HDR_nonbe

HDR写真 (ハイダイナミックレンジ写真)を中心に、ときどき(3DCG・建築パース・酒・サッカー・音楽・囲碁)など

デジタルとゆう手間のかかる作業。

2006年06月29日 22時27分35秒 | ■ HDR-multi shot
日刊デジタルクリエーターズ』とゆうメルマガを配信してもらっている。
今日の上原ゼンジさんの「デジタルか? アナログか?(その2)」は興味深い。
デジタル否定派に対する反論が骨子なのだが、まだフィルム旧勢力に対して弁明しなきゃならないんだろ~か。

 私は写歴は20数年とあまり長い方ではないのだがモノクロ現像焼き付けはそこそこできる。ブローニーもやったし立体物に乳剤を塗ってそこに焼き付けた事もある。

 でも、も~今はしない。したくない。ロランバルトの『明るい部屋』とゆう本を持っているが全部は読んでいない。タイトルに釣られて購入したからだ。"明るい暗室"があればと思っていたのが懐かしい。

 今は完全に明るい暗室だ。いまいちメカ的に理解できないのだがCFとかSDでデジイチ(デジタル一眼レフカメラ)から画像をPCに取り込み現像焼き付けするのが真っ昼間陽光がサンサンと降り注ぐアトリエなのだ。おかげさまで性格も明るくなった。(笑)

 修正の件であるがフィルム現像焼き付けの場合でも目で見たモノではなく意図的に脳で見たモノに近づけるために苦労する。記録重視の撮影でもつぶれてりゃまずいし白がかっとんでりゃ焼き込む。ましてやフィルターで紗をかけたり反射を押さえたりといろんなことをする。

 ところが電線を消すのがいけないらしい。シワを消すのがいけないらしい。撮った後にあおりや遠近感を増すのがいけないらしい。理不尽だ。



 画像は私の作品だが、結構有名なスポットだ。寡聞にして知らないだけかもしれないが、このアングルで撮ったフォトグラファーはいないのではないだろ~か。なぜならむちゃくちゃ電線だらけなのである。電線消しに3日もかかった。

 けど、けっこ気に入った作品になった。
デジタルはしこしこ手作業で手間がかかるものである。