BEHIND THE MASK

　トーマス・ハリスのベストセラーで、猟奇殺人犯でありすさまじい
知能指数を持つハンニバル・レクター博士のシリーズの最新作をずっと
待っていたのですが、どうも来年の発表のようです。

日本では、ジョディ・フォスターの「羊たちの沈黙」でその名が知られて
います。主演はアンソニー・ホプキンスが演じ実に迫力のあるレクターを
演じていました。全体に暗い色調で気味の悪さが強調されていた映画でし
たね。

この他に「レッド・ドラゴン」と「ハンニバル」が映画化されていますが、
「羊たちの沈黙」の続編ではジュリアン・ムーアの「ハンニバル」が記憶に
新しいところですね。結局あの映画でレクターはどうなったのでしょうか？　

続編を思わせるような終わり方をしていましたが、それがずっと気になって
いて作者のトーマス・ハリスはきっとまたその続きを書いているのだろうと
思っていました。三部作の後はどうなるのか、と気にしていたのです。

「羊たち」から「ハンニバル」の発表まで結構待たされましたからね。
まずハードカバーで売り出されてそれで半年後にペーパーバックになるので
その間に邦訳モノも出てしまいます。三部作ともペーパーバックで読みまし
たが、原語のほうが映画よりも面白かったです。映画ではどうしてもカット
してしまう場面もあり、時間的には仕方のないところではあるんでしょうけど
少し残念な気もします。個人的には「レッド・ドラゴン」が好きでしたが。

　それでてっきり前作「ハンニバル」の続きとばっかと思い込んでいたら
次回作はなんとレクター博士の若い時分の話みたい。どういう親がいて、
どんな時代や境遇で育ち何故あんなレクター博士になっていったのか、
とかいう内容のようです。

今回の私のハワイ行きを利用して、機会があればハードカバーでも手に
入れようと思っていたのですが、まだまだ先の話のようでした。ウーム、
残念。安く買えると思っていたのに。

情報によれば、次回作の''BEHIND　THE　MASK''はもうすでに映画化が
決定していて、これも来年の公開になるようです。トーマス・ハリスくらい
のベストセラー作家になると、書く前から映画化権を売ってしまうのかも知
れないですねえ。

気味悪い見たさで読んでいるところもあるシリーズですけど、新作の発表が
今から楽しみです。

ハワイ島旅行記に関連して書き足しておきます。