ハレマウマウ火口。
2015年5月16日(土)
午後3時半 11号線のママラホア・ハイウェイを行く。
左側にワイアケア・センターを見る。以前ここには
ボーダーズ・ブックストアがあったが撤退してしまった。
ヒロに滞在したときは良く訪ねたショッピングセンターです。
ウォール・マートがあり買い物に便利で、フード・コートの
レストラン、ヒロベイ・カフェは料理が美味しかった。
道路隔ててKTAも近くにあり何かと便利な一帯だ。
しばらく行くとマウナ・ロア・マカダミアナッツの工場がある
辺りまで来た。ここを左へ曲がってしばらく走ると工場があるが
もちろん通過する。時間のある方は是非行ってみると良いとこ
ろかも知れない。マカダミアナッツの木が延々と続き工場なら
ではのお土産もある。
さらにドライブは続き、道がやや上りになり車の数も少なく
なって来た。アカツカ・オーキッド・ガーデンズが近くなる。
ここは蘭の育成で有名なところで珍しい蘭などを公開して
いる。見たこともないような蘭があるのでボルケーノに行く
ついでに寄る価値はあるところです。
上の方に登っていくにつれ、ところどころ霧と雨に会う。
山の天気だからこれが普通だ。気温も下がるし人家もまばら。
午後4時近くにハワイ火山国立公園の入り口に到着。
ここのブースでは入園料を払う。たしか$10ドルだった。
溶岩洞窟のサーストンラバチューブへ。ここはいつでも足元に
水がところどころに溜まっていてすべりやすいので要注意です。
イキ火口。直径約900m。ここをトレッキングするツアーも
あります。上から見ると人間は豆粒のよう。
右側のイキ火口に沿って車はそのまま進みデバステーション
トレイルで下車。ここはイキが噴火した後の、ちょっと見は
小石だらけの砂丘でデバステーション(荒廃)の名の如く、
木も枯れ果てて小砂利だらけの斜面です。
オヒア・レフアがところどころに咲いている中を歩いて「ペレの涙」
といわれる小さな石を探してみる。スコリア(岩滓)と呼ばれる小さな
火山岩帯。辺り一面に小さな砂利が敷き詰められている中をしゃがんで
地面をじっくり見ると「ペレの涙」と言われる小さな丸い石があり
ますがこれは持ち出し厳禁。ガイドのスーさんが丁寧に説明して
くれます。ちょっとした宝探しの気分です。もっと火山石について
調べるには「原色岩石図鑑」でも持って来ないといけませんね。
この辺りから気温が下がっていますから一枚何か引っ掛けるものを
用意しておきましょう。セーターはあると重宝します。防寒着があれば
理想的です。山の上はかなり冷えますから。
この後は遥か下の海岸線まで続くチェーン・オブ・クレーター・ロードへ
出てまたまた溶岩帯の中を海へ向かい下ります。
はるか眼下に海が見えて、海岸線の道路が溶岩で堰きとめられたところ
まで下って行けば約32キロ。その間人家はありません。もちろん
ガソリンスタンドもありませんので燃料不足の方は要注意です。
以前溶岩で埋められて海岸線の道が無くなるところまで行きましたが、
往復で2時間以上かかりますので明るいうちの運転が安全です。
坂道で道路照明もありませんので夜のドライブは危険です。
さて、溶岩地帯の火口跡をいくつか進みハロナ・カハカイというあたりの
溶岩帯でお弁当タイムです。溶岩の上に腰掛けてのお弁当はまた特別の
味です。寿司シオノのお弁当だとか。
はるかずっと下のほうに海が見え、空には虹がかかり絶景でした。
午後5時45分 この後は今まで来た道を戻りビジターセンターへ。
ここでトイレ休憩をしてトーマス・ジャガー博物館に着いたのが
午後7時の薄暗くなる時間帯でした。
ここからだんだん暗くなっていくハレマウマウ火口を見ますが
観光客でいっぱいです。気温も下がりやや寒くなりました。
何回かハレマウマウ火口には来ていますがこんなにたくさんの
観光客を見たのは初めてです。つい一週間前まで火口に溶岩が
溢れていたのですから当然といえば当然ですが。
やや小雨の中、暗くなって行くハレマウマウ火口の真っ赤な火
はっきりと見えます。午後7時30分 ハレマウマウを出発して
ヒロ方面へ降りていきます。
この時間でも火口を見ようと次から次へと車がやって来ます。
まだまだ溶岩見物は多いようですね。
ヒロの西側の道コモハナの辺りを左へ。サドルロードへ向かう。
もう回りは真っ暗です。ドンドン進み午後9時30分 米軍の演習場
と言われる辺りでいよいよ星座観測ですがもうかなり寒いですよ。
あたりは真っ暗で空を見上げるともう星だらけです。たしかこの場所は
過去2回くらい来ている筈。
日本から持参した双眼鏡で南十字星を見る。スーさんが星まで
届くかと思うようなレーザービームでいろいろな星座を説明してくれます。
手を伸ばせば届くような星の数。圧倒的です。人工衛星も流れ星も
見えました。
さていよいよ本日の全行程は終了。サドルロードを経てワイコロアへ
抜けますが、サドルロードもいい道になりましたね。もともとあった
サドルロードが修復され200号線からワイコロアビレッジ方面の
190号線に繋がる道が出来ました。ダニエル・イノウエ・ハイウェイと
言います。
ダニエル・イノウエは第二次世界大戦のヨーロッパ戦線で活躍した
日系人編成の第442連隊で負傷し、片腕を失くされた政治家でしたが、
長く上院議員を務め名誉勲章など多くの勲章を受けたひとで、日本や
日系人のために大いに働いたひとです。
マウラ・ラニに戻ったのは午後11時近くでした。久々のハレマウマウ
や星座観測、すっかり堪能しました。スーさん、ロングドライブ、
お世話様でした。楽しかったですよ。
ちょっと疲れたな。元々痛かった足が今日はやはり重いです。
それに寒いとやはり疲れますね。 後半は寒かったな!
明日はホノルルへ移動です。ゲッコーが鳴いている中で片付けと
パッキング。早く休むとしましょう、と言っても午前1時を回って
しまいました。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます