ここんとこちょいと川ちゅ~か運河ちゅ~か家康はんが作らはったお堀に興味湧いて日本橋川に沿ってウォーキングしてる。
その川の上にもろに首都高が走ってるのは無粋だな~。
1964年の東京オリンピックに間に合わせよ~と用地買収の手間が無いお堀に造ったのだ。
そのせいで川は暗いわ橋は圧迫感あるわで困ったもんだ。
日本橋なんかはあの上の高速道路は絶対取っ払うべきだ。
ただ、写真的にはいろいろな屈折感を表現できておもろいっちゃおもろい。
で、その川にかかる橋にはほとんどホームレスのおっちゃんがおる。
橋の下ではなく(日本橋川は下に住むのは物理的に無理。土手が無いのだ。)橋の歩道の真ん中あたりだ。
今日江戸橋の真ん中で道路に背を向けて座ってなにかチラシのよ~なもの見てるホームレスのおっちゃんがおった。
ひどくやせ細ってて荷物も服も煤が油で固められたよ~に真っ黒。
彼が見てるチラシだかカタログのよ~な物がやけに色彩豊かなので川を写しながら近づいてこっそり見てみた。
どこかのデパートのクリスマスギフトのカタログだった。
オレに見られたのに気付いたのか彼はそれをゆっくりクシャ~ッとまるめた。
少し開いた過去の扉も再びその手で閉めてしまったのか・・・
オレは彼の横顔も見れずにその場を去った。
『過去も未来も流してゆく川』
NIKKOR 18-55mm F3.5-5.6、RAW×3→HDR。