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未来とロシェットにもご注目

2010-02-26 22:02:36 | その他
笑顔がまだあどけない。でも全米を代表する選手。長洲未来。

バンクーバー五輪の女子アイススケートはキムヨナの圧勝
でした。ウーム、あそこまで点差が開いてしまってはいかに
真央ちゃんといえど、逆転の金メダルはちょっと難しいかと
思ってはいましたが。口惜しそうでちょっと可哀相でした。

そこへもってきて、今日のキムヨナは完璧の出来上がり。
かたや真央ちゃんはトリプルアクセルを成功させるもエッジ
が氷にひっかかったり、とご本人も不満の残る本番でした。

どうもこれは、男子スケートの4回転を決めた選手が一位に
なれず、3回転をして綺麗にまとめた選手が優勝をするのと
同じような感じがしないでもありません。どういう点のつけ方
をするかもややはっきりしませんね。

ともあれ韓国初の金メダル獲得、という結果に。

で、こういうのを海外の新聞はどう見ているかというと、
西洋人独特の視点かどうか知りませんが、韓国は日本に
長い間支配されていた歴史があり、(今回は)日本に対して
鬱憤を晴らす絶好の機会で、単純な韓国人選手対日本人
選手同士の争いではない。国と国との争いなのだ、と。

韓国駐在の欧米ジャーナリストも「これはスポーツではない、
戦争なんだ」と。つまりそれほど韓国内ではとんでもない
大事件、それも国の威信がかかっている歴史的な出来事
なのだ、韓国には、日本の被支配者だったという負い目が
今でもあり、こういう時に反日的な感情が爆発する、そうです。

国の歴史から見ることの好きな西洋人の見方といえなくも
ありませんが、しかしながら、ともかくあれだけの重圧の
中で日本人女子の三選手は見事に滑りきってくれました。
初めて出たオリンピックで真央ちゃんは二位になったのだから
普通なら凄いニュースなんですけど。

一昔前なら女子スケートといえば、スイス、ドイツ、アメリカ
とか大体国が決まっていたもんです。それが今じゃ東洋の
選手、しかも今回の日本人女子は3人が立派な成績。
時代も変わるものです。

今日は日本国中でテレビの前で釘付けのひとが多かった
みたいです。やっぱり気になりますもんね。仕事どころじゃ
ないでしょう。

ところで、やはり海外のメディア、とくにアメリカのUSA TODAY
では長洲未来のことを取り上げていました。アメリカの選手です
からね、当たり前ですが。彼女の演技も生き生きしていました。
顔は日本人でもやはり表情やジェスチャーはアメリカ人です。

何でも彼女の日本人の御両親はロスの郊外で寿司屋さんを
経営しているのですが、今お母さんはガンを患っていて、その
お母さんのためにもメダルを取りたいの、と泣かせるコメントが
出ておりました。堂々としていたしまだまだ延びそうです。
末恐ろしい感じもします。未来が楽しみ、ナンテ。

またもっと感動的に書かれていたのは、三位入賞した地元
カナダのロシェット選手です。本番直前のお母さんの突然の死。
あまりにも突然すぎる死を受け入れることが出来ない精神状態で
の見事な三位入賞。普通なら気が狂うようなことなのに、それ
でも演技をすることを選び観客の期待に答える彼女の潔さ。

未来もロシェットもどちらも美談として取り上げられておりました。

日本と韓国のメダル争いの陰に隠れた、もっとスポットが当たって
も良いニュースではないかと。





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