当地の梅雨入りはまだなのだが
先週に比べるとずいぶんアジサイが色づいてきた。
今いちばん美しいと思うのがこのアジサイ。
ミントグリーンから淡い水色へ
そして徐々に紫がかった青色へと
少しずつ花びらの色が染まっていく。
その移り変わる過程のどこをとっても美しい。
アジサイの魅力はこの花色の七変化と
梅雨期の雨に濡れた瑞々しい姿なのだが…。
梅雨入りはまだかなぁ~。(笑)
でもこの時期に咲いているのは
お馴染みのバラやアジサイだけではない。
ほとんど注目されることなくひっそりと咲いている
こんな花たちもいるのだ。
リクニス・コロナリア、別名フランネルソウ。
今まであまり取り上げたことのない花だが
とても丈夫な多年草で白い綿毛に覆われた
柔らかくて厚みのある葉が特徴だ。
もとは別荘のお向かいさんから頂いた一株が
今ではいろんな場所で咲いている。
よく見かける雑草のヒメジョオン。
いつも情け容赦なく引っこ抜いているが…(笑)
一体誰が雑草と決めたのだろう。
よく見れば、こんなに可愛い花なのに。
多肉植物で花火のような花を咲かせるマツバギク。
この花もあまり注目されないけれど
いつの間にかどんどん増えて広がっていくので
グランドカバーとして重宝している。
そして毎年必ず姿を見せる宿根草のアスチルベ。
赤い花よりも一足早く白い花が咲き始めた。
この花も地味であまり目立たないが
しっとりと落ち着いた大人の美しさがある。
どんな人間にもそれぞれの良さがあるように
たとえ雑草であっても
いくら地味で目立たなくても
どんな花にもそれぞれの美しさがある。
この花たちを取り上げてみて
改めてそのことに気づき
バラやアジサイにばかり目を向けていた自分を
ちょっぴり反省したのだった。(笑)