昨日、私の趣味の陶芸作品を見て頂いたが
今日はもうひとつの趣味であるステンドグラスの
いちばん新しい作品を見て頂こうと思う。
これはチェスナットのランプ。
栗の葉をモチーフにしたデザインだ。
昨日はんだ付けが終わり、モールド型から外し
ランプ台の備前焼の壺に乗せてみた。
でも、まだ完成ではなく
あともう少し作業が残っているのだが
とりあえず灯りをつけて色合いを見ることにした。
お~、なかなかいい感じじゃない?
灯りをつけるとガラスの色合いが全く違って見える。
このオセアナガラスの色と質感が
紅葉した栗の葉の雰囲気によく合っていて
ほぼイメージ通りの出来具合だ。
角度を変えて見るとまた感じが違う。
ランプ台の備前焼の焼き色はこっちの裏の方が
紅葉の雰囲気には合ってるかも…。
ここまで来るのに約半年間かかっている。
型紙を切り、ガラスをカットし、ルーターで研磨し
ホイルテープで巻き、はんだ付けをするという
気の遠くなるような作業の連続なのだ。
若い時ならいざ知らず、こう歳をとってくると
集中力や根気があまり長くは続かない。
おまけに肩は凝り、腰は痛くなり、目も疲れてきて
さすがに長時間の作業は体にこたえる。(笑)
なので、あまり無理をしないように
マイペースで時間をかけてやっていくしかない。
でも、いくら時間がかかろうと、いくら疲れようと
こうして作品が完成に近づき
灯りにかざしてガラスの色合いを確かめる時の
言葉に表せないほどの感動と喜びは
それまでの苦労をいっぺんに吹き飛ばしてくれる。
だから、ステンドグラスはやめられない。(笑)