何だかイタリアっぽい感じのする曲で良いね。
2005年に88才で亡くなっています。
何とか美人に描けた。描き上がったのを見てまあまあの
出来、と納得するのは簡単だが細かい線を積み重ねるプロセス
が大変。ちょっと緊張する。
音楽も同じで半音上がっただけで全体のムードがガラリと
変わってしまうこともある。倍音に相当するような、言わば
倍線が隠されていれば絵は豊かになるものだが規律正しい倍音
よりも捨て倍音みたいなのが聞き手には気持ちが良い。
声をどれだけ頭の中で響かせることが出来るかだ。共鳴だね。
絵も同じだ。聞き手がロボットなら聞く能力は皆同じだが、
人間だから聞くのも見るのもそれぞれ感じ方が違う。杓子定規に
は行かないね。
とまあ偉そうなことを言ってはみたが描き出しにミスばかりする。
難しいものだ。
コンスエロは映画に誘われるぐらいだから若い頃は随分器量が
良かったのじゃないかな。
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