コロナ対策の自粛生活が続く中
いつもと違う今年のゴールデンウィークが
ひっそりと昨日で幕を閉じた。
私は別世界のような自然に囲まれた山荘で
いつもと何ら変わることなく
庭仕事や趣味のステンドグラスの制作をしながら
静かにステイホーム週間を過ごした。
そんな中、毎年この時期、楽しみにしているワラビ採り。
先週行った時にはまだ少し早かったが
今回はぐんと大きくなって待ってくれていた。(笑)
我が家は昔からワラビ採りが好きな家族で
毎年春になるとお弁当を作って野山に出かけては
両親を始めとする家族全員が
目を血眼にしてワラビ採りに必死になっていた。(笑)
特に山育ちの私の母は人一倍山菜採りが好きで
96歳だった昨年もこの山荘に来て
近くの野山でワラビ採りを楽しんでいた。
その様子はこちら…。
でも今年は残念ながら山に来ることができない。
昨年11月から骨折で入院していて
今は自宅近くの老健施設でリハビリに励んでいるのだ。
でも、近々退院して自宅に戻ってくるらしい。
97歳にしてこの驚異的な回復力…恐るべしだ。(笑)
その母のDNAだろうか…私も山歩きが好きで
子どもが小さい頃には家族でよく県北の山に登っていた。
那岐山という標高1255mの山に登った時
山道で見かけた満開のサラサドウダンツツジの花の
あまりの美しさに目を奪われてしまった。
その感動が忘れられず山庭に植えたのが…
このベニサラサドウダンツツジ。
那岐山で見たのは花の先だけ紅色のサラサドウダンだが
苗木が手に入らなかったので仕方なく
この全体が紅色のベニサラサドウダンを買って植えた。
ちなみに漢字では紅更紗満天星と書くらしいが
無数の小さな可愛い花を星に例えると
なるほど…満天の星のように見えなくもない。(笑)
先日ご紹介したピンクオオデマリの蕾が開花した。
開花した花はこんな感じで…何と言おうか…(笑)
確かにピンク色は感じられるが…思ったほどじゃない。
全体が淡いベールに包まれたようで…はっきりしない。
パッと見は、何だかなぁ…正直そう思った。(笑)
でも、時間をかけてよ~く見ていたら…案外イケてる。
このほんのりした色合い…なかなか良いんじゃない?
私は嫌いじゃない…イヤ、好きかも…(笑)
不思議なことにどんどん見方が変わってきた。
何でだろう…?
人間の感覚ってホント当てにならないもんだねぇ~。
西日を浴びて咲くジャーマンアイリス。
次々に蕾が開き、見る見る花数が増えて来た。
黄モッコウバラも穏やかな西日を浴びながら
満開まであともう少し…とばかりに
休まず弛まずセッセセッセと花を咲かせている。
わき目もふらずひたすら花を咲かせる姿には
いくら仕事だとは言え、頭が下がる。(笑)
ホントにご苦労なことだ…。
「ボクも、西日を浴びながら…」
あ、ノラくん、居たの?もうそこは西日当たってないけど…(笑)
「わき目もふらず、ひたすら待っていますよ!」
でも、もう夕方の5時だよ!オジサンは?
「オジサンはボクを置いて、どっかに行ってしまいました…」
あ~、買い物に行ったんだね。
「ボクも、ご苦労なことでしょ、頭が下がりませんか?」
頭は下がらないけど…オジサンが居ないのなら
じゃあ、オバサンがご飯をあげるね。
「わ~い!焼きそばだ。ボクこれ大好き!」
そう、良かったね!昨日の残り物だけどね…(笑)
「あれ、もう無くなっちゃった…」
「オバサン!もう少し、おかわりもらえませんか?」
え~!まだ欲しいの?仕方ない…じゃあ、あげるよ!
「やった~!しめしめ…」
何?ノラくん、しめしめって…?
「ベ、別に、何にも…オバサン、気にしないで!」
え~、何か、気になるなぁ~。
そんな中、オジサンが買い物から帰って来た。
「あれっ!ご飯やって行ったのに…ノラ、また貰ったのかぁ~」
と、呆れ顔でノラを眺めるオジサン。(笑)
どうやら、買い物に行く前に早めにご飯をあげていたらしい
そんなことはおくびにも出さず
まだご飯をもらってないようなふりをして
ちゃっかりおかわりまでペロリと平らげたノラ。
何食わぬ顔でそそくさと帰って行った。
「しめしめ…」ってそういうこと?(笑)
ノラにゃんこにすっかり騙されてしまった…。
97歳にして驚異の回復力を持つ私の母
そしてオバサンを手玉に取るノラにゃんこ
どちらも恐るべしだ。(笑)