浅草フランス座演芸場・東洋館
お馴染みのヒゲの講談師田辺一鶴師匠のお弟子さん、
田辺駿之助が二つ目に昇進するというので、友人に
誘われ、お呼ばれで浅草は六区にある東洋館に行って
参りました。7時からの開演です。
ナマの講談を聞くなんてずいぶん久しぶりです。
何時以来でしょうか。 最後に聞いたのは「寛永三馬術」
だったかな。覚えていません。ちょっと楽しみですね。
友人と別の場所で待ち合わせ、そこからすぐの東洋館へ
行くと、まだ時間前だと言うのに入り口でお客さんが
並んでいました。
前から二番目の招待席なので、並ぶことなくそのまま
エレベータで4階へ。こじんまりとした劇場です。
着席して5分もするともう始まりました。
まず口開けは女流講談師の田辺一乃。弁慶と義経の
五条の大橋の出会いをさっとやって場を和らげます。
続いて、一龍斎貞秀が後を受けさらに場を盛り上げる。
さらに兄弟子の田辺南北が登場。このひとは口ヒゲを蓄え
昔の英語の先生、五十嵐新次郎みたい。
演し物は「力道山物語」。相撲をあきらめてプロレス
を始めてアメリカに渡り、日本でルーテーズと試合を
行うまでの出世物語。ここで、観客を二つに分けて
「フレー、フレー、リキドー!」、「フレー、フレー、
テーズ」と乗せまくり一気にムードを押し上げます。
バンバンバーン!と釈台でスリーカウントであります。
「岩石落とし」なんて久し振りに聞いたよ。
このあとは女流の手品、荒木 巴が登場しました。
軽い色物でお口直しです。
第一部の最後は大御所、田辺一鶴師匠。もう年令も80才
近くだというのに元気です。得意のネタ「東京オリンピック」
から入り、参加国名をアルファベット順にまくしたてます。
休むまもなく、今度は日本の妖怪と世界の妖怪が宇宙で
合いまみえるという 妖怪お化け軍談の修羅場へ。
北は北海道の妖怪から沖縄の妖怪の名前をバンバンバンと
まくし立て、休む間もなく今度は世界の妖怪の名前を国名
と共に矢継ぎ早やに読み上げて一気呵成。まるでお経のよ
うに聞こえます。その可笑しいこと。400種類とも600
種類ともあるという妖怪の名前。大した記憶です。御馴染
み妖怪講談の真骨頂!
もうこうなると完全なる田辺一鶴ワールド。観客はお腹を
抱え大爆笑でありました。
一鶴師匠、釈台を前に独特の風貌。妖怪も負ける存在感。
一息ついたところで、余興で東海道五十三次の宿名を
さっと諳んじてくれました。師匠いわく、「えー、こないだ、
あるところでこれをやったら、子供に、おじさん、逆から言える?
って言われちゃった(笑)癪だから今やってみます。」と今度は、
京都から江戸までの五十三次名をスラスラとやってのけます。
「出来たー!」と師匠がコブシを上げると場内は拍手の嵐!
笑いの嵐!
ここで一部が終了です。
お馴染みのヒゲの講談師田辺一鶴師匠のお弟子さん、
田辺駿之助が二つ目に昇進するというので、友人に
誘われ、お呼ばれで浅草は六区にある東洋館に行って
参りました。7時からの開演です。
ナマの講談を聞くなんてずいぶん久しぶりです。
何時以来でしょうか。 最後に聞いたのは「寛永三馬術」
だったかな。覚えていません。ちょっと楽しみですね。
友人と別の場所で待ち合わせ、そこからすぐの東洋館へ
行くと、まだ時間前だと言うのに入り口でお客さんが
並んでいました。
前から二番目の招待席なので、並ぶことなくそのまま
エレベータで4階へ。こじんまりとした劇場です。
着席して5分もするともう始まりました。
まず口開けは女流講談師の田辺一乃。弁慶と義経の
五条の大橋の出会いをさっとやって場を和らげます。
続いて、一龍斎貞秀が後を受けさらに場を盛り上げる。
さらに兄弟子の田辺南北が登場。このひとは口ヒゲを蓄え
昔の英語の先生、五十嵐新次郎みたい。
演し物は「力道山物語」。相撲をあきらめてプロレス
を始めてアメリカに渡り、日本でルーテーズと試合を
行うまでの出世物語。ここで、観客を二つに分けて
「フレー、フレー、リキドー!」、「フレー、フレー、
テーズ」と乗せまくり一気にムードを押し上げます。
バンバンバーン!と釈台でスリーカウントであります。
「岩石落とし」なんて久し振りに聞いたよ。
このあとは女流の手品、荒木 巴が登場しました。
軽い色物でお口直しです。
第一部の最後は大御所、田辺一鶴師匠。もう年令も80才
近くだというのに元気です。得意のネタ「東京オリンピック」
から入り、参加国名をアルファベット順にまくしたてます。
休むまもなく、今度は日本の妖怪と世界の妖怪が宇宙で
合いまみえるという 妖怪お化け軍談の修羅場へ。
北は北海道の妖怪から沖縄の妖怪の名前をバンバンバンと
まくし立て、休む間もなく今度は世界の妖怪の名前を国名
と共に矢継ぎ早やに読み上げて一気呵成。まるでお経のよ
うに聞こえます。その可笑しいこと。400種類とも600
種類ともあるという妖怪の名前。大した記憶です。御馴染
み妖怪講談の真骨頂!
もうこうなると完全なる田辺一鶴ワールド。観客はお腹を
抱え大爆笑でありました。
一鶴師匠、釈台を前に独特の風貌。妖怪も負ける存在感。
一息ついたところで、余興で東海道五十三次の宿名を
さっと諳んじてくれました。師匠いわく、「えー、こないだ、
あるところでこれをやったら、子供に、おじさん、逆から言える?
って言われちゃった(笑)癪だから今やってみます。」と今度は、
京都から江戸までの五十三次名をスラスラとやってのけます。
「出来たー!」と師匠がコブシを上げると場内は拍手の嵐!
笑いの嵐!
ここで一部が終了です。
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