お盆の頃になると、夕方にヒグラシの声が聞こえ出し
ああ、暑い夏ももうすぐ終わりだな…と少し切なくなる。
夏を謳歌する花たちにも残り少ない命の輝きを感じる。
今年も忘れずに、元気一杯に咲き出したハナトラノオ。
今年初めて咲いた黒褐色のタチアオイ。別名ホリホック。
にわとりの鶏冠のように見える、真っ赤なカンナの花。
春からずーっと長い期間、咲き続けている姫ヒマワリ。
常連のミツバチもずいぶん蜜を蓄えたことだろう。
アップで撮るとちょっと怖い感じのするブルーサルビア。
星のように可愛い花型が次々に咲くピンクのペンタス。
秋の七草のひとつ、オミナエシ。女郎花と書くと悲しい。
いかにも儚げにひっそりと咲いているのは夕霧草。
柔らかな花びらがふわ~っと咲くピンクのタチアオイ。
クシュクシュとお花紙を丸めたようなキレイな青のムクゲ。
一重の花もいいけど、八重の花びらは豪華に見える。
残り少ない夏を惜しむように限りある命を燃やす花々。
彼らが確かに生きた証しをここにとどめておこう。