春のうららかな日差しを受けて
ほんのりピンク色した姫こぶしの花が開き始めた。
この花が咲くと「あ~春だなぁ~」と思う。
細い枝先にふんわりと浮かぶようにして
つぼみから満開まで、たくさんの花が咲いている。
遠くから見ても存在感のある大きくて個性的な花で
春の花木の中でいちばんの目立ちたがり屋かも知れない。(笑)
同じようなピンク色の花をつけて咲くハナモモ。
同じハナモモでもこんなに鮮やかな濃い色合いで
パッと華やかに咲いているのもある。
それに引き替え、目立たずそっと咲いているのが
楚々とした佇まいの白いプラムの花。
白い花と言えばユキヤナギ。
親株から株分けした子どもたちが
ガーデンのあちこちで元気に育っている。
春の花木には黄色い花をつけるのも割と多く
このサンシュユもそのひとつ。
そして、土佐ミズキ。
これもまた黄色い花のレンギョウ。
ここにも房状の黄色い花が…。
これは和風庭園によくあるヒイラギナンテン。
葉っぱのつき方がナンテンに似ており
葉の縁にヒイラギのようなトゲトゲがあることから
ヒイラギナンテンと命名されたというが…
実はメギ科の常緑低木なのだそうだ。
秋にはブルーベリーのような黒い実が成るが
残念ながら食べることはできない。(笑)
でも、黄色い花はまだ浅い春に元気を与えてくれる…
そんな気がして私は好きだ。
春の花木の花色はピンク系、白色系、そして黄色系と
実に様々な色合いがあることに気づく。
これも時間に余裕のある自粛期間の楽しみ方の一つだ。
おや、ノラくん、何を食べてるの?
「ボクも自粛期間にいろんなものを食べてみているんです!」
なるほど…ノラは時間に余裕があるものね。
ところで、それはビスケットだね!
「はい、これは美味しいです!」
次は何を食べているの?
「これは…何だか、わからないけど…あんまり…」
「オバサン、これは何ですか?不味いんですけど…」
あっ!それはお菓子の黒棒だね。(笑)
そんな甘いものをオジサンから貰ったの?
「あの~、ボク、これは好きじゃないです!」
あら、そうなの?
「いくら何でも食べると言っても…これはさすがに無理です!」
そうなんだぁ~。じゃあ、これはどう?
「あっ!これはとても美味しいです!」
でしょう? だってネコのおやつ「チュール」だもん!(笑)
「うわぁ~、ホントに美味しい!こんなの初めてだぁ~」
「もっと、貰えませんか? チュール!」
ダメです!もうおしまい!
「え~、そんなぁ~。自粛期間なのにぃ~?」(笑)
ノラくん、自粛期間の使い方を間違ってるよ!
食べ過ぎの方こそ自粛しなさい!(笑)