1週間前には花盛りだった姫こぶし。
青い空にふんわりと浮かぶように
ほんのりピンク色の優しい花を
枝先にたくさん咲かせていたが
今週来てみるともう散り始めていた。
同じく先週は見頃だった陽光さくら。
今週にはすでにしぼみ始めていた。
こちらも先週一気に開花した赤葉さくら。
赤葉がまだ小さくて花の方が大きかったが
今週は遠目にも葉っぱの方が目立ってきて
花の存在感がめっきり薄れてきた。
まさに花の命は短くて儚い。
山庭ではこの季節
猛スピードで景色が移り変わっていく。
1週間経って来るたびに何かしらの変化がある。
まるで日替わり…いや週替わりメニューのようだ。(笑)
先週まで咲いていた花が終わっていたり
また新たな花が咲き始めていたり
木々の新芽や若葉が芽吹いていたりする。
その変化に一喜一憂しながら
春の山庭を歩き回るのが目下の私の楽しみ。
コロナの不安や痛ましいウクライナ紛争など
世の中暗いニュースが多く
気持ちが鬱々とする日々が続いているが
自然の中に身を置くと不思議なことに気分が晴れる。
おそらく自然には人を癒す力があるのだろう。
暗い方ばかりに目を向けずに
明るい光の射す方に向かって行きたいと切に思う。