コロナによる自粛期間中に作ったガラスモザイクの鏡2点。
一つ目はこの作品。
ステンドグラスの残りガラスで
青、緑、黄、紫のグラデーションにしてみた。
周りの小さな四角いタイルは
100均ダイソーのガラスモザイクタイルなのだが
これが結構役に立つので重宝している。
大きさは縦30×横20cmほどの小振りな鏡だが
置き鏡としては手頃なサイズだ。
ちなみに鏡に写り込んでいるステンドグラスは
2015年に、このアトリエを夫が手造りで建ててくれた時に
私の強い希望で東向きに高い窓を作ってもらい
そこにはめ込んだ私のオリジナルデザインの作品で
朝日が射すと光り輝いてとても美しい。
もうあれから5年…月日が経つのは早いものだ。
そして二つ目の作品はこれ。
この鏡は縦60×横40cmほどの大きさで
かなり重量感がある代物なので
さて、どこにどうやって架けようか…と思案中だ。
ガラスモザイクの模様がわかりやすいように
鏡面を白抜きにしてみた。
これも全て残りガラスで、バックは以前作った網代ランプのもの。
渋くて趣きのある琥珀色のアンティークガラスなので
小さな破片までも勿体なくて捨てるには忍びなく
さりとて、余りにも小さすぎて活用法が見出せないまま
永らくとって置いた残りガラスがこうして鏡として甦った。
お花も小さな残りガラスをフュージングして作ったままで
今まで使い道が無かったものを総動員した。
地味なアンバーのバックに彩りを添えてくれ
ようやく日の目を見ることができたお花たちだ。
良く言えば、リ・ボーン(復活)だが
リ・サイクルとも言えるこういった活用法…私は好きだ。
どうも私は捨てられないタチ…いや、単なる貧乏性かも知れないが
おそらくガラスも喜んでいることだろう。
「実はボクも、貧乏性…なんです。」
エッ!ノラくんも、そうなの?
「はい、だって…こぼれたご飯が気になって…」
「あ、ここにも…」
「あ、あそこにも!…って」
「気になってしょうがないんです!」
そうだね、ノラくんも貧乏性…かもね!
「よし!これで全部キレイになった!」
でも、それは貧乏性と言うよりか、食いしん坊…じゃない?
「オバサン、それは…失礼ですよ!」
あ、ゴメンゴメン。気に障ったのなら謝るから…
そんなにムッとした顔しないで!(笑)