午前5時半に起床する
いただいたアミタケの塩漬けは昨日の夜から水に浸して塩抜きしておいた
煮干しと昆布と宗田鰹の削り節で濃厚出汁を引き塩と味醂と醤油で味付けしたところに
塩抜きしたアミタケとスナップエンドウとパプリカを放り込みサッと煮て卵を溶き流したのを
茹でた蕎麦の上に煮汁ごとブッかけ青ネギを散らして手繰る
アミタケのつるりと滑らかな喉越しはナメコに似ているが
クニュッとする歯ごたえは他には例えようの無い心地良さがある
たいていのキノコには菌臭があるけれどアミタケには無い
深山の苔のようにどこでも清々しいだけだ
だからアミタケには澄まし汁が似合う
濃い目に引いた出汁の旨味と薄い塩味だけの汁で良いのではないかと思うほどだ
そういう意味ではジュンサイに似ているかもしれないが
ほんの少し青臭いジュンサイには赤味噌が良く合うと考えれば
アミタケのほうがより透き通った味わいだと言えるだろう
アミタケを食べたことが無い人に何も言わず
目隠しをしてアミタケを食べさせたら
いったい何だと思うだろうと考えたが・・・思いつかない
アミタケとはそういうキノコだ
とは言いながら自然に生えたアミタケをまだ見たことが無い
今度夏の終わりの信州に旅したらぜひ松林を這いまわって探してみようと思う
食後のコーヒを飲みながら教室用の膠が炊けるのを眺める
仕事の後に泉の森に寄ってみようと思う
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