二つ目田辺駿之介、熱演!
10分ほどの休憩の後、第二部の始まりは二つ目昇進記念
口上です。
舞台下手から司会の大木凡人、田辺一鶴、田辺駿之介、歌の
司会で有名な玉置宏(このひとは演芸評論家としても著名)、
そして兄弟子田辺南北と控えています。
まずは司会の大木凡人の挨拶から始まり、兄弟子の南北、
玉置宏の挨拶、師匠の一鶴の挨拶、そして今日の主人公、
田辺駿之介の口上であります。最後に玉置宏は、昔のNHK
番組「お笑い三人組」の一龍斎貞鳳の例をあげて励ました後、
会場のお客と共に三本締めでまとめ上げました。
屏風の反射で白飛びです。携帯電話の写真なので玉置さん、ご容赦を。
田辺一鶴師によると、駿之介を赤ん坊のときから知って
いて、3歳のときにはすでに講談の真似事をしていたらしい。
小学生の時にはすでに天才講談師としてマスコミにずいぶん
登場していたのだそうです。
非常に真面目で大学も主席で卒業をしたらしく、いまや
講談一筋の生活だとか。親代わりとしてこんな良い弟子は
ありません、とベタ褒めであります。
お涙と笑い溢れる二つ目昇進口上でありました。
隣席の友人も、駿之介を良く知っているらしく、あれは本当だ、
駿之介は本当に真面目な性格だよ。と舞台に向かって肯いて
おります。今回のお披露目のため、駿之介の名前の入った
和手拭のデザインは、実はこの友人が担当したのであります。
渋いですね。なかなか粋なデザインです。頂いちゃいました!
さていよいよ田辺駿之介登場です。
挨拶をすこしばかりして本題へ。
江戸の昔のお話で、ある噺家が金持ちのご贔屓筋から貰う
お仕着せの羽織の話です。毎年年末の習い事ではあるのですが、
その際前年末に貰った羽織は、今回貰う羽織と取り替えるのが
約束事になっております。ところが、今年に限り前年に貰った
羽織を、贔屓にしている噺家が着て来ない。
ご贔屓筋が、何故返せないと問い詰めるが本当の理由を言わ
ない。そうなると意地でも今年の羽織は出してやれない。訳を
言わない以上、今年は無し、と冷たくあしらってしまう。
ご贔屓筋の由緒ある紋のついた羽織を着られなくなった噺家は
世間から見放されて落ちぶれて行きます。
さて、この結末はどうなるのでしょうか? 結果はハッピーエンド
に終わるのでありますが、興の乗った駿之介はバンバンと釈台を
叩き大熱演で汗ビッショリ。もう一生懸命でした。なかなか好感の
もてる内容で、場内は拍手、拍手。拍手の嵐でお開きとなりました。
出口近くの受付では、一鶴師匠自らが売り子になってのサービス
です。気さくですね。80才近くとは思えません! 髪もヒゲも
真っ白になりましたが元気、元気!
僕のCD,買ってってよ。妖怪の名前400以上覚えて僕の記憶
能力検定受けてみて! (この記憶能力検定は実際にあります!)
久々に聞く講談、浅草の一夜。帰り際招待してれた友人を誘い
寿司屋へ。ホンのお礼で軽く一杯。
ビールと講談は生に限りますねえ。
10分ほどの休憩の後、第二部の始まりは二つ目昇進記念
口上です。
舞台下手から司会の大木凡人、田辺一鶴、田辺駿之介、歌の
司会で有名な玉置宏(このひとは演芸評論家としても著名)、
そして兄弟子田辺南北と控えています。
まずは司会の大木凡人の挨拶から始まり、兄弟子の南北、
玉置宏の挨拶、師匠の一鶴の挨拶、そして今日の主人公、
田辺駿之介の口上であります。最後に玉置宏は、昔のNHK
番組「お笑い三人組」の一龍斎貞鳳の例をあげて励ました後、
会場のお客と共に三本締めでまとめ上げました。
屏風の反射で白飛びです。携帯電話の写真なので玉置さん、ご容赦を。
田辺一鶴師によると、駿之介を赤ん坊のときから知って
いて、3歳のときにはすでに講談の真似事をしていたらしい。
小学生の時にはすでに天才講談師としてマスコミにずいぶん
登場していたのだそうです。
非常に真面目で大学も主席で卒業をしたらしく、いまや
講談一筋の生活だとか。親代わりとしてこんな良い弟子は
ありません、とベタ褒めであります。
お涙と笑い溢れる二つ目昇進口上でありました。
隣席の友人も、駿之介を良く知っているらしく、あれは本当だ、
駿之介は本当に真面目な性格だよ。と舞台に向かって肯いて
おります。今回のお披露目のため、駿之介の名前の入った
和手拭のデザインは、実はこの友人が担当したのであります。
渋いですね。なかなか粋なデザインです。頂いちゃいました!
さていよいよ田辺駿之介登場です。
挨拶をすこしばかりして本題へ。
江戸の昔のお話で、ある噺家が金持ちのご贔屓筋から貰う
お仕着せの羽織の話です。毎年年末の習い事ではあるのですが、
その際前年末に貰った羽織は、今回貰う羽織と取り替えるのが
約束事になっております。ところが、今年に限り前年に貰った
羽織を、贔屓にしている噺家が着て来ない。
ご贔屓筋が、何故返せないと問い詰めるが本当の理由を言わ
ない。そうなると意地でも今年の羽織は出してやれない。訳を
言わない以上、今年は無し、と冷たくあしらってしまう。
ご贔屓筋の由緒ある紋のついた羽織を着られなくなった噺家は
世間から見放されて落ちぶれて行きます。
さて、この結末はどうなるのでしょうか? 結果はハッピーエンド
に終わるのでありますが、興の乗った駿之介はバンバンと釈台を
叩き大熱演で汗ビッショリ。もう一生懸命でした。なかなか好感の
もてる内容で、場内は拍手、拍手。拍手の嵐でお開きとなりました。
出口近くの受付では、一鶴師匠自らが売り子になってのサービス
です。気さくですね。80才近くとは思えません! 髪もヒゲも
真っ白になりましたが元気、元気!
僕のCD,買ってってよ。妖怪の名前400以上覚えて僕の記憶
能力検定受けてみて! (この記憶能力検定は実際にあります!)
久々に聞く講談、浅草の一夜。帰り際招待してれた友人を誘い
寿司屋へ。ホンのお礼で軽く一杯。
ビールと講談は生に限りますねえ。
もっぱらラジオの世界のお話しか・・・。
それにしても歌舞音曲全般にお強いですよね。
東京に人って感じがします。ちょっと羨ましい気分でもありますね。
駿馬という言葉が生きている手ぬぐいのデザイン、とても粋であります。
柄、色ともに小粋で、思わずあらっと思ったほどでした。こんなものをお作りになるお友達がいらっしゃるというのも、またまた羨ましい。
ところで忘れておりましたが、お写真お方が“一鶴師匠”でらっしゃいますか?
とても矍鑠としてお元気そうですね。
かつて「ロッテ歌のアルバム」という番組でお馴染みでした玉置宏さんは、「一週間のご無沙汰でした」以上のご無沙汰で懐かしい存在です。
ラジオの演芸ものの司会ではお声を拝聴しますが、それ以外はお見かけすることもなく、特に地方に住んでいますと忘れられたお人です。
神奈川の何処かの席亭をしておられると聞いてはいたのですが・・・・。
来ております。あちこちで定席もあり、古典や
新作で活躍しているようですよ。
私の若い頃は、講談と言えば、歴史上の人物が
登場してくるのが一般的でしたが、落語同様
新作も人気を博しています。間垣平九郎や
田原籐太と言っても若いひとにはピンと来ない
でしょう。講談も落語も古典も昔は新作ですから、
それはそれで時代の要求で造り上げられていくの
だと思います。
手ぬぐいのデザインをした友人は30年来の
つきあいで同い年です。浅草の紙袋とか、
江戸の小物のデザインなどを生業としている
人間です。最近は目を患い細かい手仕事は
苦手になっているようで残念です・・
「番町でめあきめくらに物を聞き」なんて
いうくらいですから、なんとか頑張っていて
欲しいのですけど・・(今は差別用語なんで
すね。失礼しました・)
そうです、写真のヒゲの人物が田辺一鶴師匠
です。若いですよ。溌剌としています。
「ロッテ歌のアルバム」で有名でしたね、
玉置宏氏は。横浜にぎわい座という大衆演芸
振興を目的としたところの館長さんをまだ
勤めていらっしゃると思います。昔からの
大衆演劇に大変詳しい方です。
歌舞音曲ですかあ? はい、好きですね。
小唄や端唄、新内や都都逸などを習い、自分で
三味線を弾いて、芸者さんと遊ぶことが
出来たらどんなに幸せかと。江戸の商人達は
このように遊んだのかも知れないなあ、そう
いうつかの間の、豊潤な時間を過ごしてみたい
と夢に思っております。はは、あこがれです。
文人墨客の真似事をしてみたいですが、
教養も無くてはいけないし、筆も立たなくては
なりません。遠い世界の出来事ですね。
「フランスへ行きたしと思えども
フランスはあまりに遠し。
せめては新しき背広を着てひとり気ままなる
旅に出でてみん。」とかいう詩がありました。
そのような気分でございます。見果てぬ夢かと・・
非日常な世界に浸ってみたいものです・
-
とても雰囲気あって、お似合いです。
私はメタボリック云々を気にしなければいけないほどのデブですから、お洋服はあまりに合わないし、新しき背広などとてもとても・・・。
でもなんですか、勝手な想像ですけれど、全てにおいて『文人墨客』そのものって感じが致します。
文化文政期か寛政の改革のちょい前
あたりの江戸に漠然としたあこがれを
抱いております。
ところで、私が3年くらいまえから
お世話になっているHPがございます。
もうすでにご存知かもしれませんが
ぜひご参考までに寄り道して頂ければ。
お気に召すとよいのですが。
YAHOO で「江戸旧聞」で検索できると
思います。
現在は第34話くらいまで進んでいる
はずですが、制作者の方のあくなく向学心には
頭が下がります。
現在は「kyubun」でYAHOO のトップに出て
いまして64話まで進行していました。
訂正します。
ちょっとやそっとでは、見切れないので時折覗いてみることにしました。
ちょっとやそっとでは、作れないHPで、制作者さんの努力とご苦労が感じられます。
ネット上には“江戸”と名のつくものはごまんとありますので、こんな良いところに辿り着くのはなかなかですものね。
徳川家の霊廟シリーズがありまして、田舎ものにはちょっと面白く感じましたが、余所のHP上には有名な物故者のお墓巡りなどもあります。奇特というのか、丹念な性格でいらっしゃるのか愉快ですね。
また何かお教え下さいませ。