ペンタックスが中判(本来は60mm幅のブローニーフィルムを使う)デジタルカメラを出した。昔同じ中判のブロニカで撮ってた身としてはその解像度に関する点だけ気になる。(笑)
フィルム時代ならばそのフィルムの大きさの違いだけでおおよその判断がついたのだがデジタルカメラは別だ。まさか60×45(mm)の撮像素子を搭載する訳にはゆくまい。あ、今サイト見たら「44×33(mm)のKodak社製高性能CCDイメージセンサー」って書いてた。んじゃ、画像処理エンジンでこねくりまわして昔の645(60×45(mm)のコマサイズからこの呼称がある)に匹敵する高画質画像をひり出すことになるんだろ。
4,000万画素だそ~だ。7,264×5,440(pix)。今現在当方で多用してるNikon D50が3,000×2,000(pix)の600万画素。
おそれいりこだしなう。←知ってるシトだけ笑うてください。
で、試しにそのペンタックス645Dを買うて高画質を確かめてみよ思たが、あいにく所持金がほんのちょっと足りない。
即断念。(笑)
ならばとこのブログでも間欠泉的にレポしてたPhotoZoom Proをしばきたおそやないかとゆう気になった。今までその用途や目的が(自分の中では)いまいち明瞭化されなかった高精細拡大ツールアプリ。貧相なAPSサイズのデジイチで最新鋭中判カメラに迫るとゆう野望は果たされるのか!?酒・寝・仕事・女以外の時間を激しく費やして検証してみた。
※画素、pix(ピクセル)等の関係がわからないシトは便宜的にpixが長さの単位で画素数が面積だと考えればわかりやすいかもしれません。
さっそく、
まずこれが元のテスト画像で3,000×2,000(pix)の600万画素。(アップ上の問題で横640pixにしてあるけど、話を進める上では問題ないと思う。)
上記3,000×2,000(pix)画像のうちの屋根瓦の部分640×640(pix)分を切り抜きしてきた。これが原寸である。(以下の画像はすべて原寸で表示する。)
このあたりの部位で検証してゆこうと思う。←肉じゃないっての
1.Photoshopのバイキュービック法-滑らか(拡大に最適)で元画像(3,000×2,000)を3倍に拡大して9,000×6,000(pix)の5,400万画素の画像を作り、比較部位あたりの640×640(pix)画像を切り出す。
Photoshop使いのシトならこのくらいは予想できてアンシャープマスクなどで補正してたと思う。つか、ふつー9,000×6,000(pix)5,400万画素の画像ってあんまし扱わないと思う。(笑)パース屋さんでも長辺が6,000pixもあればオッケ~。
さて、PhotoZoom Proであるが、以前PhotoZoom Pro 2を入手してちまちまテストしてたところ最近
PhotoZoom Pro 3とバージョンアップしたのが出てるではないか。
今回間に合わないので3はサイトから体験版をDLしてやってみる。ウオーターマークは無視してください。(笑)
2.PhotoZoom Pro 2のS-Spline XL方式で元画像(3,000×2,000)を3倍に拡大して9,000×6,000(pix)の5,400万画素の画像を作り、比較部位あたりの640×640(pix)画像を切り出す。
3.PhotoZoom Pro 3のS-Spline Max方式で元画像(3,000×2,000)を3倍に拡大して9,000×6,000(pix)の5,400万画素の画像を作り、比較部位あたりの640×640(pix)画像を切り出す。
エッジの切れといい面の諧調表現といい明らかに3は2より向上している。←あたりまえだ、のクラッカー(笑)
さっきのPhotoshopとこのPhotoZoom Pro 3を横に並べて比較してみよう。(モニター横1,600pixくらいに設定してサイトのウインドウを横にのばしてご覧ください。めんどかったら縦でも見てわかればええです。)
そ~と~違う。
これはPhotoZoom Pro 3にちょっと手を加えれば中判カメラに肉迫とまではいかないが皮迫ぐらいに迫れるのではなかろ~か。