今年の秋はいつもより足早な気がする。
なぜなら、栗が…凄い勢いで落ちてくるからだ。
山庭を歩いていると、あそこにも…
ここにも…
イガがはじけて転がり落ちた栗が…
そこら中に散らばっているではないか!
ほんのわずかな時間、山庭を歩き回っただけで
ほら、この通り…みるみる栗でバケツが埋まっていく。
それが面白くて、先週末は朝に夕に
嬉しい悲鳴を上げながら、童心に帰って栗拾いに興じた。
その成果がこのハンパない量の栗だ。
たった2日間でこれだけの収穫量…って凄くない?
おまけに今年の栗は虫食いも少なく
大きさはマチマチだが結構大粒なのもたくさんある。
「へえ~、それは凄いですねぇ~」
あれ、ノラくん、そこはどこ?
「ここですよ、オバサンの好きな露天風呂の蓋の上…」
え~、何でそんな所に居るの?
「だって、ここ、メッチャ暖かいんです!」
そうか、朝風呂の温もりが蓋に伝わってるんだぁ~。
ノラくん、いいとこ見つけたね!
「まあね…ところで、オバサン、栗は食べられますか?」
うん、もちろん!秋の味覚だからね!
でも、生のままじゃあ、さすがのノラくんも食べられないよ。
「なあ~んだ、食べられないのか…、だったら興味なし!」(笑)
やっぱり、花より団子…のノラにゃんこ。
風呂蓋の上で気持ち良さそうに、寝てしまった。
山庭ではオジサンが大好きな焚火の真っ最中。
栗のイガを燃やしているらしい。
栗の木にはまだまだ実の入ったイガグリが見える。
それが、風が吹くたびに「ボテッ!」「ころころっ!」と
家の中でも聞こえるほどの大きな音を立てて
面白いように地面に転がり落ちてくる。
私たちはそれをただ拾うだけ…。
何ともありがたい秋の自然の恵みに感謝だ!
でも、来週にはもう全部落ちてしまっていることだろう。