ほぼ不定期日記

散歩ばかりしている男の嘘日記

よもぎ蕎麦に大根おろしを乗せて越前風年越し蕎麦の朝

2017年12月31日 | ぼくモライもん

午前7時に起床する 

空を薄雲が覆い尽くしている 

今朝も寒い! いや・・・もっとも寒い朝かもしれない 

いただいた秦野石庄のよもぎ蕎麦を茹でて大根おろしをたっぷり乗せて削り節と焼き海苔を散らす 

O 君にもらった蕎麦つゆをまわしかけ長ねぎと柚子皮を散し越前蕎麦風に良く混ぜてから手繰る 

これが今年最後の蕎麦となる 

昔から夜中の年越し蕎麦は喰わない主義だ 


ヨモギは身体を温めると聞いたことがあるのでそうなればこんなに有り難いことはない 

熱い麺を喰ったほうが温まるのではないか?とも思うが 

イヌイット・・・いわゆるエスキモーの方々はカチカチに凍ったアザラシの肉をそのまま喰うらしい 

冷たい肉を消化することで腹の底から体温が上がるという理屈らしいし 

それで古代より暮らしを営んできたのだとすれば間違っているはずもない 違いない 

それで思い出したのが冷たい温泉のことだ 

山梨の下部温泉にある冷たい温泉で良く信玄の隠し湯と呼んでいるのがこれで 

戦いで傷ついた武将や身体を痛めた金山の鉱夫が湯治に使っていたと伝えられている 

冷たい温泉というのは耳にするとおかしいけれど 

昔には冷泉とか鉱泉と呼ばれていたものは今ではそういうことは無くなって 

簡単に言えば自然に湧いたもので成分さえ揃っていれば皆温泉と呼ぶことになったのはご存知だとして 

その冷たい下部の湯に長い時間浸かっていると 

じわりじわりと体温があがってくるのがその湯の効能だと言われていて 

井伏鱒二も愛した下部温泉の源泉館という湯宿に泊まってみたいと思いながら 

いまだにその夢は叶っていないのが少し悔しい 

思えば還暦を過ぎ湯治というものにふさわしい爺になった 

井伏鱒二を気取って温泉旅館に長逗留して近くの渓流で釣りでもしようか? 

その場合は岩魚や山女魚ではなくウグイやアブラハヤあたりがふさわしいかな? 

今年最後の朝コーヒーを淹れて飲む 

今日も少し歩こう 


追記;午前8時50分 パラパラと音を立ててアラレが降ってきた 

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